荒井山から

札幌は荒井山に家がある。東京-札幌-旭川-富良野-札幌と異動。室蘭を経て札幌へ。江別に行きまた戻った。もうすぐ退社だ。

酒場で聴けば

2007年03月22日 01時03分25秒 | 音楽

Photo_118 Norah4 「not too late」ノラ・ジョーンズ

 夜に聴くと、聴きながしてしまい、「この曲はっ」という感じがしない。もちろん一曲一曲が違うんだが、全体のトーンが似ているしね。レビューを書くのに困るパターンだ。

全体にカントリー調というかリラックス系が多く、ジャズですって感じじゃない。もちろん表題曲なんかピアノ、ドラム、ベースというトリオなんだけど、彼女の場合はジャンルを超えて、と手垢にまみれた表現をするしかないか。

 2曲目の「sinkin' soon」なんかトム・ウエイツだ。まさに夜の酒場で、へろへろになって聴くのがもっとも正しい聴き方かもしれない。うーん、げろげろで、うっつぶして聴いていた時代を思い出す。トローンボーンのミュートがいい。これはこれまで曲を提供しているジェシー・ハリスが「guitjo」って弾いている。あるブログではバンジョーのようなものって書いてあったが。そのブログではエリントン調と評したが、まあミュートなんか聞きようによってはね。 6曲目の「thinking about you」はエレピも軽く、色調は明るくなるけど、次の「broken」なんて、もっとゆっくり歌えばトム・ウエイツだ。そこを軽いミィデアムテンポでいくので、女性らしいお茶目さが出る。うまいなあ。でもね、次の「my dear country」なんか、イントロからして! だみ声で歌えばトムだ。このあたりの曲は、変わった渦巻きっぽい服を着たジャケットの雰囲気に合ってるな。ちょっと米国の中西部の田舎町にやってきた移動サーカスっぽい。渦巻きはウルトラマンに出てくる「ダダ」に似ているけど。

 ウォン・カーウェイ監督による初の英語映画『My Blueberry Nights』の主役に抜擢されたとか。こちらも早く見たい。


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