アクリルと倉之助

絵とクラリネットと魚と具沢山日記

サザエの判子

2008-11-16 22:27:48 | 日々徒然
最近、「なにやってんだろう、私」と思うことがよくあります。
恐らく周りにも嫌な空気を発しているんじゃないでしょうか。
あ~、やだやだ。

まぁそんな訳で今日は一日芸術三昧です。

朝イチで上野に大琳派展を見に行きました。
今日が最終日なので大混雑になるだろうなと思ってたら
案の定入場制限をしていました。
でも開館時間と同時に並んだので10分くらいで入れました。

やっぱり尾形光琳はすごい。
構図の美しさ、線の確かさは随一だと思います。
日本画はあまり詳しくないけど、
ビシビシと伝わってくるものがありました。
それから今回は酒井抱一を見直しましたよ(上から目線)。
あんまり今まで気にしてなかった人ですが
何作品かとても素敵なものがあって、
そのデザイン的センスに嫉妬心さえ覚えましたよ。


いやホントにハンカチ噛んでキイッってやりたくなるぐらい
「悔しいっ!」って思っちゃったのよね・・・。
バカだなぁ・・・。


とにかく人が多くてすぐ後ろの人の会話が聴こえてきてしまって
集中しづらかったのですが、
とてもかわいい親子の会話も聴こえてきました。
お父さんがちっちゃい女の子を肩車して、
父:「ほら、雷さま(風神雷神図屏風)のお鼻の中、赤いよー。」
娘:「ほんとうだ~!」
父:「角の色は、描いている人によって色が違うんだねー。
   (風神雷神図屏風は全部で4作品ありました。)」
娘:「あっち白いね~!」
父:「(唐獅子図の杉戸を見て)あっ、これは獅子舞さんかな?」
娘:「獅子舞~?」
父:「それとも犬さんかな?」
娘:「違うよー、犬さんじゃないよー、獅子舞さんに怒られちゃうよー。」
父:「(唐獅子の渦巻き状のたてがみや尻尾をみながら)
   このグルグルなんだろうね~?」
娘:「しっぽー!」
と、いうやりとりをずっとしてました。
カ、カワイイ・・・。
お二人ともちゃんと小さな声でお話しているので
全く耳障りではありませんでした。
こういうお父さん、いいなぁ。

午後は大船へひとっとび。
プチちゃんが所属している楽団の演奏会に行ってきました。
面白い曲がいくつかあって、とても楽しかったです。
大好きなオリエント急行もプログラムに入っていたのですが
やっと生で聴くことができました。
いつか演奏できるといいなー。

で、日中は好きなことをしてたので、
夜はお勉強です。
今週の木曜日に迫ってきた研究授業に必要なもの、
指導案とか評価基準とか評価規準とか作品例とかプリントとか
とにかく沢山の物をつくらなくてはいけないのに
まだ1つも完成していません。
もうこうなったら笑うしかないわ。

あ、誰か一緒に上野へ菌を見にいきませんか?