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備忘録【8/21】 VS ソフトバンク ≪30勝22敗2分≫

2020年08月22日 07時02分39秒 | マリーンズ2020
≪2020/8/21≫

【ロッテ7―3ソフトバンク ( 2020年8月21日 ZOZOマリン )】

ロッテ50年ぶり8月単独首位!前回1970年はリーグV 角中が本能のV撃「打っちゃってました」
 これが首位打者を2度獲得した男の本能か。ロッテ・角中は初球を見送るつもりだったが、体が自然と反応した。同点の6回2死一、二塁でサブマリン・高橋礼のシンカーをはじき返した。
 「アンダースローは打席であまり見ないので、1球見てと思っていた。全く打つつもりはなかったけど、気がついたら打っちゃっていました」
 タイミングは完璧。打球はきれいなライナーで中前へ抜けた。二塁から安田が激走する。「あの当たりでホームに還れなかったら後で説教しようと思っていた」。そんな思いも届いた。

 同率首位だったソフトバンクに対し、これで引き分けを挟み4連勝を飾った。13年以来7年ぶりのパ30勝一番乗り。さらに73~82年に実施された前後期制を除けば、8月以降の単独首位はパ・リーグを制覇した70年10月23日以来、実に50年ぶりだ。開幕が遅れ、11月上旬まで続くシーズンとはいえ、2位、3位からの「下克上」でいずれも日本一に輝いた05、10年も8月中には一度も単独首位に立てなかった。
 ただ、殊勲の角中は「自分は昨日から単独首位だと思っていた。選手なんてそんなもの。目先の勝利とシーズンが終わったときに一番上にいることだけを考えている」と天然ぶりを発揮。ロッカールームでは隣の安田をいじるのが日課だ。「厳しい言葉を投げ掛けて、メンタルを鍛えてあげているんです。真の4番にするために」と笑った。
 将棋に例えるならば豪快な攻撃力を誇る安田が「飛車」で、巧みな斜めから攻め込む「角行」こそが角中だ。力と技の融合は打線の破壊力を大きく増す。今季最多の貯金8に「17残塁と多かったけれど、打線がつながった」と井口監督。毎回の14安打が、半世紀ぶりに壁をぶち破った。(横市 勇)

 ▽1970年のロッテ 濃人渉監督が率いて80勝47敗3分け。2位・南海に10.5ゲーム差の大差をつけて10年ぶりのリーグ優勝を果たした。木樽正明が21勝、防御率2.53でMVP。成田文男が25勝で最多勝に輝いた。打線ではアルトマン、ロペスの両助っ人に2年目の有藤通世がリーグ6位の打率.306で25本塁打、80打点。チーム打率.263もリーグ1位だった。日本シリーズはV9時代の巨人に1勝4敗で敗退。


ロッテ4連勝!リーグ30勝一番乗りで単独首位浮上 敗れたソフトバンクは3位転落
 ロッテ―ソフトバンクの首位攻防戦は、ロッテが14安打7得点でソフトバンクに競り勝って4連勝を飾り、リーグ30勝一番乗りで単独首位に浮上した。先発の石川が7回105球を投げて、4安打3失点で今季4勝目をマークした。ソフトバンクは3連敗で3位に転落した。
 ロッテは0-2の3回1死一塁から安田の左中間への適時二塁打で1点差に追い上げると、4回には1死満塁でマーティンの左犠飛で同点に。続く5回先頭の井上の12号ソロで勝ち越しに成功した。しかし6回に柳田の1発で再び同点にされたが、その裏に2死一、二塁から角中の中前適時打で再び勝ち越し。7回にはマーティンの中犠飛などでリードを3点に広げた。8回にも中村奨の中前適時打で7点目を挙げた。
 先発の石川が降板後は、8回は東妻が無失点に抑えると9回は小野が試合を締めた。
 ソフトバンクは先発の東浜が5回132球を投げて、9安打3失点も勝ち負けつかず。2番手で登板した高橋礼が勝ち越しを許し、チームは3連敗となった。


ロッテ・石川、制球抜群4勝 柳田の一発には「あれはヤバい。防ぎようがない」
 ロッテの石川が7回4安打3失点で今季4勝目を飾った。6・19開幕戦の再戦となった東浜との投げ合いを制した。
 「別に投手と勝負するわけではないので…」と言うが、立ち上がりから直球が走り、制球ミスも少なかった。1点リードの6回には柳田に内角直球を投げ込んで同点ソロを浴びたが「あれはヤバい。防ぎようがない」。開幕から6試合連続で白星に恵まれなかったが、これで自身4連勝。名前の「歩」の通り、一歩ずつ勝ち星を積み重ねている。


ロッテ井上 バックスクリーンへ豪快12号!8試合ぶり一発「決まり手?寄り切りです」
 ロッテ・井上が8試合ぶりの12号ソロを放った。
 2―2の5回、先頭で打席に入ると、1ボール2ストライクから東浜の143キロを豪快にバックスクリーンへ運んだ。
 「打ったのはストレートです。チャンスを2回つぶしていたので、この打席は何とかしたいと思っていたところで、打つことができて良かったです。決まり手?寄り切りです。ごっちゃし!」
 井上は初回1死満塁で遊ゴロ併殺、3回1死二塁でも遊ゴロに倒れていた。


ロッテ「70周年チャンピオンシリーズ」グッズを受注販売 オリジナルグローブなど
 ロッテはマリーンズオンラインストアで22日から30日まで「70周年チャンピオンシリーズ」グッズの受注販売を実施する。「70周年チャンピオンシリーズ」は球団設立70周年を記念して、1950年・1974年・2005年・2010年と日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当て、70年間の歩みを振り返るイベント。
 主なグッズは次の通り。70周年記念オリジナルロッテオリオンズグローブ、価格6万6000円(税込)、仕様:右投げ用、左投げ用。1974CHAMPIONグッズプルオーバーパーカー:5800円。1974CHAMPIONTシャツ:3500円。1974CHAMPIONキャンパストート:2000円。全選手対応ロッテオリオンズクールマスク:1600円。全選手対応ロッテオリオンズネーム&ナンバーTシャツ:3500円。Bigバブルガム坊やTシャツ:3200円。ひょっこりバブルガム坊やTシャツシャツ:3900円。

 10月下旬頃の届けを予定している。球団広報室は「70周年チャンピオンシリーズグッズは販売開始日である8月22日のソフトバンク戦に開催される70周年チャンピオンシリーズイベントと連動して1974年の日本一に関連したグッズを多くラインナップしています。当日は1974年当時のメンバーである有藤通世氏、山崎裕之氏、木樽正明氏、村田兆治氏の4名による1974年日本一ペナントのお披露目セレモニーや村田兆治さんが始球式を務められるなどのイベントが行われます」とアピールしていた。

(以上 スポニチ)



ロッテ50年ぶり8月単独首位 70年メンバーは?
逆転のロッテが50年ぶりの8月単独首位に立った。ソフトバンクとの首位攻防戦で連日の劣勢をひっくり返し、14安打7得点の快勝。4番安田尚憲内野手(21)が適時二塁打で反撃ののろしを上げ、5番井上晴哉内野手(31)にバックスクリーン弾が飛び出し、最後は6番角中勝也外野手(33)が決めた。1分けを挟んで4連勝で、貯金は今季最多の8に伸びた。

角中は思わず振り抜いていた。同点に追いつかれた直後の6回2死一、二塁。サブマリン高橋礼の外角低め113キロを中前に落とした。「普段見ないアンダースローなんで、とりあえず1球見ようと思ったんですけど。タイミング合ってんなーと思って、気付いたら振り終わってました」。想定外? の初球打ちを殊勲打にしてみせた。
打棒とともに角中節も健在だった。二走は前夜決勝の場面で代走を出された安田。「あの当たりでホームにかえれなかったら後で説教しようと。ちゃんとした4番にするために、普段から自分らが鍛えてます」。21歳らしい滑り込みで余裕のセーフだった若武者を、愛あるいじりで迎えた。

じわじわと着実に攻め立てた。3割をゆうに超える打者はいないが、線となり4度満塁をつくった。井口監督は「戦略として球の見極めに力を入れている。それができている」とうなずく。14安打に加えて四死球10個。新スピードスター和田が出て、2番中村奨が得点圏へ進ませる。安打のなかった3番マーティンも2本の犠飛で2打点を挙げるなどし、打点は2番から6番全員に付いた。今年と同じように1番荻野が7月に離脱した18年は、夏からずるずる失速した。レアードがいない。種市もいない。西野も田中もいない。でも今夏は主力の不在を感じさせない。
初回の攻撃は3日連続でゲッツーだった。それでも巻き返せる地力がある。1分けを挟み4連勝で、7年ぶりのリーグ最速30勝に到達。例年と試合消化数の割合こそ違うが、前後期制の73年から82年を除き、リーグ優勝した1970年以来の8月単独首位となった。

よど号ハイジャックに大阪万博、2度目の安保闘争-。選手はもちろん、1軍首脳陣も吉井投手コーチ以外は生まれていない。浮かれることもない。「選手は多分、そこまでうれしいとかはない。何なら僕は、昨日の時点で単独首位だと思ってました。選手は意外とそんなもんです。目先の勝利と、終わった時に一番上にいること。それだけ考えてやってます」と角中。まだまだ日差しも強い8月。一番「熱い」夏はこれからだ。【鎌田良美】

50年前、1970年のメンバーは以下の通り。
監督 濃人渉(80勝47敗3分)
1(一)榎本 喜八(.284、15本)
2(中)池辺  巌(.274、22本)
3(右)ロ ペ ス(.313、21本)
4(左)アルトマン(.319、30本)
5(三)有藤 通世(.306、25本)
6(二)山崎 裕之(.247、25本)
7(捕)醍醐 猛夫(.242、5本)
8(遊)千田 啓介(.226、1本)
9(投)成田 文男(25勝8敗)


ロッテ50年ぶり8月単独首位、想定外?角中決めた
逆転のロッテが50年ぶりの8月単独首位に立った。ソフトバンクとの首位攻防戦で連日の劣勢をひっくり返し、14安打7得点の快勝。4番安田尚憲内野手(21)が適時二塁打で反撃ののろしを上げ、5番井上晴哉内野手(31)にバックスクリーン弾が飛び出し、最後は6番角中勝也外野手(33)が決めた。1分けを挟んで4連勝で、貯金は今季最多の8に伸びた。
   ◇   ◇   ◇
角中は思わず振り抜いていた。同点に追いつかれた直後の6回2死一、二塁。サブマリン高橋礼の外角低め113キロを中前に落とした。「普段見ないアンダースローなんで、とりあえず1球見ようと思ったんですけど。タイミング合ってんなーと思って、気付いたら振り終わってました」。想定外? の初球打ちを殊勲打にしてみせた。
打棒とともに角中節も健在だった。二走は前夜決勝の場面で代走を出された安田。「あの当たりでホームにかえれなかったら後で説教しようと。ちゃんとした4番にするために、普段から自分らが鍛えてます」。21歳らしい滑り込みで余裕のセーフだった若武者を、愛あるいじりで迎えた。

じわじわと着実に攻め立てた。3割をゆうに超える打者はいないが、線となり4度満塁をつくった。井口監督は「戦略として球の見極めに力を入れている。それができている」とうなずく。14安打に加えて四死球10個。新スピードスター和田が出て、2番中村奨が得点圏へ進ませる。安打のなかった3番マーティンも2本の犠飛で2打点を挙げるなどし、打点は2番から6番全員に付いた。今年と同じように1番荻野が7月に離脱した18年は、夏からずるずる失速した。レアードがいない。種市もいない。西野も田中もいない。でも今夏は主力の不在を感じさせない。
初回の攻撃は3日連続でゲッツーだった。それでも巻き返せる地力がある。1分けを挟み4連勝で、7年ぶりのリーグ最速30勝に到達。例年と試合消化数の割合こそ違うが、前後期制の73年から82年を除き、リーグ優勝した1970年以来の8月単独首位となった。

よど号ハイジャックに大阪万博、2度目の安保闘争-。選手はもちろん、1軍首脳陣も吉井投手コーチ以外は生まれていない。浮かれることもない。「選手は多分、そこまでうれしいとかはない。何なら僕は、昨日の時点で単独首位だと思ってました。選手は意外とそんなもんです。目先の勝利と、終わった時に一番上にいること。それだけ考えてやってます」と角中。まだまだ日差しも強い8月。一番「熱い」夏はこれからだ。【鎌田良美】

▽ロッテ安田(3回に適時二塁打)「追い込まれていたので、何とか食らい付いていった結果がヒットにつながってくれたと思う」

ロッテ井上(5回、バックスクリーンへ12号ソロ)「チャンスを2回つぶしていたので、何とかしたかった。決まり手? 寄り切りです。ごっちゃし!」


ロッテ7年ぶりパ30勝一番乗り 逆転もリーグ最多
ロッテが17年9月3日日本ハム戦以来の毎回安打を放ち、13年以来7年ぶりのパ・リーグ30勝一番乗り。
ソフトバンク戦は6月20日の2回戦から○○○△○○となったが、このカードで5連勝したのは12年5~9回戦以来になる。前日20日に続く2点差逆転勝ち。今季の逆転勝ち16度は、西武の14度を上回り両リーグで最も多い。


ロッテ石川4勝「柳田の打席やばかった」被弾も粘投
ロッテ石川歩投手が7回3失点で自身4連勝の4勝目を挙げた。
ソフトバンク中村晃と柳田に被弾したが、粘った。先発した10試合すべてで6回以上を投げている。
3日連続の連投をさせない投手起用の中、2連投していた唐川とハーマンを休ませ、4点差で守護神益田の温存にも成功。「神経を使いました。柳田の打席はやばかった」と言いながら、開幕戦で投げ合った東浜との再戦を白星で飾った。


ロッテ設立70周年記念グッズ受注販売、22日から
ロッテは21日、オンラインストアで「70周年チャンピオンシリーズ」グッズの受注販売を22日から30日まで実施すると発表した。
球団設立70周年を記念して、日本一になった1950年、1974年、2005年、2010年の4シーズンに焦点を当てた同シリーズ。主なグッズは以下の通り。

◇70周年記念オリジナルロッテオリオンズグローブ(右投げ用、左投げ用)
◇1974CHAMPIONグッズ プルオーバーパーカー
◇同Tシャツ
◇同キャンパストート
◇全選手対応ロッテオリオンズクールマスク
◇全選手対応ロッテオリオンズネーム&ナンバーTシャツ
◇Bigバブルガム坊やTシャツ
◇ひょっこりバブルガム坊やTシャツ
その他商品や詳細は公式ホームページまで。

球団広報室は「販売開始日である22日ソフトバンク戦の70周年チャンピオンシリーズイベントと連動して、1974年の日本一に関連したグッズを多くラインアップしています。当日は当時のメンバーである有藤通世氏、山崎裕之氏、木樽正明氏、村田兆治氏の4人による1974年日本一ペナントのお披露目セレモニーや、村田兆治さんが始球式を務められるなどのイベントが行われます」とアピールした。

(以上 日刊)



【ロッテ】パ30勝一番乗りで単独首位 8月では50年ぶり
 これが好調なチームの勢いか。角中のバットは思わず、初球に反応した。「アンダースローは普段見ないので、まずは1球見て。全く打つ気なかったけど、気づいたらタイミングが合ってて振っちゃってました」。同点の6回2死一、二塁。高橋礼の初球をセンター前へと運んだ。二塁走者・安田がスタート良く激走し、勝ち越しのホームイン。その後3点を追加し、同率首位に並んでいたソフトバンクを下して、単独首位に躍り出た。今季は開幕が6月にずれ込んだものの、ロッテが8月以降で単独首位となるのは1970年以来(73~82年の前後期制を除く)50年ぶりの快挙。50試合以上を消化しての単独首位は2013年以来だ。

 1分けを挟んで4連勝。昨季日本一のソフトバンクにも、1分けを挟んで5連勝。リーグ一番乗りで30勝到達と、ロッテ旋風が止まらない。実は、総得点は242点、失点は245点で、得失点差はマイナス。それでも首位に立つ。その理由は1点差ゲームを12勝5敗と制しているような粘り強さにある。

 角中は「勝ってるからチームの雰囲気は悪いわけないですよ」と話す。首位打者2度のプロ14年目は、3年目の4番打者の教育係も買って出る。ロッカーが隣の安田に時には説教。「あえて上の選手がたくさんキツい言葉をかけて、メンタルを強くしています。本当の4番にするために」。安田は3回に反撃の適時二塁打。今季28打点中、7月21日から任される4番で23打点を稼いでいる。打率は2割4分5厘と低いものの、ベテランたちと一体となってチームを引っ張っている。
 この雰囲気の良さが、今年のロッテの強さの秘訣(ひけつ)。井口監督は「悪い波も来ると思うけど最後まで戦い抜きたい」と気を引き締めた。レギュラーシーズン2位からプレーオフを制して優勝した05年以来のVへと突っ走る。(小田原 実穂)

(報知)



ロッテ、50年ぶり8月単独首位!勝利呼んだ4番・安田2安打1打点
 ロッテは21日、同率首位で並んでいたソフトバンク7回戦(ZOZOマリン)に7-3で勝利。パ・リーグ最速で30勝に乗せ、単独首位に立った。8月以降の単独首位は1970年以来、実に50年ぶり(73年から82年の前後期制を除く)。21歳の4番打者、安田尚憲内野手が2安打1打点で勝利に貢献した。

 半世紀のときを経て、8月に単独首位に立った。ロッテが首位で並んでいたソフトバンクを撃破。21歳の若き4番、安田が勝利を呼び寄せた。
 「追い込まれていたので何とか食らい付いていった結果がヒットにつながってくれた」
 2点を先制された直後の三回、左中間へ適時二塁打。追いつかれた六回には2死から四球で出塁し、角中の中前打で勝ち越しのホームを踏んだ。2安打1打点。今季はコロナ禍で開幕が遅れたとはいえ、8月以降で単独首位に立つのは1970年以来50年ぶり(73年から82年の前後期制を除く)となった。
 大阪・履正社高からドラフト1位で入団して3年目。開幕直後は主に3番や7番だったが、井口監督から勝負強さと将来性を見込まれ、7月21日の西武戦から4番を任されている。6月の月間打率は・053だったが、7月は同・289、3本塁打、12打点。8月は・250ながら、既に先月を上回る16打点を稼いでいる。
 先輩からも愛される若者だ。ロッカーが隣同士の角中から「あの当たりで(安田が)ホームにかえれなかったら、後で説教しようと思っていました」とジョーク交じりにコメントされた。続けて「厳しい言葉をみんなで投げかけて鍛えています。本物の4番にするために」と明かされた。

 チーム一丸の勝利で単独首位に立った井口監督は「何とかあと2つ勝てるように」と、ここまで3勝1分けのソフトバンク6連戦に目を向けた。角中は「シーズンが終わったときに一番上にいることだけを思っている」とチームの思いを代弁した。50年前はレギュラーシーズン1位で優勝。井口ロッテが新たな歴史を作る。(湯浅大)


【野村弘樹ウイニングショット】
若手の台頭で好バランスなロッテ

 ロッテは1番に俊足の和田が座り、安田は4番の働きができ始めた。若手の台頭で層が厚くなり、チームのバランスがよくなっている。大砲はいなくても、1番から9番まで各打者が自分の仕事をして、打つべきところで打っている印象だ。
 ソフトバンクは今宮ら故障者が出ているとはいえ、それでも強い。しかし、ロッテ戦だと別のチームのようになる。
 先発の東浜は決して悪い出来ではなかったが、慎重になりすぎた。三回に中村晃の2ランで先制点をもらっても、際どいコースを狙って球数が増えた。5回で132球は多すぎるし、これではチームにリズムが出ない。
 大事にいかなければという意識は、野手にも伝染。四回の守りでは1死一、二塁から中村奨の併殺コースのゴロを遊撃手・川瀬がファンブルしてピンチを広げ、マーティンに同点犠飛を許した。
 昨季8勝17敗と大きく負け越した「苦手意識」だけでは済まされないだろう。そうさせているのは、ロッテの力だ。今季もこの日で5勝1敗1分け。強いチームに勝てば乗っていけるし、なにより自信になる。今季のロッテは楽しみだ。 (本紙専属評論家)


ロッテ、50年ぶりの8月単独首位! 先発・石川が4勝目
 小刻みに得点を重ねたロッテが競り合いを制し4連勝。今季は開幕が6月19日にずれこんだが、8月では1970年以来50年ぶり(前後期制だった73年から82年を除く)の単独首位に立った。7回を投げ4安打3失点の石川が今季4勝目(2敗)。ソフトバンクは投手陣が粘りを欠いた。
 ソフトバンクは三回一死一塁から中村晃が3号2ランを放ち先制。ロッテはその裏、一死一塁から安田が左中間へ適時二塁打。続く四回、マーティンの犠飛で同点すると、五回には井上のバックスクリーンに運ぶ12号ソロで勝ち越しに成功した。
 ソフトバンクは六回に先頭の柳田がバックスクリーンへ同点の16号ソロを放ったが、ロッテはその裏、二死から2つの四死球で一、二塁とし角中の中前適時打で再度勝ち越し。さらにロッテは七回に1点、八回に2点を加え差を広げた。


ロッテ・角中が勝ち越し適時打「1球は見ていくつもりだったが」
 ロッテの角中が3-3の六回2死一、二塁で、下手投げの高橋礼の初球を中前に運ぶ適時打を放った。今季の1本塁打は、楽天の牧田から記録しており、アンダースローと相性がいい。「1球は見ていくつもりだったが、気付いたらタイミングが合っていたので振ってしまった」と苦笑交じりに話した。
 2012、16年に首位打者を獲得した実力者としては、今季は開幕から調子がいまひとつ。それでも七回は押し出し死球で、今季5打点目をマーク。チームは単独首位に立つ好調ぶりで「勝っていますからね。雰囲気はいい」と笑顔だった。

(以上 サンスポ)



ロッテ 単独首位!球団7年ぶりの30勝パ一番乗り 鷹にあと2つ勝つ!
 ロッテは一丸になって宿敵のソフトバンクを倒した。勝利の瞬間、本拠地が大きな拍手と声援に包まれた。1分けを挟み4連勝で単独首位に浮上。8月以降で単独首位に立つのは1970年以来(73~82年の前後期制を除く)、50年ぶりだ。
 試合後の井口監督が頬を緩めて選手をたたえた。「球自体、みんなしっかり見えている。いい形で打線がつながった」。14安打7得点。三回から八回まで全てのイニングで得点を奪って、相手にジワジワとダメージを与えた。

 重要な舞台で中軸も奮闘した。4番・安田が三回に適時二塁打を放つなど3番・マーティン、5番・井上を含めたクリーンアップ全員が打点をマークしてチームを鼓舞した。
 主軸だけではない。3-3の六回2死一、二塁の場面では角中が勝ち越しの中前打を放った。単独首位浮上に貢献した経験豊富な男は「目先の勝利と終わった時に上にいることだけを考えている」と先を見据えた。
 快勝し、13年以来7年ぶりの30勝リーグ一番乗りとなった。だがチームに慢心はない。「挑戦者の気持ちで戦っていきたい」と常々、語ってきた指揮官。「(ソフトバンクと)あと2つある。2つ勝てるように」。一戦一戦の勝利だけを目指し、頂点に立つ。


ロッテが7年ぶり30勝1番乗りで50年ぶり8月の単独首位 ソフトバンクは3位転落
 同率で並ぶ首位攻防戦はロッテが毎回の14安打、6イニング連続得点となる7点を奪って快勝。引き分けを挟んでの4連勝、ソフトバンク戦を5勝1敗1分とし、単独首位に立った。
 ロッテ・石川、ソフトバンク・東浜という6月19日の開幕戦で激突した2人のエースの投げ合い。東浜は1点ビハインドの5回9安打3失点で降板。石川は2本の本塁打で3点を失ったものの、7回4安打3失点の好投で自身4連勝とした。
 打線は同点の六回、2死一、二塁から角中の中前適時打で勝ち越し。七回1死一、三塁からマーティンが中犠飛。さらに2死満塁とし、角中の押し出し死球で加点。九回は中村の適時打で1点を追加した。
 ロッテは2013年以来7年ぶりの30勝一番乗り。8月の単独首位浮上は前後期制を除くと1970年以来、何と50年ぶり。ソフトバンクは楽天に抜かれ3位に転落した。

(以上 デイリー)



ロッテがパ・リーグの30勝一番乗り!8月の単独首位浮上は50年ぶり
きょうも鷹キラーぶりを発揮
 好調・ロッテが引き分け挟んで4連勝。対ソフトバンクも引き分けを挟んで5連勝とし、今季54試合目にして単独首位に躍り出た。

 先発の石川歩は3回に中村晃に一発を浴びて2点を失うものの、直後に若き4番・安田尚憲が左中間への適時二塁打を放って反撃の狼煙をあげると、4回には一死満塁からレオネス・マーティンが犠飛を放って2-2の同点。5回に先頭の井上晴哉がバックスクリーンに叩き込む一発を放ち、小刻みな得点で3-2と試合をひっくり返す。
 リードを奪った直後の6回表、石川は先頭・柳田悠岐に手痛い一発を浴びて3-3と試合を振り出しに戻されたものの、代わった高橋礼から二死一・二塁とチャンスをつくり、角中勝也がしぶとくセンター前に運ぶ勝ち越しの適時打。取られたらすぐに取り返す、ロッテが再び主導権を握った。
 その後も攻めの手を緩めず、7回には一死から売り出し中の和田康士朗が死球で出ると、つづく中村奨吾がきっちりエンドランを決め、レフトへの安打で一・三塁とチャンス拡大。
 新・マリンガン打線の象徴になりつつある1・2番コンビのお膳立てから、マーティンがこの日2つ目となる犠飛を放って1点追加。なおも4番・安田が安打でつなぎ、そこから四球・死球の押し出しで追加点。相手のリリーフ陣にプレッシャーをかけ続け、6-3とリードを広げる。
 8回も一死から藤岡裕大の安打に1番・和田が送りバント。手堅く走者を得点圏に進め、2番の中村がこの日4本目となる安打をセンターに運んでこれが適時打に。元気な上位打線が畳みかけ、トドメの1点を叩き出した。
 最終回は福岡出身の23歳・小野郁が締めくくって7-3の快勝。この瞬間、ロッテがパ・リーグ一番乗りの30勝目を掴み、単独首位へと浮上した。

 今季は新型コロナウイルスの影響から開幕が3カ月遅れた影響があるものの、「8月の単独首位」は1970年シーズン以来で実に50年ぶり(※前後期制だった1974年は除く)。この勢いのままに、2005年以来となるリーグ制覇へと突っ走っていくことができるか。井口ロッテから目が離せない。

文=尾崎直也


ロッテの半世紀ぶり「8月単独首位」 引き寄せた石川歩の力投と若きリリーバーの奮起
7回まで投げた右腕に指揮官が賛辞
 マリーンズがホークスに7-3で快勝。1970年シーズン以来、50年ぶりとなる「8月の単独首位」に立った。
 2試合連続で延長戦を戦っていた中、この日も相手の投手陣に対して打線が8イニングで合計212球を投げさせるという粘りの攻撃。14安打・7得点を奪ったことも、もちろん勝因のひとつではあるが、何よりも大きかったのは、先発・石川歩が長いイニングを投げたことだろう。
 井口資仁監督は「先発が6~7回投げてくれると、中も楽ですし、今日もハーマンを含めて連投できない投手が何人かいた。4点差で益田も温存できた。石川がしっかりとイニングを放ってくれました」と、奮闘を讃えている。
 上でも触れたように、連日の延長戦からのこの試合。勝ちパターンで登板することの多い唐川侑己とフランク・ハーマンが連投中というなか、守護神の益田直也も初戦・2戦目と連投していた。
 勝っている展開で先発が5回~6回で降板となれば、今季は3連投しているリリーフ陣が誰もいないなかで、“勝ちパターン”の継投が難しくなっていくことが予想された。
 そのなかで、石川が7回を105球、4安打、3奪三振で3失点に抑えたことは、チームにとっても価値のある投球だった。

好救援を見せた若き右腕
 また、石川が7回まで投げたことに加え、後を受けた東妻勇輔と小野郁といった若手リリーフ陣が、走者を出しながらスコアボードに0を刻んだことも、今後の戦いに向けての収穫になったのではないだろうか。
 前回登板は19日のソフトバンク戦。2-2の10回を無失点に抑え、この日を迎えた大卒2年目の東妻。
 この日は6-3の8回からマウンドに登ると、先頭の中村晃には1球もストライクが入らずに四球を与えるも、柳田悠岐を三ゴロ、グラシアルを一邪飛、栗原陵矢を遊ゴロと中軸を落ち着いて3人斬り。無失点に抑え、今季初の“ホールド”をマークした。
 昨季は一時的に勝ちパターンの8回を任された時期もあったが、「最後は打たれて下に落ちた。自信がなかったところから出てきたと思うので、来季(2020年)はどうにかできればいいかなと思います」と、シーズン終了後に反省を述べていた若き右腕。
 この春のキャンプでは、その“自信”について「実戦をしていかないと身につかないと思う。試合で自信をつけていきたいと思います」と話していた。
 19日の試合、そして21日の試合と、いずれも緊迫した場面で登板して無失点に抑えたことは、本人が言う“自信”に繋がっていくに違いない。
 その後、8回に1点を加え、4点リードとなった9回は今季から加入した高卒6年目・23歳右腕の小野が登板。代打の明石健志には内野安打を許したが、デスパイネを三振、松田宣浩を二飛、代打・上林誠知を一ゴロに打ち取って試合を締めた。
 開幕直後こそ失点する場面も目立ったが、登板を重ねるごとに安定感が出てきた。結果を振り返っても、7月29日の楽天戦から6試合連続無失点中。四死球も4試合連続で0と危なげない投球を続けている。
 この日は登板のなかった唐川・ハーマン・益田の勝利の方程式に、この日好リリーフを見せた東妻と小野が今後も安定した投球を継続してできれば、“試合の締めくくり方”の幅も広がってくることだろう。
 この勝利は50年ぶりとなる8月の単独首位を引き寄せた以上に、今後に繋がる意味のある1勝だった。

文=岩下雄太

(以上 ベースボールキング)

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