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ナチズムの再来 ドイツ極右の実態

2021-11-14 22:00:08 | 音楽、TV、観劇

 11月9日放送のBS世界のドキュメンタリー、「ナチズムの再来 ドイツ極右の実態」は実に興味深かった。以下の番組HPでの紹介だけで、ドイツが内外で喧伝し続けていた「過去を真摯に反省するドイツ」は、大いなる幻想だったことが知れよう。

第二次世界大戦後は極右団体やその思想を極力排除してきたドイツでネオナチが勢力を拡大し、事件が頻発している。その実態をベテランジャーナリストが明らかにする調査報道
 ドイツでは今、ネオナチによるイスラム教徒やユダヤ人襲撃事件が増加している。ネットを通じて支持者を増やし、数万のメンバーを持つ組織も存在し、政権を奪う「Xデー」を想定して軍事訓練を行い、暗殺を計画していた団体も。事件の被害者や調査を続ける専門家への取材を交え、ネオナチの勢力拡大の背景と実情を伝える。原題:GERMANY’S NEO-NAZIS & THE FAR RIGHT(アメリカ 2021年)

 2019年10月9日、ドイツ東部ハレザクセン=アンハルト州)でシナゴーグ襲撃があり、付近の住民2人が射殺された事件があった。番組の冒頭ではこの事件を紹介していたが、犯人ステファン・バリエットは27歳だった。
 折しもこの日はユダヤ教最大の祝日ヨム・キプール(贖罪の日)であり、シナゴーグにはこの日を祝うため70~80人のユダヤ人が集まっていた。バリエットは銃を持っていただけでなく爆弾や弾薬、手榴弾を所持するほどの重武装だった。
 アゴラ言論プラットフォームでは事件記事を載せており、番組では触れなかったが、犯人は自身の犯行をビデオ録音していた時、「悪いのはユダヤ人とフェミニストだ」と語っていたという。

 日本のメディアではこの事件をさして取り上げていなかったのではないか?新聞報道でもベタ記事扱いだったかもしれない。ドイツでは日本と異なり兵役義務があり、バリエットは兵役を済ませている。裁判では終身刑となったが、今時の若者らしくバリエットは極右サイトに入り浸り、世界中のユダヤ嫌いのネットユーザーと交流していたそうだ。
 私はアクセスしたことがないが、反ユダヤサイトはかなりあるそうで、最も多いのは米国という。バリエットの犯行を知った反ユダヤネット民らは犯行を称えるよりも、犠牲者が2人だったことを叱責する方が多かった。自分ならもっと殺せた、ヨム・キプールの大虐殺にならなかったのは残念……

 番組では反ユダヤサイトの一部が映ったが、国ごとのアクセスランキングの1~2位は米国だったが、3位は韓国だった。日本のネット民が揶揄したように、韓国人がナチス好きというのは誇張ではなかったらしい。
 ランキング10位の日本人もいて、偽名だろうが Mutsuo Toi の名だった。12位は何とイスラエル人で、Baruch Goldstein とある。但しイスラエル国籍でもアラブ系はいるが。

 ドイツの実態を取材したジャーナリストは米国人記者エバン・ウィリアムズ。ウィリアムズ氏はドイツ情報機関の連邦憲法擁護局に事件への取材を申し込んだが、擁護局は応じなかったそうだ。
 チューリンゲン州のドイツ国内情報局長クラマーはユダヤ人だが、ドイツ国内には35,000人ほど右翼がおり、うち1万数千人は危険な極右という。どの国にも不穏な過激分子は一定数存在しているし、ナチスもかつては一部の不満分子だった。

 しかし、マルティナ・レナ連邦議会議員の話には仰天した。ネオナチは底辺層の若者ばかりではなく、治安当局関係者までいるというのだ。職業も軍人や警官、弁護士にまで及んでいる。レナ議員は左派だが、ドイツに限らず軍人や警官は右翼と相性が良い。
 ネオナチを非難するレナ議員の元には多くの嫌がらせがあり、治安当局に警護を頼まないのは、警官がネオナチの可能性があるからという。

 ネオナチ軍人には軍の落ちこぼれどころか将校や特殊部隊に所属し、幾つも勲章を授与された者もいた。ドイツ国内には多くの極右グループが存在し、数万のメンバーを持つ組織もある。大組織ではなかったが、ノルト・クロイツ(北の十字)のリーダー、マルコ・グロスも勲章をもらった特殊部隊出身だった。
 職業ゆえに武器を入手しやすい立場にあり、軍の武器庫から大量の武器を横領していたことが発覚する。武器を確保した後、政府を転覆するテロ計画を練っていた疑惑があったが、裁判ではテロ容疑ではなく武器の不法所持の判決が下され、しかも執行猶予付きだった。裁判ではグロスの上官や同僚たちは口をそろえて立派な軍人だったと擁護したという。

 ウィリアムズ氏はグロスに関して国防軍に取材したが、インタビューにはついに応じなかったそうだ。軍は兵士の教育に力を入れていると説明したようだが、グロスだけでも“教育”なるものの効果が伺える。

 ハレのシナゴーグ襲撃から半年も経ない2020年2月19日、フランクフルトから東にあるハナウ市で極右による銃乱射事件があり、9人が死亡している。こちらはユダヤ人ではなく主に中東・アジア系移民を狙っており、犯人も軍人ではない。【Globali】ニュースサイトにはその詳細が載っており、犯人は母親と暮らす43歳の男だった。犯行後に母を殺し、自らも命を絶つ。
 ウィリアムズ氏は一連の極右テロ事件を、移民100万人のドイツ受け入れ政策により極右が台頭したと見ているが、私はそればかりとは思えない。それ以前からネオナチは存在していたし、欧米のネットではホロコーストを讃える書込みが絶えなかったのだから。

 2005-06-17付の記事でも書いたが、私はドイツの反省とやらを胡散臭く感じていたし、極右のテロ事件は起こるべくして起きたと思った。日本の識者は真摯に過去を反省するドイツととかく絶賛していたが、結局のところ真摯に過去を反省するフリをしていたに過ぎない。
 実弾をぶっ放すドイツ極右に比べれば日本のネトウヨなど赤子同然だが、これまた識者の言うようにドイツに見習うべきだろうか?

◆関連記事:「ドイツは過去を反省している
勝てばドイツ人、負ければ移民

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:統計 (mugi)
2021-11-27 22:11:30
>こんばんは、スポンジ頭さん。

 ユダヤ人が中世以来欧州で迫害を受けてきたのは知られていますが、ドイツの一部地域では戦後でも14世紀のポグロムを起源とする「お祭り」があったことは知りませんでした。

 統計分析の結果、「1890-1912年の間(ナチス誕生以前)に反ユダヤ主義政党の得票率が高かった地域では、1996-2006年も反ユダヤ主義的な態度を持つ人が多かったことがわかった」のはやはり……と感じました。色分けした地図を見ると、南部に反ユダヤ主義が多いようですが、南部はカトリックが多いはず。

 日本ではあまり知られていないポーランドですが、こちらもポグロムはしっかりやっていました。アウシュヴィッツに比べトレブリンカはいまいち知られませんが、現地での経済効果が大きかったのは当然といえば当然でも絶句させられます。
 現地で不動産投資ブームが起きていたのは言葉もありませんが、「人間の業ですね、、深く暗い業の堆積が歴史の一部。」のレスが全てを物語っています。
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統計 (スポンジ頭)
2021-11-27 11:37:32
 おはようございます。

 以前に貼り付けたかもしれませんが、統計から見る歴史の分析です。ドイツのユダヤ人迫害とナチスの話ですが、ドイツの一部地域では戦後でも14世紀のポグロムを起源とする「お祭り」があったそうです。そして、ナチスの反ユダヤ教育は歴史的に反ユダヤ感情の強い地域に更に影響を与え、現代にも影響しているとか。ユダヤ人迫害はナチスだけの問題ではないのですね。
ttps://twitter.com/bot99795157/status/1135389609104273409
ttps://twitter.com/bot99795157/status/1139810839706259457

 こちらはポーランドのナチス収容所跡地のお話です。身も蓋もない話ですし、決してナチス絡みの映画にはならない題材です。しかし、経済学で歴史を見るのは本当に興味深いですよ。
ttps://twitter.com/bot99795157/status/1137362853462102016

 
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Re:仲間に対する差別はいけない (mugi)
2021-11-17 22:18:46
>motton さん、

>>「差別はいけない」というのは、本当は「仲間に対する差別はいけない」なのです。

 このような正論は人前ではまず言えませんよね。とにかくあらゆる差別はダメ、相手が害を与える存在でも、お前は相手を差別するな等の意見ばかりが目につきます。博愛主義者なら実行できますが、そのような奇特な人は稀です。あらゆる差別はダメ論者は、“差別”とは自分が損をする恐ろしい行為だから、博愛主義を唱えるのでしょう。
 日本人でも「和」を重んじない人もいますからね。平和ボケ日本人は案外少数で、平和ボケを装っている者が少なくないかもしれません。

>>移民は無条件で「仲間」になるのだろうか?

 私もかなり疑問視しています。特に世俗より宗教を重んじる移民はかなり難しく、宗教より世俗を重んじる移民でも容易ではないでしょう。
 受入国からは「仲間」にしてもらったら、最後まで「仲間」でいる移民が望ましいですが、経済的動機で移民してくる連中にその気概は端からないと見ています。
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アミさんへ (mugi)
2021-11-17 22:13:50
「“戦争責任”とは何か―清算されなかったドイツの過去」という本があったことは知りませんでした。ネットレビューに軽く目を通しましたが、ドイツの戦後処理と宣伝工作は実に強かです。
 小説『オデッサ・ファイル』でも悪の権化のナチス親衛隊員が登場する一方、主人公の父の国防軍軍人は絵にかいたようなフェアな紳士。作者は英国人ですが、「ナチスとドイツは別物」というイメージアップに貢献しています。尤も作者の元には脅迫状が送りつけられたそうですが。

 最近も収容所で事務をやっていた100歳近い老人を裁判にかけたケースがありました。言いたくありませんが、このような人物は取るに足りない小物だし、「ドイツは過去を反省している」というアリバイ工作に使われているだけです。
 この出来事を“良心的日本人”は未だにドイツは真に過去を反省していると称え、返す刀で日本はそうしていないと貶しつけますが、ならば何故ネオナチが絶えない?ナチシンパはドイツのみならず、欧米に広くいますから。

「ヒトラーの子供たち」も初耳ですが、ヨゼフ・メンゲレの息子のインタビューは意味深いものがあります。数年ほど前、Eテレで確かマルティン・ボルマンの息子へのインタビュー番組がありました。
 彼は父の行為を深く反省しており、そのため子供は作らないと語っています。尤も独身ではなくユダヤ女性と同棲していますが、セックスレス。このような人物だからこそEテレで取り上げたのでしょうが、偽善的な印象が強く15分もしないうちに消しました。

 私的には父とは違うといえ、ナチ高官の息子と一つ屋根の下で暮らす女の方が不可解です。生活に困っている様子もなく、ドイツ人は私を養うべきと思っているのやら。
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仲間に対する差別はいけない (motton)
2021-11-17 10:51:16
「差別はいけない」というのは、本当は「仲間に対する差別はいけない」なのです。

「仲間」とは、利益を与えてくれて共存共栄する存在です。害を与える存在である「敵」は排除する(殺す)べきです。
利益を与えてくれる存在だから、差別することで「敵」にしない方がよい。「差別は自分が損をする愚かな行為」だから、合理的に差別をしないのです。
# 「和」の日本人には簡単なことなんですよ。理解できない愚かな者からは、日本人が平和ボケに見えるけれども。

そして、ほぼ無条件で「仲間」と見なせる者たちが集まって「国民」となって国民国家が出来ています。
さらに、条件付きで「仲間」と見なせる国家と条約(これが条件ですね)を結んで付き合っています。

さて、ここで問題があります。
移民は無条件で「仲間」になるのだろうか?国難の時に他国へまた移民する(裏切る)のでは?という疑問がどうしてもあるのです。「移民」という実績があるので。
移民が世俗より宗教を重んじる場合は、この疑問が確定的になってしまうんですよ。
ここで、この疑問を封じると、しわ寄せがどこかに来ます。「仲間」を守らないといけないから。

正しく「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」となればいいんですけどね。(「仲間」にしてもらったら、最後まで「仲間」でいるということ。)
兵役(「仲間」のために命を懸けた証明)が市民権獲得に必要だったのは正しいのだけれど、徴兵制度は経済的技術的な理由で難しいし。
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Unknown (アミ)
2021-11-16 22:20:03
“戦争責任”とは何か―清算されなかったドイツの過去 (中公新書) という本があります。
これによると、東西冷戦の開始によって、敵国だったドイツを味方陣営に引き入れる必要性が生じ、ナチスドイツを「ナチス」と「ドイツ」に分離するようになったというのです。即ち「ナチスとドイツは別物」「ドイツはナチスに国を乗っ取られた被害者」「ユダヤ人虐殺はヒトラーのような狂人がしでかしたこと」という論法が展開され、ドイツがそれに便乗して戦後処理を行ったというのです。
ハリウッドの映画では、黒い制服とカギ十字の腕章を付けたナチス親衛隊員が悪役として登場する一方で、国防軍の軍人はフェアな紳士として描かれるのも、「ナチスとドイツは別物」という宣伝工作の一環だったのです。
ドイツの非ナチ化が形式的なものに過ぎなかったことは、ドイツ人の歴史学者も認めている事で、実際ほとんどのナチス関係者は社会復帰しています。
これには、ナチス関係者をすべて追放してしまったら国家運営できる人間がいなくなってしまう(つまり間違いなく、ナチス=ドイツだったのです)という事情もあったのですが、それでは体面が保てませんから、ナチス親衛隊とかゲシュタポに所属していた人達を公職から追放して、「ドイツは反省していますよ」という上辺だけのポーズをとったわけです。ユダヤ人の事については、周辺国も脛に傷を持つ身ですから、強く出れないと見越していたのでしょう。下手にドイツを責め立てると、自分達にまで責任問題が飛び火してきますから。
今でも収容所で事務をやっていた100歳近い老人を法廷に引っ張り出してきて、「ドイツは過去を反省している」というアリバイ工作を行っているのですね。

「ヒトラーの子供たち ほるぷ出版」と言う本で、人体実験を行った医師ヨゼフ・メンゲレの息子がインタビューで「戦争の事を真剣に考えているドイツ人はほとんどいない」「我々のような少数派に責任を押し付けてうまく立ち回っている」と語っていましたが、父親がナチス犯罪の象徴のように扱われるのを目の当たりにしていたからこそ、戦後ドイツの上辺だけの反省が、可視化されて写ったのでしょう。
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鳳山さんへ (mugi)
2021-11-16 22:10:37
 欧州でナチズムと呼ばれる極右はこの先も一定数存在し続けるでしょう。先に牛蒡剣さんがコメントされていますが、お題目で議論を抑え込んだ弊害が出ているのです。反ユダヤ主義など中世からあり、隠れナチは少なくないと思います。しかも底辺層のみならず軍のエリート層にも支持者がいた。

 平和ボケ日本人の背後にいる連中は想像がつきますね。日本人全体が能天気でいるほうが望ましいから。
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Unknown (鳳山)
2021-11-15 22:51:34
綺麗事と現実の違いなんでしょうね。あらゆる社会の矛盾がなくならない限りナチズムが無くなることはなさそうです。平和ボケ日本人は世界の厳しさを知らないから能天気でいられるんでしょう。
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牛蒡剣さんへ (mugi)
2021-11-15 21:47:06
>>なんというかお題目で議論を抑え込んだ弊害ではないでしょうか?

 核心をついたコメントですね。ベテラン記者も本当は事情を知っていたとしても事実は言えず、大量移民受け入れの結果と誤魔化している。
 ただ、私が不思議だったのは、ユダヤ人が「過去を真摯に反省するドイツ」を信じて居住していること。やはりイスラエルよりも居心地がよいのでしょう。イスラエルに移住するよりも欧米に移民するユダヤ人の方がずっと多いそうです。

 番組ではネット上の人種差別を「デジタル・ヘイトクライム」と呼んでいました。アンネ・フランクの画像に「焼きたてのホヤホヤ」の言葉を添えた書込みもあり、日本のネット掲示板以上の憎悪を感じましたね。ドイツ人のホンネ?

 日本の識者も戦後ドイツがお題目で議論を抑え込んだ事情を無視してエラソーに説教するから、やがてどこかでツケを払う羽目になるかも。今のところ日本では外国人移住者よりも、彼らを優遇する上級国民に怒りが向いていますから。
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Unknown (牛蒡剣)
2021-11-14 22:27:42
なんというかお題目で議論を抑え込んだ弊害ではないでしょうか?まあそうしないと冷戦期は西側として生き残れない事情もあったのでしょうが。
 言論の自由がない国では、自由の発露が暴力
クーデター 革命になってしまうように。議論で公的に言いたいことが言えるだけで満足する人間もいれば、議論を通して、ツッコミから冷静になったり、多面的視点を獲得してより深い視点に行きついて沈静かしたりと、小さい芽で済んだケースも多いと思います。ガス抜きを全く考えない、「言論の自由(笑)」はやがてどこかでツケを払うということなのかあなあと。

まあそういう点を除いても、移民優遇や「異文化強制」(共生ではなく)で自分の民族のアイデンティティを否定されるのが公的にあるべき姿であり良識のような言語空間自体やってられんと思います。
大体民族自決で主権国家を持つ在り方になったのでは、民族 文化の違いを超えるのは色々大変という教訓の末というのに。
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