幸満堂neo

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福島原発で男性作業員が急性白血病で死亡

2011年09月01日 00時12分29秒 | 原発・放射能関係
・東京電力は30日、福島第1原発の復旧作業に当たっていた40代の男性作業員が
 急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の被ばく線量は0・5ミリシーベルトで、
 東電は「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」と説明している。

 東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。
 体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。
 就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に
 連絡があった。

 東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト
 以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発での作業は、
 基準に達しないという。同原発の作業に従事する以前の職歴については分かって
 いないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110830/bdy11083013180003-n1.htm



昨日、なんとなく原発問題を忘れないようにとエントリしたばかりですが、ちょうどその頃こんなことがあったんですね。

事故当初から一貫してるのは「ただちに影響は無い」「因果関係は無い」「これ以上調査する予定はない」等と、問題が無いのだから騒ぐなという態度とか、この問題をまともに取り扱う気配が全く無いという事あたりだと思います。



昨日のエントリを書く前に、いくつか動画を見てたんですが、これはその中のひとつ。

【意見映像】福島の小学生が急性放射線障害で死亡した?


その他、健康被害を訴えるカキコミやツイート。

ここのコメント欄は同意派とデマ派に分かれてますが、やはりデマ派の言い分が弱いと感じます。福島に行って自分の目で様子を確認しようにも、放射能は見えませんし、味もにおいもありません。大丈夫というその根拠が政府発表を基準にしていて、他の案件との比較も全く出てきていません。それに、本当に大丈夫であれば検査も除洗作業も必要ないはずですが、その点の整合性の取り方が、少なくとも私にはわかりません。

うちにもガイガーカウンターが届いたので、今日は我が家より原発寄りのパパさんの実家付近を何箇所か測定しにいきましたが、フランス製で多少数値が高めに出るとはいえ、公園のベンチではしっかり0.2μsvとなってました。うちで測るとわりと西日本並みっぽかったので、本当にこういう高い数値が出るんだなぁと、ちょっと感心してました。

この数値をどう見るかはこのご時世、人それぞれとしかいいようがなさそうですが、それでも原発から180km離れたところで平常時の3~4倍です。人それぞれの選択をどうこう言う権利はわたくしにはありませんが、個人的には「最悪を想定して最善を尽くす」という考え方の方が好きなので、東電側の「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」という見解は不採用とさせていただいてます。

まあなんだ、今後も目を離すなって事ですね。出来る限りの事をしつつ、推移を見守っていたいと思う今日この頃のわたくしです。

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