ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

ボルベール<帰郷>

2007-07-02 22:41:22 | Movie
2007 スペイン
★★★★
監督:ペドロ・アルモドバル
主演:ペネロペ・クルス
http://volver.gyao.jp/

「この映画は、5人の女性をもって女の一生分の切なさを描いている」
と、映画を見た帰り、新聞の裏面にあったこの映画評を読んだ。上手く言い当ててると思う。女は、弱く、悲しく、非常に強い。とてもよく出来た、美しい映画なので見てみてください。

ところで、女は強いのか。

スペインはどうやらもう随分と、失業率が高い状態が続いている。この映画でも、主人公の夫もしょっちゅう失業するろくでなしである。
しかし職をもとめる具合は女も一緒。こういう経済状況でいつも女の強さが強調されるのはなぜだろうか?

ひとつは、女の就く仕事、清掃、洗濯、料理、などのサービス業の方が経済不況に強いからかもしれない。基礎的消費、地元消費のサービスに携わって、収入の無い一家を支える。

・・・なんてね。

映画とは関係ないが、人は、すぐに死に得るものらしい。
弟がお世話になった遊び塾の発起人・経営者のおんじが亡くなったと聞いた。
享年55歳くらい、一年前に癌がわかり、それから1年もせずに亡くなった。
1年。死を準備するには短すぎる。
死ぬ前に、何も予告の無い人も居れば、自ら、予告し、自ら手を下す人も居る。
後輩の卒論テーマ「自殺率の要因分析」は非常に興味深い。

昨日、一日友人とふらふら過ごした。
彼は、どう考えても働きすぎだと思う。
話を聞いていて、というか今日の余韻として残っているのは、なぜかそのことに対する静かな憤りみたいなものだ。
一部は彼に対するもの(どうして手を抜かないの!?)であり、ひとつは何か構造的なもの(仕事量の増加に対し、人間の増加でなく、一人当たり労働時間の増加で対処する傾向)である。
もちろん、彼にどれだけの選択権があってそんな忙しく働いているのかはよくわからいのだが。

そういうわけで1ヶ月がスタート。
そろそろ明日の発表準備に取り掛からなくては・・・。

・・・
最近観た映画
「ブリジット・ジョーンズの日記2」★★★★★
「エリン・ブロコビッチ」★★★☆

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画すきなの? (みかん)
2007-07-04 03:26:39
俺、東京で映画みたいけど、

映画友達いないから、

今度、みちこ誘ってよ。

ダイハード4.0みたいな。

ちょい、人生指南もお願いしたいわ。
そうか (みちこ)
2007-07-04 09:36:38
友達居ないのか、かわいそうだな。
あれ、彼女居たんじゃなかったの?

あましアクション系は見ないんだけど、
人生もそんな指南できないけど、
今度ふらっと行きたくなったら誘ってやろう。

今年の夏は四国に行きたいから、
こちらは四国指南をお願いしよう♪
そうかそうか (みかん)
2007-07-04 16:16:46
俺も、夏に多分帰省するから

そんとき声かけてよ。

彼女は、昨日別れた。
そうか (みちこ)
2007-07-05 12:41:36
昨日かよ!!
なんか、重いな、
そういう重さがなんだか久しぶりで新鮮。

ま、そのうち学校で。
っていうか、二郎に行ったことがないんだけど、
今度行くことあったら誘って!
これ本気のお願いです。
わかった。 (みかん)
2007-07-08 23:39:36
次郎に誘うから、待ってろ。

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