貧者のスパコン

実は留学直前に、どさくさにまぎれてクラスタシステムを購入したのだ。せっかくめんどくさい書類書きをしたのに納品が１月末だったので、使う機会がまったくないままほぼ１年が過ぎてしまったわけだ。もっとも自分だけの計算機というつもりはなくて共用（のつもり）なのだが「毒饅頭」を食べてしまうと仕事が増えると皆恐れをなしたのか誰も使ってくれてない！このままではもったいないお化けが出るぞというわけで、今日時間を見つけてちょっといじってみたわけだ。

スペックは子ノードとしてXeon 3GHzx2が15台と親ノードに同じものが１台。それぞれ4GBのメモリをつんでいる。ディスクはすべてSCSI 320で/homeは親ノードのものをNFSでマウントしている。 入力、出力データ用Raid(2TB)が１台ずつ。各ノードはGiga etherで結ばれている。計算素人にしてはなかなかのスペックである。

自分の利用法はPBSを使ったバカパラなのだが、よく考えるとクラスタソフトとしてScoreを入れているので、mpiなんかを使った並列計算にも対応しているではないか！素晴らしい！（すっかり忘れている自分も自分だが）。というわけで調子にのってデモ用のマンデルブロー図形を描かせるプログラムを走らせてみる。いやぁ、さすがにノードを増やすと早いわ。

だけど、せっかく計算機がmpiに対応していても、拙者mpi書けません。切腹。