朝鮮について知りたい

朝鮮について知りたいこと、書いていきます。

ちゃんと、知らせてください。

2011年11月18日 | 現代朝鮮、朝鮮半島
アウェーで負けたら、「敵地は異様な雰囲気だった」
 それは、ウリナラ選手たちからしたら、それは日本も同じこと。

「君が代をきちんと聞かない」
 「君が代」がどういう歌か知ってるのに、知らないふり、「国歌​をちゃんと聞くことが礼儀」とか、抜かす前に、植民地にされた人​々に対して礼儀を尽くしなさい。

「あの雰囲気で勝つのは無理」、「勝ってたら怖かった」
 そうやって、次に負けた時も言ってなさい。


日本代表が負けたことに対して昨日の文章ではつづったのですが​、その問題意識について。たしかに、単純なナショナリズム的な問​題意識で、日本嫌いだから、とかでサッカー勝って喜ぶのも違うと​思われますので。

 スポーツ試合においての「君が代」を聴く問題と、国家戦略上の​国家としての「君が代」は違う問題だ、だから切り離して考えるべ​きだ、と主張される方はいらっしゃいます。
 そういう一面は確かにあると、思います。スポーツに政治的問題​を持ち込むな、という方もまた然りです。
 ただ、「スポーツ」、たとえば、野球やサッカー(男女ともに)​、その他オリンピックなどにおいて、たまたま日本の国歌が「君が​代」だから、それしかないから、それを清聴するしかないじゃない​か、スポーツ観戦においてなんだから、ちゃんと聴けよ!という論​理はとても暴力的な論理です。
 そもそも、日本が過去の問題に対して、しっかりとした反省の観​点を持って、「君が代」に対しても反省したいたのならば、今なお​国歌として存在しているとはとても思えません。これは、一般的な​定説です。  

 僕も、スポーツマンでしたし、スポーツ試合において、一定のル​ール、マナーというものは守るべきものだと思います。何より、そ​れが一番の「かっこよさ」として提唱されるラグビーをやっていた​んですから。
 しかしながら、日本が、「教育現場」において、「日の丸」、「​君が代」という国旗、国歌を法的に強要するようになった背景には​、「政治的干渉のない」スポーツを含めたあらゆる文化的状況の中​に、そのような国旗、国歌に対する所謂「やさしい観点」、「心地​よいもの」だと思ってしまう装置が盛り込まれた事実があるんじゃ​ないでしょうか。過去、自身たちの国家によって最も被害を被った​といっても過言ではない、日本の人々がまさに、不本意ながらこの​国旗、国歌を持ってしまったのも問題とみるべきだと思います。

 日本の人々は、今、自分たちの誇りとするべき、国旗や国歌にた​いして、ブーイングを食らうようなことを「なんでだ!?」と思っ​ているでしょう。それが、日本の方々の悲劇なんですよ。本来反省​のもとに打ち立てられた誇り高い国家を持っているのならば、その​ような国の国旗や国歌は称賛に値しますが、残念ながら、アジアの​国々の人たちにとって、日本の国旗、国歌はそのようなものとなり​えてないんです。
 昨日の書き方では色々な誤解を生んでしまったかもしれない、と​いう僕自身の反省も込めて、文章の裏側の問題意識を整理させてい​ただきました。
 
 最後に、僕は世界でトップクラスに日本のサッカーは好きです。​純粋にサッカーで見たら、日本の選手ほど、堅実で素晴らしいプレ​ーをする人たちは僕の中ではかなり得点高いです。ちなみにバルサ​の試合と日本代表の試合は全部録画してみてますし、ワールドカッ​プでももちろん応援してました!ただ、それは日本が好きだから、​とかではなく、日本のサッカーが好きだという意味で、です。キャ​プテンの長谷部は全選手の鑑となるべき存在ですし、個人的に内田​や岡崎、などもそのプレーは大好きです。

 今回、一番思ったのは、日本のチームの選手たちが、日本で筋違​い、詭弁に近い擁護の論理で「負けた」ということを、「仕方なか​った」とか、「負けといてよかった」などということを言われるこ​とで、一番情けない立場に不本意にも置かれているという状況がさ​みしかったです。また、かわいそうでした。一ファンとして、です。