むっちゃの部屋

日々感じたことを書いていきます。とりとめのない話ですが、暇な方はちょっと立ち止まって読んでみてください。

キーテナント

2010年03月06日 23時21分32秒 | Weblog
 ファーマーズショップに行ってきました。たまごを置きに。最近、天気が良くないから売れ行きも良くない。まあ、しょうがないか。でも、ここに行くといろんな話が聞けるから楽しいんです。
 店長、ずっと商売をやってきました。いろんなこと知ってます。で、今日は商店街が衰退した理由を教えてくれました。商店街は全部のお店が対等です。同格。そういうところが集まっただけではダメなんだって。自分のところだけががんばってもどうにもならないし、この商店街がダメなのは、あの店のせいだってお互いに罪のなすりつけ合いをしたり。
 集合体で商売をするのなら、絶対的にキーテナントが必要なんだって。イオンモールみたいなの。あれはイオンがキーテナントです。そこにいろんなお店が入ってる。その場合、イオンの役割は集客なんだって。とにかくお客さんを集めること。イベントやったり、企画を考えたり。
 キーテナントがお客さんを集めてくれれば、そこに入ってるお店は安心して商売ができるんだって。あとはそれぞれのお店の努力でしょ?でも、お客さんが来ないことにはね。とにかく、キーテナントの役割はそれ。何か企画をするにも、先頭に立ってみんなを引っ張る。そこが大事なんだって。こういうところだと、足の引っ張り合いもなくなる。
 複合施設でもキーテナントがいないところはダメなんだって。オーナー企業が場所だけ貸してるようなケース。こういうところはテナント料も高くて、ただでさえやってくのは厳しい。いろんなところに出店してるお店なんかは、ちょっとでも採算が合わなくなると、引き上げるのも早いんだって。それで、空きテナントが増えてくるとイメージも悪くなってくるし。
 複合って良さそうな気がするけど、たいへんなこともあるんですね。単行本と雑誌。それもなんか同じような感じがしますね。だから、最終的には商品の善し悪しっていうところで決まるんですかね?
 でも、店長は言ってました。いくらいい商品でもそれを売ってる店員がいやだったら、その店には2度と行かないって。最終の最終は人間関係のようです。なかなか奥が深いね。