その一、その二の続き
女性自身電子版は感謝を示さないウクライナをほぼ全面的に擁護する立場を取っており、記事には以下の文章が見られる。
「大国ロシアが、いきなり侵略してきた」
「彼(ゼレンスキー)は軍事作戦の指揮だけで手一杯」
「そもそもウクライナの人々にとって、日本は「地球の裏側」と言っていいほど遠い国だ」
「それに日本人だって、ウクライナのことをよく知っているわけではない」……
ロシアの侵攻前、侵攻の危険性をウクライナは散々報告されていたはずだが、ゼレンスキーはそれを軽視していたとも云われる。今はその是非は問わないが、日本人にとってもウクライナは「地球の裏側」と言っていいほど遠い国なのだ。ロシアに侵攻され同情はしても、何故そんな遠い国に大きな支援をして無視されたのか、不快に思った国民は少なくなかったはず。
日本人もウクライナのことをよく知っている訳ではないというが、そんな主張は擁護にもならない。実は日本がウクライナに支援を行ったのは今回が初めてではなく、旧ソ連時代に核兵器が配備されていたウクライナには核放棄のために支援していたのだ。外務省のHP(平成30年9月3日)にも保障措置の「確立を支援するための協力を実施しました」とある。2018年4月26日付の記事にも日本は2000億円以上を支援していたことが載っている。
だがウクライナ自体も北朝鮮や中国に高度な軍事技術をばらまいていたのだ。私もこの件は他のブログコメントで知ったが、拙ブログにもウクライナの“悪業”についてコメントを頂いた。
補足 (牛蒡剣)
2022-02-25 23:16:42
具体的にウクライナから中国北朝鮮にばらまかれたものをいいますと、北にR6 潜水艦弾道弾ミサイルの技術を渡したといわれてます。アメリカへ届く弾道弾ミサイルのベースになったといわれてます。また簡単に発射前に核ミサイルが潰されないよう水中からの弾道弾の発射実験を最近熱心にやってますがこのベースもこの技術が応用されていると。
中国ですと、あの空母「遼寧」ですね。あと艦載戦闘機のSu33の試作型を渡したといわれてます。実用機のSU33型戦闘機はロシアに販売拒絶されたためこいつをコピー改良して中国初の艦載戦闘機Jー15となりました。超有名どころだとこんな感じです。
どいつもこいつも日本の防衛をメンドクサクした逸品ばかりです。ソ連当時ウクライナに兵器工場が沢山あったので、、ウクライナの軍事技術はかなり優れてます。ただ経済力が乏しいので大量生産が出来ず、兵器の更新ができず、旧式兵器ばかり持ちいることになってしまってるんですこの国。
超有名どころで「遼寧」とSu33だけはかろうじて知っていたが、それも軍事情勢に詳しい男性ブロガーの記事を見たからだ。総じて私も含め女は軍事情勢に疎い傾向があり、ネットをしていなければ未だに知らなかっただろう。ただ、軍事や政治に関心がなければ男性でも、ウクライナが日本の防衛をメンドクサクしたことは知らないはず。
しかも日本の支援金だが、それが果たして非核化のための使われたのかは、甚だ疑問なのだ。「紛争、汚職、コロナ…正念場のウクライナ大統領 就任から1年」(2020.5.22付)という記事には、ゼレンスキー政権前からウクライナには汚職が蔓延っていたことが載っている。記事にはこんな一文もある。
「ウクライナの積弊である公職者の腐敗にも国民の目が厳しい。ゼレンスキー政権は国会議員の不逮捕特権を撤廃。国家汚職対策局の独立性と権限を強化し、腐敗の温床と指摘されてきた検察当局やエネルギー業界の構造改革にも着手した。」
「ウクライナの親露派ヤヌーコヴィチ元大統領の旧邸宅「汚職博物館」へ行ってきた話」という興味深いブログ記事がある。ブログ主は2020年1月、ウクライナの首都キーウ(キエフ)へ旅行、タイトル通りヤヌーコヴィチの豪邸を紹介している。記事に載った解説と画像だけで、いかに公金を私物化、贅沢三昧な暮らしを送っていたことが伺えよう。
ブログ主は幾度も「ウクライナ国民の血税で作られた」という表現を使っているが、果たしてウクライナ国民の血税だけが使われたのだろうか?第三世界や東欧諸国の政治家が海外の支援金を私物化するのは珍しいことではなく、ひょっとすると日本国民の血税も使われていたのやら。
その四に続く
◆関連記事:「海外援助について」
最近知ったネタだと戦車1個旅団分の消耗部品と予備車両燃料弾薬を敵のロシアに売り払おうとして隠匿していたところを何とか取り押さえたという報道をみた記憶があります。戦車旅団の装備はウクライナとロシア軍も共通する装備が多いですからロシアも買ってくれる当てがあると見たのでしょう。おおよそ先進国で戦争中の相手にこれだけまとまった数の武器弾薬、しかも不足して大統領が世界中に頭下げて恵んでもらってる戦車を売ろうとする奴はいないでしょう。どんな売国奴でも。
日本人からすればかの国の大統領、世界中に頭下げているというよりも半ば援助強要にも感じますが、このような国では大統領も苦労しますね。
これではキッシンジャーの一部領土割譲案を支持するの人々が出てきそう。尤もロシアが一部だけで満足するとは思えませんが。