日本の南東で発生した台風11号は、別の熱帯低気圧を吸収しつつ巨大化。次いで沖縄・奄美から先島諸島へと南進し、停滞した後に北上を開始した。
その不規則な動きは、東シナ海方面を主戦場とする鹿児島のサーファーをも悩ませた。
しかし、11号のスウェルが到達した2022年9月4日は幸いにも日曜日であった。
LUMIX G9Pro LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. photo by Souta
朝5時起きでソウタと家を出て、しっかりとした台風ウネリが届きだしたホームで軽く肩慣らし。潮が上げて割れずらくなったところにいつものメンバーが集まり、波を求めてポイントを探索を開始。
写真は選んだポイントでの2ラウンド目のもの。セット間が長かった1ラウンド目を終え、短時間の休憩中にサイズアップ…！！
何度も巻かれ、放り出され、叩きつけられた中で、たった3本だけ抜けられたチューブの1本を陸からソウタが撮っていた。チューブライディングそのものより、息子にその姿を見せてやれたことが何よりもうれしい。父子だけの関係では決して一緒に海に通うようにはならなかった。いつも声をかけてくださる皆様のおかげである。
ボードは2016年にエビスサーフで削ってもらい、AYAちゃんにアートワークを描いてもらった5’10’’のラウンドピンテールツイン＋スタビ。
ノーズにボリュームがあるアウトラインだが小波だけでなく、むしろ大きい波で真価を発揮するマジックボードとなっている。
動画を作っていた。懐かしい。
実はこの日、せっかく福岡・宮崎からいらっしゃった先輩方をアテンドせずに楽しんでしまっていた。
大変失礼をしてしまったのだが、逆に「自由人でゴメンね」と謝られてしまう始末。しかし他のポイントでも堪能していただけたようで、却って良かったのかもしれないが。。。次の機会には、きっとご一緒させていただきたい。
One man one waveがサーフィンの原則だが、おそらく1人で楽しみ続けることはできない。
ちょっとしたきっかけで始めたサーフィンがこれほど充実した日々に繋がってくるとは想像もしていなかった。
感謝の気持ちを忘れず、次の波を待ちたい。
