夢空の部屋

7年過ごしたバンコクから大阪に引っ越しました。キルトや木工作品やダイエット日記、近所の様子などを紹介します。

「頭剃るより心を剃れ」

2008年11月08日 | 故事、ことわざ
「あたまそるより こころをそれ」

意味: 頭だけ剃って姿だけ僧になるよりも、
    まず心の中のよこしまなことを剃りとって精進せよ。
    外見より精神が大切だということ。

     

      こちらは正真正銘のタイのお坊さん。
      オシャレな町トンローの高層ビルの前に毎朝6時くらいから
      托鉢のために集まって来ます。

     

       その一角にあるお布施売り場。
       ご飯とおかず、蓮の花がセットになっています。

     

        お坊さん達はバラバラに立っているので、自分の好みのお坊さんの所に
        お布施をして、お経をとなえてもらいます。

   う~ん。なかなか合理的な托鉢とお布施。

      やっぱ、タイの人達も最近は忙しいからね・・・・


   ここで一つ、私がまだ若かった頃の話。
     
   私は昔、田舎のアマチュア劇団に所属していました。
      
   そして毎日、仕事が終わると稽古場に直行し、
                
                芝居作りに励んでおりました。
     
 そしたら、ある日、一人の劇団員の男の子が頭にバンダナを巻いてやってきたのです。

  みんなで「○○君、どうしてバンダナを巻いてるの?」と聞くと。

    ○○君は、パーッと勢いよくバンダナを取って、
             
               クリクリの坊主頭を見せてくれたのです

    みんなが唖然としていると
     
  ○○君は語り始めました。
     
  「昨日、突然気がついたんだ。
       
      僕は毎日、自分のファッションの事ばかり気になって、
          
            毎日、髪型を整えるのに時間をかけてるけど、
                   
                僕の中身は空っぽじゃないかって。

       それで、これからは外見じゃなく中身を見つめて生きようと思って、
           
       いっそのこと髪の毛を無くしてしまえば

              外見を気にしなくなると思って
             
                   思い切って坊主にしたんだよ!

  そしてらね。・・・・・気にならなくなるどころか、
    
            前よりもっと外見の事が気になりだして、
          
                
   坊主頭に合う服を探したり・・・
            
        今日なんて、このバンダナを巻くのに

                   鏡の前に何時間居たと思う?

           いやー、失敗したよー!!!」

          
      
        「・・・・・ 

             
     
 
       

      


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