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拾い読み★2011-259≪コラム記事≫

2011年09月20日 20時13分31秒 | マリーンズ2011~15
ロッテのフロント幹部解任 球界再編の序章


<分裂していた球団内部>
 単なるフロント幹部2人の辞任劇ではとどまらない。
 ロッテが18日、瀬戸山球団社長と石川球団運営本部長の辞任を発表したことだ。
「辞任」は無論、表向きのことで、実質的にはクビ。親会社のロッテ本社筋はすでに、8月中頃から瀬戸山、石川両トップの処遇を内々で検討していたといわれる。
 球団関係者がこう言った。
「今月(9月)に入ってから、ある球団職員が瀬戸山球団社長から来季の人事に関する打診を受けていた。仮に8月に瀬戸山さんが辞任する意向を固めていたのなら、自らそんな指示はしない。社長は石川本部長にも来季に向けての補強、人事刷新を指示していましたからね。今回の突然の辞任劇は実質球団の経営権を握る重光昭夫オーナー代行がこれまでの2人の動きを調査したうえで、解任したとみるべきです」
 瀬戸山球団社長は04年にロッテの球団代表に就任。最大の役割は球団の財政健全化だったといわれる。以後、石川球団運営本部長らを加えながらチーム運営の指揮を執ってきた。ここ数年はチームの生え抜き、スター選手を次々に放出して赤字削減に躍起になる一方、自らが09年に迎え入れた井口を重用する人事を露骨に敢行。この結果、球団内部は「瀬戸山派」、「反瀬戸山派」と真っ二つに分かれていた。
 今回は瀬戸山球団社長の強引な手法に不満を募らせていた反瀬戸山派をオーナー側が支持。これが「クーデター」につながったとみられている。
 とはいえ、今回の人事、球団内部の派閥抗争では終わらない。親会社のロッテが球団経営からの撤退、つまり「身売り」を視野に入れていると噂されているからである。






阪神・鳥谷、流出懸念なくなった!ロッテ獲得どころではなく…


 今季FA権を取得した鳥谷敬内野手(30)の引き留めがオフの課題となる阪神。貴重な生え抜き野手の確保に向けて風が吹いてきた。同選手の獲得に興味を示していたロッテの“政変”により、くすぶっていたロッテへの流出懸念はひとまず払拭の気配だ。
 21安打12失点で大敗した19日の広島戦でも、ただ一人、3安打と気を吐いた鳥谷。打率を・295まで上げ、2年連続の3割クリアも視界に入るほか、出塁率・382はリーグトップだ。
 「チームが勝つためにやっているから…」と言葉少なだが、オフにFA権行使の行方が注目されるだけに、チームの不調にかかわらず個人記録もおろそかにできない。
 鳥谷がFA権を取得してすぐに阪神球団が話し合いの場を設け、引き留めに動きだした。これには鳥谷も「そういう風に思ってもらえることは、幸せなこと」と語っていたが、阪神にとっては他球団への流出の可能性を警戒しなければならないのも確かだ。
 そうしたなかで、阪神球団には鳥谷残留に向けて“風”が吹いてきた。
 ロッテの瀬戸山隆三球団社長と石川晃球団運営本部長の2トップが辞任することが発表されたが、「瀬戸山-石川」体制が崩れたことは鳥谷のオフのFA去就とも無関係ではなさそうだからだ。
 「生え抜きのサブロー(大村三郎)を放出した揚げ句、オフに向けて福浦、渡辺俊、里崎、大松までもトレードの俎上にあげていた戦略が、とうとう重光オーナー代行の逆鱗に触れた。鳥谷のマネジメント事務所は、石川本部長の息が吹きかかっており、オフに鳥谷を狙っていたのも確か。だが、フロントの体制が変われば、鳥谷の獲得どころではなくなるだろう。韓国ロッテの李大浩内野手の獲得の方に比重がかかることになるだろうから」と球団関係者。
 ロッテの井口を慕う鳥谷とはいえ、かといって同じチームでプレーしようというほど単純なものでもないだろうし、球団フロントとのコネが薄くなれば、ロッテへの流出の目は大きく後退する。阪神にとっては歓迎の流れだ。






「最後まで諦めない」ロッテ 逆襲の鍵を握る新戦力
*携帯公式サイトのコラムと同じものです。


■ベテラン・渡辺俊の“決意表明”
「僕たちは最後の最後まで諦めずに戦っていきます」
 9月11日、本拠地・QVCマリンで行われた福岡ソフトバンク戦。ヒーローインタビューに立った渡辺俊介は最後をこう締めくくった。
 8月下旬から4連敗、6連敗となかなか勝利に結びつかない厳しい戦いが続いていた千葉ロッテ。11日の試合、先発マウンドに立った渡辺俊が福岡ソフトバンク打線を抑え続けると、6回には2死から1番・伊志嶺翔大がライト前ヒットで出塁。すかさず盗塁を決め、続く2番・岡田幸文の打球は高く跳ねて二塁ベース後方へ。伊志嶺は俊足を飛ばし二塁から一気に本塁を狙い見事生還。相手先発・攝津正から待望の先制点を奪い取る。
 援護を受けた渡辺俊は相手の反撃をかわしながら8回までマウンドに立ち続け、最後は守護神・薮田安彦が締め1対0と接戦を制した。
 2日前の福岡ソフトバンクとの3連戦初戦には上野大樹、薮田の投手リレーで2対0で勝利。ともにシャットアウト勝ちと投手陣の奮闘で約1カ月ぶりのカード勝ち越しとなった。
 渡辺俊の試合後の言葉は、勝利を信じて応援を続けるファンに対する、終盤の戦いへの決意表明となった。
■プロ5年目の角中、3年目の木村ら新戦力が台頭
 苦しい状況は続いているが、2軍から昇格してきた新戦力が終盤のスパートに向けて加わった。
 打線ではプロ5年目、角中勝也の急成長が著しい。5月に一度1軍に昇格するも、結果が残せず2軍落ち。その後2軍で打率が3割を超えるなど調子を上げていき、8月に再昇格を果たした。
 スタメン出場となった8月21日の埼玉西武戦で西口文也から今季初安打を放つと、そこから安打を量産。8月28日のオリックス戦ではチームタイ記録となる5打数5安打の固め打ち。9月10日にはクリーンアップの一角にも名を連ねた。
 ダルビッシュ有(北海道日本ハム)、田中将大(東北楽天)、杉内俊哉(福岡ソフトバンク)らパ・リーグを代表する投手から安打を放つ活躍を見せるなど、昨年は1軍でノーヒットに終わった男が大きく躍動している。
 投手陣ではプロ3年目、2008年ドラフト1位の木村雄太が8月24日に初の1軍昇格。同日行われた福岡ソフトバンク戦の7回に登板。2死から松中信彦に安打を許したが、1回を投げ2奪三振と上々の1軍デビューを飾った。
 木村はその後も着々と結果を残しつつある。中継ぎ陣の大黒柱として投げてきた伊藤義弘が戦線離脱した現在、新たな中継ぎ陣の一角として、今後の反撃の鍵を握っている。
 昨年はシーズン最終盤、1つでも負けたらBクラス決定という壮絶なプレッシャーの中、本拠地3連戦をすべて勝利しクライマックスシリーズに進出。その勢いで日本シリーズ制覇まで一気に駆け上がった。今年も大混戦の様相を呈しているパ・リーグ。希望の光は、まだついえてはいない。






金泰均「日本では野球の面白さを感じることができなかった」(1)
金泰均「日本では野球の面白さを感じることができなかった」(2)


 日本から戻った金泰均(キム・テギュン、29)が古巣ハンファ・イーグルスへの復帰を宣言した。金泰均は今季後、フリーエージェント(FA)資格で国内のどの球団とも契約できる。しかし金泰均は交渉を始める前から行き先をハンファに決めた。
金泰均が韓国に戻ってくると、ハンファは「必ず金泰均を獲得する」と宣言した。ハンファ以外のチームも金泰均獲得に関心を見せた。このため金泰均はどの球団に行くとしても、歴代最高の待遇を受けるはずだという声が出ていた。
金泰均はこうした雰囲気に大きな負担を感じていた。先週末に大田(テジョン)で会った金泰均は「条件に関係なくハンファに行く。他の球団と接触しながら比較したりはしない。日本から戻った理由はハンファでやりたいため」と語った。
--交渉が始まる前からハンファが最高待遇をするという話が出ている。
「ハンファに戻りたい。千葉ロッテを退団することになって、私はすぐにハンファに行きたいと話した。それだけは間違いない。したがってハンファと交渉するつもりはない。私は2年前にFA資格を得た時、『海外に進出しないならハンファに残る』と話していた。その延長線上で行く。古巣チームであり、自分を育ててくれたチームだからだ。もしお金の欲があるのなら、国内復帰と話していたはずであり、ハンファ復帰とは言わなかっただろう。ハンファと他のチームがマネーゲームをするのは望まない。私はハンファに行きたいので」
--ハンファが提示する条件が期待より低くても、そのまま契約するつもりか。
「お金に欲があるのなら韓国に戻っていないだろう。それについては何の考えもない。私が歴代FAで最高待遇を受ける資格があるかどうかは分からない。日本で成功していないので、2年前の価値より落ちることもあると思っている。条件に関係なくハンファと契約することになるだろう」
--必ずハンファに戻らなければいけない理由は。
「日本で苦労しながら野球をし、激しく孤独を感じた。同僚と笑って騒ぎながら一緒に野球をする面白さを感じることができなかった。ハンファでは楽しみながら自分の野球をした。それで帰りたいと思った。それがお金をより多く受けることよりも大切な価値だと考えた」
 --日本を離れたことについて何度も尋ねられたと思うが。
「千葉ロッテ退団を発表した後は大変だった。契約期間を満たせず帰ることになり、ロッテ球団とファンに申し訳なかった。けがのため1カ月以上もチームの力になれなかったため退団すると言った。今年の残余年俸も受ける考えはなかった。しかし球団は来年の契約を解約し、今年までは年俸を渡すと言ってくれた。球団とはよい関係で別れた。ところが日本で悪意的な記事がずっと出てきたし、それが韓国にも伝えられた。契約当事者はうまく終わらせたのに、正確な事情も知らずにやり過ぎだと思った」
--日本の人々は「地震のため契約を放棄した」という言葉に引っかかるようだ。
「それは鶏が先か、卵が先かという問題のようだ。地震が直接的な理由ではない。3月の日本大地震のため、つらかったのは事実だ。何よりも妻の体の中には新しい生命が育っていて、気になってどうしようもなかった。そういう負担と不安を抱いて野球をし、手首と腰を痛めた。5月以降は打撃の調子も落ちた。多くの年俸を受ける外国人選手としてチームに役立てず申し訳ないという気がした。韓国も外国人選手が受ける金額ほど活躍できなければ冷たい視線を向けて放出する。自分がチームを離れるのが、自分にもチームにも良い選択だと考えた。球団と私の利害関係が一致したのだ。そうでなければ球団は残余年俸まで渡して私を送り出すだろうか」
--契約解約後は非難に苦しんだようだ。後悔はなかったか。
「ある程度は予想していたし、十分に覚悟していた。朴賛浩(パク・チャンホ)先輩や李承ヨプ(イ・スンヨプ)先輩は『金泰均の選択だから尊重する』と言ってくださった。先輩たちは外国人選手としての苦労をよく知っているのでそう話したと思う。本当に有難かった。しかし状況をよく知らない人たちは強く非難した」
--どんな非難に傷ついたのか。
「これから日本に進出しようとする後輩の道をふさいだ、韓国を代表する選手としての態度ではない、などという声を聞いた。後輩の前途をふさいだという言葉は少し悔しい。日本ではそう考えていない。チームにいる間、最善を尽くしたし、球団と契約をきれいに整理して出てきた。国家代表ユニフォームを着た時は何よりも大韓民国が優先だ。しかし千葉ロッテのユニフォームを着たのは契約関係に基づくものだった。外国人選手としてチームに迷惑をかけないラインで自分の道を選んだ。自分にとっては、楽しく野球をし、家族を守ることが、何よりも重要だった」
--最近はどう過ごしているのか。体調はどうか。
「大田(テジョン)で過ごしながら運動をしている。先日ボクシングを始めた。全身の力を使う練習になり、体力を高めるのにとてもいい。ウェイトトレーニングと登山もしている。技術練習はキャッチボールを始めた程度だ」
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