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家庭菜園と種子の自家貯蔵を違法化する食品安全近代化法

2011年11月22日 14時22分05秒 | TPP
先日も「成人の重国籍容認に関する請願」「国籍選択制度の廃止に関する請願」 なんて話をエントリさせていただきましたが、今回はもっかいTPP話に戻ってこんなお話を。

家庭菜園と種子の自家貯蔵を違法化する
食品安全近代化法


これは去年アメリカで可決した法案です。今どうしてこんな話をするのかは他でもなく、野田総理が「ぼくよく知らないけどTPP参加しますー」なんてやっちゃったからですね。モンサントについてはTPPを知った段階でエントリしたつもりだったんですが、検索してもわかんなかったんで、ついいつものうっかりさんということで。



マスコミがやたらに展開させている「競争力の弱い農家はTPP反対」という図式がありますが、現実TPP参加となれば、日本の農家さんが対峙しなければいけないのは、実際のところアメリカの農家さんというよりも、モンサントという巨大種苗会社なんですね。

なにせ一度種を買ったら、その後も毎年買い続けるor廃業の2択以外は訴訟。モンサントが著作権を持つ種が偶然家の庭で花を咲かせたら、それも「俺のもの勝手に取った」とこれまた訴訟。しかもその種は自分ちの除草剤をセット売りする為の特上遺伝子操作仕様。中韓もびっくりの凄まじいジャイアニズムが成立するのは、アメリカンガバメントとのマッチとポンプがあってこそ、ということなんですね。

はい、これはもう競争以前の問題ですね。TPP参加を煽ってらっしゃる農家のおじさんが、この斜め上っぷりを理解出来てないこともよく分かります。向こうは農薬だらけの作物でも何でも、法律変えてねじ込もうとしてるんですから、品質がどうのって話は元々土俵の外の問題なんですね。


さて、TPPには治外法権を成立させるISD条項ってものがありましたが、これを踏まえまして、昨年アメリカの上院で可決されました食品安全近代化法がどんなものなのか、こちらで紹介させて頂きます。以下他ブログより翻訳文をコピペで失礼します。



激しい抗議にもかかわらず、食品安全近代化法が上院で可決
Despite massive protests, US Senate passes S 510 Food Safety Bill
マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

2010年11月30日

食糧を抑圧する新法、「食品安全近代化法」が本日(11月30日)、米国上院で可決された。この法律により、FDA(米国の食品医薬品局)には、農家や食糧生産者を犯罪者にし、監獄送りにする広範な権限が新たに付与される。そして、食糧汚染の本当の原因(工業化された畜産)を解決することは何もなされない。(畜産は、FDAではなく、農務省の管轄)

票決は賛成73:反対25で可決した。今回の討議では、トム・コバーン(Tom Coburn)議員(共和党、オクラホマ州)が、偉大な「理性の代弁者」として登場した。最後の土壇場で、この法案の規模の縮小を試みた彼の修正案は、今朝、廃案になった。

公式な投票結果は、ここにある。http://www.senate.gov/legislative/L...

注目すべきことに、民主党は誰一人としてこの法案に反対していない。

この法案は、当初案では、欧州の法律と「調和」することを通じて、大半の栄養補助食品(サプリメント)を違法化するはずだった。また、近隣の人々に生乳(無殺菌牛乳)を販売する農家を禁固10年にする権限が与えられるはずだった。最後の土壇場でなされた修正のおかげで、最終的にこの二つの条項は、法案から除外されたが、ここの部分にそもそもこの法案を書いた人間の警察国家を志向する精神構造が見事に現れている。法案の起草者は、食糧、菜園・果樹園、生の牛乳等々、すべてを政府の完全支配下におさめる意図を持っていた。

米国の上院議員がいかに食糧のことを知らないかわかってもらえると思うが、ニューヨークタイムズの報道によると、上院の関係者がこの法案について議論するために集まったとき、彼らはスターバースト(Starburst)のキャンディとジェリービーンズを食べたがった。「協議の最中に、参加者(ほとんど女性)が、近所の食品マーケットに現地調査に行き、ある共和党のメンバーは民主党のメンバーに高級ステーキの買い方を教えた」とニューヨークタイムズは報じている。

つまり、基本的に「死んだ食品」、動物製品、キャンディを食べる女性集団が協議した食品暴政法が新たにできあがったわけである。

どうりで理解できないはずだ。レタスなど生鮮食品の汚染は、工業化された畜産(ファクトリー・ファーム)が原因であり、生鮮食品の農場に原因があるのではない(大腸菌は、動物の消化管の内部でのみ繁殖できる。植物ではない)。

「小規模農業」の適用除外はすぐに無意味になる
テスター修正案により、この法案の暴政的な条項から一部の小規模農家を適用除外にすることができた。現在記載されているように、これによって、主として地元に食品を販売し、50万ドル未満の食品売上の小規模な農家は、適用除外になる。

だが、上院議員たちは、連邦準備制度が「偽造紙幣」を印刷し続け、ドルが減価し、大幅な食品価格の上昇になった場合のことは、考えていない。現在10万ドル相当の食糧を生産するだけの二人で農業を営む小さな農家であっても、急激にドルの価値が落ちていけば、すぐに50万ドルを超えてしまうだろう。〔訳註:50万ドルは現在の為替レート80円として4千万円に相当する〕

こうして、連邦準備制度の偽札作り活動が、さらにアメリカを破壊し、小規模農家をFDAの圧政下に置くことになるだろう。

次は、下院との調整委員会で法案を無力化しよう
今後、この上院バージョンの法案は、昨年可決した下院バージョンの法案と内容調整することになる。この調整委員会で、両院の法案のズレを解消するわけである。

民主党は、選挙後の死に体状態のため、連邦政府の権限縮小を図る共和党の邪魔が入らない内に、この調整を終えたいと急いでいる。

下院の民主党議員には、何ら調整を求めることなく、上院で可決されたままで通せばよいと言っている人もいる。年内に決着をつけるために急いでいるのだ。NaturalNewsなど「健康の自由」を求める団体は、このプロセスで戦いを展開し、〔年明けに〕新議会に切り替わり、多少なりとも常識ある議論ができるようになるまで、法案を引き止めておきたいと考えている。

怪獣にエサを与えないでください
大統領が署名すれば(確実に署名するだろうが)、この食品安全近代化法は、我が国の歴史で最も危険な怪獣の一匹に更なる権限と資金を与えることになる。FDAのことだ。これまで米国が関与した全戦争の被害者よりも多くのアメリカ人を殺してきた政府機関である。(http://www.naturalnews.com/030461_S...)

すべての人々を新たな巨大政府の暴政に服従させながら、食中毒から若干の人々を救うという発想は、実に嫌悪すべき紛れもない悪事であり、米国の建国者たちが現在「この自由の地」で起きていることを見れば、言葉を失うことだろう。新鮮な牛乳が犯罪? 冗談でしょう・・・

だが、彼らは冗談でやっているわけではない。FDAは、ビタミンの会社を襲撃し(http://www.naturalnews.com/021791.html)、栄養補助剤のメーカーを逮捕し、ステビアのレシピが掲載された本の破棄を命じた政府機関である。医薬品業界のあからさまな噓と詐欺を促進しつつ、サクランボやクルミなどの自然食品に関する科学的真実を検閲する政府機関である。 (http://www.naturalnews.com/029698_c...)

そして今、FDAは、その不正行為の功績で、更なる権力・権限を与えられようとしている?

これがワシントン(米国の政治)の仕組みである。政府はいつも国民を救うために存在していると思っている。民主党は、国民の子守をして面倒をみる大きな政府を望んでいる(対して、共和党は、国民の負担で裕福な金融業者を救済したいと思っている)。だが、結局のところ、こうした人々は、アメリカの歴史を忘れ、憲法と建国の理念を破棄した専制君主に過ぎないのである。

私の言葉を記録しておいてほしい。今から5年もすれば、「食品警察」として武装したFDAが全米に勢力を展開し、農業者を逮捕し、レタス栽培者を監獄に入れているだろう。そして、人々は愕然とした状態で、「どうしてこんなことになったの?」と不思議に思っていることだろう。だが、その答えは、あなたである。あなたが、大きな政府に食糧供給を支配するのを許したのである。そして、大きな政府というものは、常にもっと大きくなりたがることも、知っておかないといけないだろう。常により大きな権力を求める。もっと権威を、もっと資金を求める。そして、アメリカ国民を支配する独裁者として機能するために、もっと多くの口実を必要とする。

愛国者法(Patriot Act)と基本的人権の関係が、食品安全近代化法と食糧供給の関係と同じである。我々は全力をあげて、この法案が法律になるのを阻止しなければならない。さもなくば、我々は、食品独裁体制の下で市販が許可される食品(死んだ食品、燻蒸消毒、放射線照射された食品)で生きていくしかなくなる。今回の件には、最初から「食品に放射線照射する陰謀」があった。(http://www.naturalnews.com/023015_f...)

本物の食品がすべて犯罪になり、違法化されれば、「ソイレント・グリーン」あるのみだ。それほど遠くない将来かもしれない。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)


以上、こちらのブログから拝借しました。
http://tamekiyo.com/documents/healthranger/510passed.html





最近娘のおんげさんも「パイ パイ」と、おっぱいを請求出来るようになりまして、大変喜ばしい事なのですが、拡散の為と割り切った他ブログからのコピペが今後も増える気配濃厚・・・。出来ることからコツコツと。

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