北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

東京の空です デジカメデータ紹介:恵比寿&越後湯沢&世田谷

2011-01-31 17:40:25 | 追加の1枚

 夜の浅草の撮影写真、全てオートの設定でしたので画面内の照明の灯りに露出が合ってしまい、背後のスカイツリーや、仰ぎ見たホテルの上階部分は暗くつぶれて捉えることが出来ませんでした。フィルムの時代使用していたカメラはダイヤルを回転させマニュアルでの設定が瞬時に可能でしたので、遠くのかすかな灯りにも露出を合わせることが出来ました。もっとも、感度はフィルム固有ですからその時入っているタイプは変更出来ません。前もって暗いことを予測してもISO800が限度で、暗い所の暗い被写体はフラッシュを焚かなければ撮影出来ませんでした。

 昨年暮れクリスマスイブ、東京タワーがライトアップされていると聞いたので自宅の窓からデジカメで撮ってみました。手ぶれ補正がかなり高度な機能があるはずなので、手持ちで何枚か撮ってみたのですが全てブレブレでした。



 丁度満月の月が綺麗でしたのでそちらもシャッターを切りました。見事に捉えていました。



 写真は好きで今まで沢山撮ってきましたが、作品をコンテストや雑誌に応募する程のマニアでもなく、元来のものぐさで撮影データを記録することはほとんどありません。暗闇でも手ぶれしたものしないものと有ります。露出時間が長ければ手ぶれの可能性が多くなります。もう一つ、焦点距離の長い望遠域では当然手ぶれし易いのです。2枚の写真のデータの違いはどんなものか比較してみたくなりました。そしてデジカメの威力を知りました。PC上でPicasaで分析してみるとオートで撮影した全てのデータ、カメラの種類・撮影時のズーム値すなわちレンズの焦点距離・絞り値・シャッター速度・ISO感度まで全て判ります。もちろん撮影年月日、時間は秒単位迄記録されていました。

 東京タワーは:焦点距離50mm(35mmカメラ換算291mm)、F5.6、シャッター速度1/4、ISO1600でした。満月は同じく:5mm(29.5mm)、F3.4、1/4、1600でした。同じシャッタースピードでも、広角レンズの満月はぶれていないのです。明らかに焦点距離の長い場合、シャッター速度以上に手ぶれに影響しているようです。

 明るい場所での撮影では当然シャッター速度は速くなり、F値は絞られています。参考に正月のスキー場青空と雪の反射で夜の撮影と正反対、田代第2高速リフト脇のコースでは、焦点距離7mm(35mmカメラ換算41.1mm)、F8、シャッター速度1/640、しかもISO100でしたからきめ細かくコントラストもはっきりしていました。



 今年は正月に比較的長くスキー場に滞在したので、今シーズン日帰りか1泊であと1~2回程行かれれば幸せ!と考えています。それにしても野暮用多く、会の休日当番まで重なって「ご近所の旅」すらままならないのです。そこで昨年の2月、世田谷公園の休眠中のミニSLの駅と線路の画像を探し出して紹介します。SLは休日には運行するのですが、その日は既に車庫の中で眠っていました。まだ花の季節には早く人影もまばらで、運行も早い時間で終わってしまったようでした。この画像カメラは違いますが焦点距離8.2mm(35mmカメラ換算52.2mm)、F3.5、シャッター速度1/200、ISO100という、全く標準的データでした。絞り値だけは開放に近いのが不思議ですが・・・。




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2 コメント

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Unknown (ちょいメタおじさん)
2011-02-04 20:14:05
はじめまして。
写真はなかなか難しく、思う様に撮れませんよね。
私も去年、Blogを始め写真撮りを始めたのですが
思う様にいかず、なにほど没にしたか、わかりません。
しかし、よく研究されているようで感心します。
私も基本にもどらなくては・・・。
また、おじゃまします。
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Unknown (koba3)
2011-02-05 09:27:32
ちょいメタおじさん いらっしゃいませ 初めまして
フィルムからデジカメに切り替えて間もなく、
思うようなピントと露出が得られなくて彷徨っています。
コンデジではマニュアル操作も思うように出来ません。
ちょいメタおじさんのbrog写真、
かなり鮮明で接写も見事に決まっていて、
羨ましい限りです。
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