面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

皇位継承は「養子」という形を取るべきではない

2022-01-15 21:44:48 | 皇室
~~引用ここから~~

皇位継承 有識者会議が最終報告書 皇族数確保に2つの案 | NHKニュース

【NHK】安定的な皇位継承のあり方などを議論してきた政府の有識者会議は22日、最終的な報告書をまとめました。皇位継承の議論は機が熟…

NHKニュース

 


安定的な皇位継承のあり方などを議論してきた政府の有識者会議は22日、最終的な報告書をまとめました。

皇位継承の議論は機が熟していないとしたうえで、皇族数を確保する方策として▽女性皇族が結婚後も皇室に残る案と▽旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つが盛り込まれました。

国会の要請を踏まえて、ことし3月から議論を続けてきた有識者会議は、22日報告書をまとめ、座長を務める清家篤・元慶應義塾塾長が岸田総理大臣に手渡しました。

報告書では皇位継承について「制度的な安定性が極めて重要で次世代の皇位継承者がいらっしゃる中での大きな仕組みの変更は十分慎重でなければならない。天皇陛下から、秋篠宮さま、悠仁さまという流れをゆるがせにしてはならない」としています。

そのうえで「悠仁さまの次代以降について具体的に議論するには機が熟しておらず、かえって皇位継承を不安定化させるとも考えられる。将来、悠仁さまのご年齢やご結婚などをめぐる状況を踏まえたうえで議論を深めていくべきだ」としています。

一方、悠仁さま以外の未婚の皇族が現在、全員女性であることを踏まえると、悠仁さまが皇位を継承されたときには、ほかに皇族がいなくなることが考えられるとして、まずは皇位継承の問題と切り離して皇族数の確保を図ることが喫緊の課題だと指摘しています。

また、▽天皇が病気や事故などの際、国事行為を皇族に委任する臨時代行や、▽天皇が重い病気で国事行為にあたることができない場合などに代役を務める「摂政」といった法制度上の役割や、▽国際親善や被災地へのお見舞いなどといった公的活動を考慮すれば、多様な世代が男女ともに悠仁さまを支えることが重要だとしています。

そのうえで、皇族数を確保する方策として、▽女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、▽旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つを提示しています。

女性皇族が結婚後も皇室に残る案については「皇位継承資格を女系に拡大することにつながるのではないか」などの反対意見があることに触れたうえでその子どもは皇位継承資格を持たず、配偶者と子どもは皇族の身分を有しないことが考えられるとしています。

また、旧皇族の男系男子を養子に迎える案では、戦後昭和22年に皇籍を離脱した11の宮家の子孫が考えられるとしています。

そして「国民の理解と支持を得るのは難しい」という意見に対しては、養子となったあと、皇族の役割を果たすことで理解と共感が徐々に形成されていくことが期待され、養子として皇族になられた方は皇位継承資格は持たないとすることが考えられるとしています。

さらに、旧皇族の男系男子を養子ではなく、法律によって直接皇族とする案も示したうえで、2つの案では十分な皇族数を確保できない場合に検討する事柄と考えるべきだとしています。

また、皇族の範囲の変更は行わず、皇族の身分を離れた元女性皇族にさまざまな活動を支援していただくことも考えられるが、臨時代行や摂政といった法制度上の役割は「元皇族」では果たせないと指摘しています。

そして報告書は「会議の議論の結果が国会をはじめ、各方面の検討に資するものとなることを期待する。皇室をめぐる課題が政争の対象になったり国論を二分したりするようなことはあってはならず、静ひつな環境の中で落ち着いた検討を行っていただきたい」と結んでいます。

岸田首相「大変バランスの取れた議論」

岸田総理大臣は、報告書を受け取ったあと「国家の基本に関する極めて重要かつ難しいことがらについて、大変バランスのとれた議論をしていただいたと考えている。政府としては、いただいた報告書を国会に報告するとともに、しっかりと今後の対応を行っていきたい」と述べました。

有識者会議 清家座長「慎重かつ真剣な議論を行ってきた」

政府の有識者会議の座長を務める清家篤・元慶應義塾塾長は岸田総理大臣に報告書を手渡す際「課題に真摯に向き合い、慎重かつ真剣な議論を行ってきた。わが国の未来に関わる大変重く、難しい問題だが、時機を失することなく考えていかなければならない事柄でもある。やっと肩の荷を降ろすことができ、ほっとしている。会議の議論の結果が、国会をはじめ、各方面の検討に資するものとなれば幸いだ」と述べました。

専門家「皇室制度検討する上でとても大事なところ」

皇室制度に詳しい京都産業大学の所功・名誉教授はNHKの取材に対し「国会の要請から4年がたち、これ以上先送りできないということで、政府が要請に応えたという点では結構なことだ。けっして十分とは言えないが、比較的現実的な取り組みをしようとしたのではないか」と述べました。

そのうえで、有識者会議が示した女性皇族が結婚後も皇室に残る案について「男子が極めて少ない現状では、近未来には皇室がさらにやせ細ることが懸念されてきたわけで、極めて必要であり重要だ。いちばんの対象者はやはり愛子さまだろう。外に出るのか残るのかは、人生の歩み方を変えてしまうことになるので、なるべく早く制度を手直しすべきだ」と指摘しました。

また旧皇族の男系男子を養子に迎える案については「皇室を離れて70年以上がたっている旧皇族が皇室に戻ることは現実的に難しいし、必ずしも適切ではないと考えていたが、皇室が続くためには、多少問題があっても備えておく意味で、具体的に検討していくことには意味がある」と述べました。

そして「今回の案が手がかりとなって、女性天皇、女系天皇の問題も議論せざるを得なくなると思うが、今回はやむをえない。愛子さまや悠仁さまのご結婚やその後のことがリアルに話題に上るような段階で、もう一度検討すればいい」と述べました。

最後に「戦後70年以上、ほとんど手をつけなかった皇室制度に、上皇さまの『生前退位』で風穴が開き、国民は初めて制度を直さなければいけないことに気付いた。国民の意識が変わった今、皇室制度を検討する上でとても大事なところに来ている」と述べました。
~~引用ここまで~~


皇位継承の有識者会議の最終報告書にも触れられているが、旧宮家の男系男子の皇室への復帰に「養子」という形を取るべきではない。元々11宮家はGHQによって強制的に皇室を離脱させられたのだ。もうGHQの呪縛に囚われる必要はない。

「養子」という形を取らず旧宮家の~宮家という形を取り、復帰させるべきだ。

11宮家の男系男子を皇室に復帰させる際皇室に復帰する意思がない皇族の子孫には「拒否権」を与えて本人の意思を尊重するほかあるまい。どうしても嫌だという人を復帰させることは適当ではないと考えるからだ。

「拒否権」と書いたが、日本的に本人の意思を十分に確認した上で嫌だという人を除いて皇室に復帰させる形になると思われる。

そしてこのことも最終報告書に触れられているが皇室に復帰した当人には皇位継承資格を与えずその子供から皇位継承資格を与える形が良いだろう。悠仁親王殿下まで皇位継承は安泰なのだ。焦ることはない。

早速朝日新聞と立憲民主党が門地による差別云々と難癖をつけているが、無視するしかあるまい。旧宮家を法律によって復帰させれば反皇室論者が必ず裁判を起こすだろうが最高裁が違憲判決を出すことは考えられないからだ。無視すれば良い。反皇室論者まで納得させるのは不可能だ。

立憲民主党の野田佳彦が女性宮家の問題に拘っているようだが、うんざりする。野田佳彦は財務省に洗脳されて民主党の消費税を増税しないという公約を破り増税した「前科者」だ。でしゃばるなと言ってやりたい。

また朝日新聞が側室を持てない以上何れ先細ると書いている。一理ないでもない。だが畏れ多いことではあるが「産み分け」をすれば良い。そうすれば皇位を男系男子で継いでいくことは十分に可能なのだ。別に人倫に反するわけでもない。

結婚については全くの自由ではないが、今上陛下や上皇陛下のように好きな相手と結婚すれば良い。外国人やあまり素行が良くない相手は無理だが、そうでなければ本人の意思を尊重することになろう。皇族同士で結婚させることはしなくて良い。無理に血を濃くする必要はない、

結婚はある程度自由だが、皇族は離婚できないのだ。その点が難点かもしれない。

どのような有識者会議の結論になるか心配していたが、それほど悪くない結論になったようだ。安倍晋三が「介入」したおかげかもしれないが。

立憲民主党が反対するようでは皇位継承問題は拗れそうだが、旧宮家を法律によって皇室に復帰させれば良いと考える。安定的な皇位継承にはそれしかあるまい。

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

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Unknown (sekoisyougioyaji)
2022-01-16 09:44:06
皇室はNWOが日本人を従わせるための道具として利用尽くしたら用済み。
と自分は見ています。
既に8割程度は目的が達成されたので、最後はアメリカ産まれアメリカ育ちの小室天皇で終わり。
と予想します。
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sekoisyougioyajiさんへ (ぬくぬく)
2022-01-16 20:18:24
コメントありがとうございます。

私は皇室に敬愛の念を持っていますが、皇室を道具として見ている人は権力者や富裕層にはそれなりにいるでしょうね。

しかし流石に「小室天皇」は自民党も国民も許さないでしょう。米国にそこまでごり押しする利益はないように思いますが。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-02-03 11:50:52
旧宮家の復帰の事を検索してここに来ました。

> 元々11宮家はGHQによって強制的に皇室を離脱させられたのだ。もうGHQの呪縛に囚われる必要はない。

日本政府は竹島の事で韓国に対してサンフランシスコ平和条約での事を持ち出していますが(内閣官房のホームページにあります)
サンフランシスコ平和条約の19条には、

(d) 日本国は、占領期間中に占領当局の指令に基づいて若しくはその結果として行われ、又は当時の日本国の法律によつて許可されたすべての作為又は不作為の効力を承認し、連合国民をこの作為又は不作為から生ずる民事又は刑事の責任に問ういかなる行動もとらないものとする。

とありますから旧宮家の皇籍離脱は日本国も承認しているて事になりますよね。

日本政府は竹島の事では韓国に対してサンフランシスコ平和条約を根拠に竹島の領土権を主張しているのに、そのサンフランシスコ平和条約に違反するような事はできないんじゃあないんですかね。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-02-03 11:54:31
サンフランシスコ平和条約に違反というのは、占領当局(GHQ)が悪かったからという理由で旧宮家を皇籍に復帰させるて事です。
返信する
通りすがりさんへ (ぬくぬく)
2022-02-03 23:00:06
コメントありがとうございます。

GHQの作為と不作為に対する善悪を問わなければ旧宮家の皇室復帰も可能でしょう。いわゆるA級戦犯の重光葵の恩赦にはサンフランシスコ講和条約の参加国の同意がありましたが。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-02-04 01:00:56
ブログ主さん

他に

>早速朝日新聞と立憲民主党が門地による差別云々と難癖をつけているが、無視するしかあるまい。

そもそも門地による差別云々は、今回の有識者会議の4回目において大石眞(京都大学名誉教授)、宍戸常寿(東京大学教授)という憲法学者の方が発言しているのですが。
政府が選んだ有識者からの意見を、気に入らないからとかいう感情で無視するのはどうかと思いますが。
それなりの意見に対しては論理的に反論すべきではないですか。

私の個人的な意見は、この両名の門地による差別云々は反論しようがないと思います。

それと

>最高裁が違憲判決を出すことは考えられないからだ。

根拠はなんですか?
返信する
通りすがりさんへ (ぬくぬく)
2022-02-04 01:29:48
コメントありがとうございます。

>私の個人的な意見は、この両名の門地による差別云々は反論しようがないと思います。

深くは考えませんでしたが、なぜ旧宮家の方々を皇室に復帰させることが門地による差別になるのでしょう?旧宮家を皇室に復帰させることに賛成の人は差別にならないと考え、反対の人は差別になると考えるのでしょう。

>>最高裁が違憲判決を出すことは考えられないからだ。
>根拠はなんですか?

最高裁は「体制」の守護者だからです。品のない言い方を許して貰えば「狗」と言っても良い。最高裁判事は自民党政権の任命です。日弁連系の弁護士は違憲との判断を出すかもしれませんが、多数決で合憲になります。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-02-04 03:12:59
> 深くは考えませんでしたが、なぜ旧宮家の方々を皇室に復帰させることが門地による差別になるのでしょう?旧宮家を皇室に復帰させることに賛成の人は差別にならないと考え、反対の人は差別になると考えるのでしょう。

今、現在、旧宮家の男系の血を引く国民は、あくまで日本国憲法のいう国民だからです。
だから旧宮家の男系の血を引く国民は、戸籍も普通の日本国民の戸籍です。
対する天皇、皇族の戸籍は皇統譜です。
旧宮家の男系の血を引く国民を旧宮家という門地を理由に皇籍を取得させるという案は、日本国憲法14条の

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

の箇所に違反するからです。
旧宮家の血を引かない国民を差別するという事です。

それから

> 旧宮家を皇室に復帰させることに賛成の人は差別にならないと考え

YouTubeで竹田恒泰氏がこの事で騒いでましたが、およそちょっと前まで憲法学者を名乗ってた人とは思えない詭弁を言ってますよ。
天皇、皇族は、日本国憲法のいう国民ではない(だからこそ皇族は皇族ていう門地だけで国から年に一千何百万円ものお手当をもらえたりします。)のに竹田氏はこの部分をスルーして、「国民が平等だとか言うんだったら天皇を否定するて事だろ!」とか騒いでます。


> 最高裁は「体制」の守護者だからです。

自民党にしろ最高裁にしろ上記の理由にどう整合性を合わせて、旧宮家の血を引く国民に皇籍を与えるのが合憲か難しいんじゃあないんですか?
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通りすがりさんへ (ぬくぬく)
2022-02-04 03:32:59
私独自の考えではありませんが。

例えば皇后陛下は今上陛下と御結婚されるまでは小和田雅子さんでした。正真正銘一国民に過ぎませんでしたが、皇族になれたのです。
上皇后陛下も上皇陛下と御結婚されるまでは正田美智子さんだったのです。
男性皇族と結婚されて皇族になった女性国民はあと何人かいます。それは違憲ではありません。

女性が結婚によって皇族になれるのであれば皇族の血を引く旧宮家の方々が皇族になれると考えるべきです。歴史的には臣籍降下されたあと天皇に即位された例もあるようですから。

貴族、華族制度は違憲ですが、皇室、皇族は違憲ではないのです。皇室、皇族は例外なのです。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-02-04 23:53:26
ブログ主さん

まず日本国憲法における婚姻は

> 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し

となっていていて同性婚推進派から異論はあるみたいですが、両性という言葉は異性婚を想定していて現状では日本では同性婚は認められていないので、国民男性が皇族男性と婚姻できないのは合憲ではないですかね。

国民女性と皇族男性との婚姻については、皇室典範には、

第十条 立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。

としか書いてなくて法律上、成人の国民女性だったら平等に皇族男性と婚姻できる権利は有ると思います。
だからこそ旧宮家や旧華族ではない正田美智子さんや小和田雅子さんも入内できたんですし。
この部分が、旧宮家という特定の門地を理由に国民を皇族にする案とは違うと思います。
皇室会議の議を要するのは、日本国憲法の婚姻の条文に反してますが、ブログ主も書いているとおり国民から皇族になるのは特殊な話ですからグレーゾーンじゃあないんですか。
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