みそっこ日記

みそっこ研究者の雑感

DCB

2007-08-14 23:14:31 | Weblog
ここのところ、DCBをいろいろいじっていたんだけど、なかなか面白い。半分悩ましいんだけど。

擬似距離からL4の線形結合を取って調べてみると、本来正であるべきTECが負になる(ことがある)、というのはなかなか教訓的である。もっともらしいことを書いた教科書にだまされてはいけない。

ところで、DCBについてちゃんと書いた教科書ってないものだろうか。手持ちの教科書は、どれをみてもきちんと書いていないものである。相対測位するときには気にならないからなのだが、それでもゼロ位相残差を見てみようなんていうときには役にたつ知識なのだが。

困憊ら

2007-08-11 10:30:21 | Weblog
とある必要があって、Windowsに、IntelのVisual Fortranをインストールしたわけなのだが。

統合環境を使うのはいやだったので、目標は「cygwinからGNU makeでコンパイルする」。しかし、これがなかなかうまく行かない。

しょっぱなはLicense Fileでひっかかる。単純に、起動用バッチファイルに書いてある変数をcygwinの~/.bash_profileに書けばすむかと思ったら、「ライセンスファイルないよ」と怒られる。ネットで検索してみたら、同じ問題ではまっている人が、掲示板に助けを求めていたのだが、それに対する回答はおしなべ「ちゃんと変数設定しろ、ゴルァ」というもの。それでだめだから聞いているんだと思うんだけど...

で、結局試行錯誤の結果、ライセンスファイルのパスを*設定しない*ようにするとうまく行った。理由は知らん(涙

そんなわけで、意気揚々とmakeしてみたのだが、今度はintelのコンパイラが生成するオブジェクトの拡張子が.objなので、makefile内のオブジェクトファイルの拡張子を.oから.objに書き換える必要であることが判明。でもそうすると、オブジェクトファイル生成のルール設定がうまくいかず、どつぼにはまる。

結局とりあえず、nmakeでコンパイルするとうまくいったので、当座それを使うことにしたのだが、釈然としない。同じコンパイラなのに、LinuxとWindowsではどうしてこうも違うかね。それ以外にも、オプションの設定の仕方も違うし、共通でないオプションもあるし、思ったより壁は高い。

そして、最後まで解決できなかったのが、C++からのFortranの呼び出し。Linuxのintel compilerでは通るのに、Windowsに持ってきたとたん、「そんな関数シラネ」と怒られる。多分関数名のつけ方の問題だと思うのだが...

そんなわけで、コンパイラに振り回された一日だった。「コンパイラで困憊ら」。お粗末。

プライベートLANからSSHで外につないだときにハングアップする件について

2007-08-07 23:38:17 | Weblog
先陣を切ってプライベートLANに計算機を移動した矢先に、sshを使ったときに、しばらくするとTermが固まるとか、外部へのftpが途中できられるとか、いろいろトラブルが起きたわけだ。どうも原因はこれっぽい。
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/1098/documents/unixmemo/ssh-keepalive.html

なんか、先頭切って地雷を踏み続けているような気がする。お、おれは普通に計算機が使いたいだけなのに(涙

Everything's bigger in Texas

2007-08-05 23:44:55 | Weblog
スパコンまでも、らしい。

http://wiredvision.jp/news/200706/2007062923.html
CSRの人々も、ここの計算機を使っているので、これはグッドニュースだろう。問題は先代のスパコン「lonestar」において、ディスクアレーが不安定だったのが解消されるのかどうか。

テキサスに限らず、たとえば、JPLではCaltechの並列計算機2500台をぶんまわしてGEONETの再解析をやってるし、いまや衛星測地学では大規模計算機は必須だ。長期間にわたってグローバルかつハイサンプリングなデータが入ってくるので、それを処理するには相当な計算機が必要だというわけだ。翻って日本の衛星測地学の計算機の現状を考えると、心もとないなぁ。

休日

2007-08-05 22:32:22 | Weblog
今週もゆるりと。最近あまり休日に仕事していない。いい傾向だ
昨日はかしわなひととちゃりとれ。真夏の昼間に遠出する、という大胆企画にちょっと体がもつのか心配だったが、なんとか無事に帰ってこれた。総走行距離50km。夏場なのでこんなもんでしょう。当地にきて以来、行こうと思っていながら果たせなかった予科練の記念館に寄れたのも収穫であった。

そんなわけで、なんとなく今日は戦争関連の読書。朝日新書「戦争で読み解く完敗の太平洋戦争」。もちろん結論としては、石油が足りなかったから負けた、ということなのだが、当時誰もがそのことを予測していなかったわけではなく、そういう意見があったのに、政策に反映されることがなかった、ということらしい。今でもよく聞く話ではある。

そんなものが

2007-08-02 00:03:15 | Weblog
今日その存在を知って驚いたもの。世界コスプレサミット。冷凍みかんの歌。

電離層遅延補正プログラムのバージョンアップをせこせこやっていたら遅くなってしまった。ちょっと人に使ってもらって、いろいろ意見をもらったのだが、使い勝手の面で、自分では気づかない指摘があって、とても有益だった。