面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

日米貿易交渉「敗北」

2019-08-26 22:22:34 | 政治
また安倍晋三による日本売り渡しである。

日米貿易交渉で日本が得られるものは何もなく米国に一方的に譲歩して終わった。

牛肉の関税はTPP並みの9%まで下げられるが、日本の基幹産業である自動車の関税は据え置きだ。

農家を犠牲にする自民党のいつものやり口だが、今回は得られるものが何一つないのだ。

しかも支那が購入しないトウモロコシの購入まで約束させられた。米国産のトウモロコシはほぼ100%遺伝子組み換えなのだが。

東北6県の農家はこのたびの参院選で一人区で自民党の2勝4敗とある程度反旗を翻した。安倍晋三と自民党の農業への方針が「虐めて虐めて虐めぬく」だからである。もう耐えられないのだ。自民党の政策のせいで農家の数が減少しているということもある。

しかし西日本の農家が反旗を翻さない限り、自民党は農家を虐めぬくだろう。野党連合の選挙責任者が小沢一郎ならば農家を一軒一軒丁寧に回って自民党支持を剥がすのではないか。

民主党への政権交代はそうして実現したところがある。

この度の日米貿易交渉は本当に酷かった。国会は閉会中だから政治を監視するのはマスコミしかない(閉会中審査が一応あるが)。その記者会見から日本のマスコミを追い出すのだから。痛い腹を探られないように必死すぎる。これでは北朝鮮や支那と変わらないのではないか。

埼玉県知事選挙で自民党候補が負けたのは良かった。自民党の玉が悪かったということもあるし、上田県政を埼玉県民が評価しておりその継続を望んだこともあるだろう。

今回の埼玉県知事選挙は結果が見えている現職対共産党ではない知事を選ぶことができる選挙だというのに、投票率はわずか32%だった。政治不信、無関心も極まれりではないか。

ただ埼玉県知事選挙の敗北が安倍晋三の支持率に直結しないことが残念だ。読売新聞の世論調査ではむしろ支持率が上がっているのだ。読売新聞は御用マスコミだから支持率は高くでがちだが。

安倍晋三は絶対に保守ではない。ただのグローバリスト兼売国奴である。そのことに気づけない人間が多すぎる。いくら野党がだらしないとはいえ、安倍晋三に政権を任せることは自分で自分の死刑執行書に署名するに等しい。

消費税増税。緊縮財政。移民受け入れ。観光公害を伴うインバウンド。地域の揉め事を増やす民泊解禁。TPP、日米FTA、RCEPなどの農業を犠牲にする貿易協定推進。使えない米国製兵器の大量購入。北方領土放棄。竹島放棄。支那と蜜月。社会保障費用抑制・・・

数え上げれば切りがない。これでもマスコミは、朝日・テレ朝グループ、毎日・TBS、中日東京新聞は反安倍晋三だが、御用報道を繰り返す。保守系知識人は靖国神社にさえ参拝しない安倍晋三を称賛する。櫻井よし子はもう筆を折るべきだろう。

政治に、国民に声が届かない徒労感を覚える。

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