幸満堂neo

日本人が事実に目を向けるだけで、世界が変わります。

びっくりしたこと

2010年11月09日 22時57分07秒 | Weblog
私の祖母(娘さんのひいばあちゃん)に久しぶりに会ったら、
からくりの名人ご長寿、吉田ことさんにとてもそっくりになっていました。

祖母本人にそっくりな人がいる事を伝えたところ、
祖母が「その人はどこにおるん?」と聞いてきたので、
とりあえず「天国」と答えておきました。

伝説の破壊力を持つことさんが、こんなに身近にいる私の人生、
なかなかおいしいかもしれません。



吉田ことさんの動画はこちら。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm532654




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順調にグダグダでいい流れ

2010年11月09日 21時44分47秒 | 祈りの扉
福岡を出発する朝、私の母がパンを買って、
私達が泊まってる部屋にきてくれました。

不思議と頭の中で決めていた、オムレット10個×3箱は、
これが親子の脳みそというものかというくらいに、
きっちり母が買ってきてくれてひたすら感謝なのですが、
問題は残りのパンの量。

ざっと見全部あわせて40個。

ギャル曾根もジャイアント白田もいないのに、
菓子パン40個。

結婚式でただでさえ荷物が多いのに、菓子パン40個。


母は本当に気持ちのある人なんですが、
いつもこうなので、ついいろいろ言ってしまいます。
私も少しだけ大人になったので、
出来る限り感謝の気持ちを混ぜながらと思いつつ、
やはりついつい、どうしても長々言ってしまいます。

チェックアウトはかなりギリギリになってしまい、
ただでさえタイトなスケジュールは、さらに押せ押せに。


しばらく経って、終始そのやりとりを見ていたパパさんから一言。

「どうせ何を何回言っても忘れるんだから、
 『ありがとう』の一言だけでもらっちゃえば、
 一番早かったんじゃないの?」


・・・・・

・・・・・

そうか!


母はいつもこれなので、私も子供の頃から何十回何百回、
同じ事を永遠のように繰り返し伝えてました。
でもそれでも治ってないということは、
その都度すっかり忘れられてるということです。
昨日今日始まった話ならともかく、もう数十年同じ状態です。

うん。パパさんが正しい。

どうせ忘れられてるんだったら、自分はその出来事に対して、
適切に自分がどうしたいかだけを伝える事が出来れば、
後は全く別のことに時間を費やす事が出来ます。
イライラする時間もものすごく少なくなります。

どれだけの時間を無駄にしてきたのかと思いつつ、
人は変える事が出来ないというのは正にこのことで、
それを私は、40年近い年月をかけてやっと体感しました。


そしてその後、ひきこもりの弟とランチに行き、
この話をしてみたところ、「その発想はなかったわ」と、
ものすごく納得した模様。

弟は母に会社を辞めさせられたり等のいろいろもあって、
朝や今までの私と同じ事を、今も母と同じ家に住んで、
毎日毎日繰り返してるようです。
ランチ中もずっと母のことを繰り返してました。

でも私が朝にパパから言われた事で、
私はちょうどこの日、単なる朝の出来事として、
たぶん私にも弟にも一番必要な話を、
たぶん一番いい形で、伝えることが出来ました。

翌日の今日、母から電話がありました。
いつもキリキリしていた弟が、まだ一日だけど、
私に合った後から随分穏やかになったとのことでした。

母は「いつもと違うけ気持ち悪い」と言ってましたが、
「ことさん(祖母)が年中人前でお金の話ばかりしてても、
母さんにはごく普通の事にしか見えないように、
慣れればそれが普通になるよ。」
と言ったところ、わりと普通に納得してくれました。



たくさんの無駄な時間は土となり肥やしとなり、
その中に知らずに蒔かれてる何かの種は、
ベストなタイミングで、必要な誰かのところで、
何かの花を咲かせるようになってるようです。

いろんなグダグダが含まれっぱなしでも、
どんだけそうは見えない状況が何十年続いてたとしても、
きっと皆、ちゃんと順調に、何かのいい流れの中にいて、
きっとちゃんと、何かのとてもいい場所に辿りつき、
そしてまたどこかに流れて辿りつくんだと思います。

もちろん、今これを読んでくれてるあなたもね。





いつも読んでくれてありがとう


娘さんの洗礼

2010年11月09日 21時07分38秒 | 祈りの扉
先週末に私の弟の結婚式があり、パパさんと娘さんと3人で、
福岡に帰ってきました。

関東人から見ると、福岡という国はまさに異国そのもので、
ほんの少し車を走らせるだけで、あらゆるカルチャーショックが
パパさんをばしばしぶん殴ったようです。

私のも昔の仕事上、何百回と結婚式は見てきましたが、
あらゆるお初な風景が、特に私の家側の親族に多く見られ、
私の叔父が独自フォーマルスタイルゴルゴ松本になっていた等、
まだまだ世の中知らない世界がいっぱいある事を、
私の親兄弟にものすごくお勉強させていただきました。

そしてそれは娘さんも例外ではありませんでした。

生後半年の娘さんは、超田舎ののんびりした町で生まれ育ち、
話しかけてくれる方々の平均年齢はおよそ70歳という、
本当にのどかな空気の中、ほとんどの時間を
私の目の届く場所だけで過ごしてきました。

それなのに、まずは初の飛行機搭乗で先制パンチをくらい、
結婚式場に着くなり、初対面の私の母にいきなり拉致され数十分。
親族控え室では不思議なゴルゴ松本とのご対面があり、
今度は別の弟がいつのまにか拉致。
しかも怖い顔のおじさん集団の中に突撃させられてました。

ただでさえ人も車も建物もいつもの何百倍な場所で
数日間過ごすことになって大変だったでしょうに、
一般的な大人でさえも、かなりショックを受けかねない状況に、
生後半年で投げ込まれた娘さん。

それに、滞在先では私の不注意でベッドから落っこちてしまい、
たんこぶで済んだものの、人生最大のギャン泣きが延々続き、
大きな病院に飛び込んでレントゲンを撮らされて、
本当に、本当に申し訳ない事までありました。



しかしそれでも、人の事を悪くしか言わないような親親戚まで、
娘さんの事は「かわいい」と「かしこい」以外は言わなくて、
旅行中ずっといろんな人にたくさん「かわいい」を言ってもらって、
「こんな可愛い赤ちゃん、久しぶりに見た」とまで言われて、
いろんな事はあっても、いろんな人からたっぷり愛情をかけてもらえて、
いろいろあったけど、よかったなぁとも思ってます。

ついでにお世話になった地元の病院も、たぶん世界的に見ても、
私が普段いる地域から見ても、ものすごく整った医療体制で、
小児科だけで年間4万5千人以上という数をこなしているという、
その凄さとか、なんか本当にものすごいニッポンを見た気がしました。

なんか本当にいろいろありすぎたせいか、
ほんの3日間で、娘さんのお顔が心なしか大人になった気がします。
いっぱい泣いたので、声も大きくなりました。
そしてママの私も深く反省・・・。痛かったね、ごめんね・・・。

今は静かな田舎に戻ってまったり睡眠中の娘さんですが、
いきなり身に降りかかった特大の洗礼は、
ジェットコースターの勢いで、娘さんに成長を促したようです。




いつも読んでくれてありがとう