バスを運行していてしばしば感じることは、近年の在留外国人の増加についてです。
以前田舎の路線バス会社にいた頃は、1便につき1割ぐらいの割合で外国人の方が乗車していたイメージでした。
しかし、都内のバス会社に転職してからは、1便につき3割位が外国人の方で占めているイメージです。
国籍は、もっとも多いアジア系を筆頭に、インド系、中東系、南アメリカ系、欧米系とバライティーに富んでます。
最近の傾向ですが、どの外国人の方も乗車マナーがよく、いつも感心させられます。
その中でも最も乗車マナーがいいのは、欧米系の方で、何か洗練されたものを感じ、私も勉強になっています。
その他の外国人の方々も、なるべく日本の公共マナーに配慮しようと、一生懸命努力している姿勢がひしひしと感じられ、非常に好感をもって拝見しています。
但し、ごく少数ではありますが、日本の公共マナーを無視する外国人の方も、残念ながら存在します。
私の記憶でも、割り込みを乗車をして高齢者の方から注意されていた方や、大声で自国の言葉で会話していた方など、少数ですが確かに存在しました。
つい数日前ですが、アジア系の外国人4人組が乗車して来ました。
その内1人が発車後席を立ったため、すかさず車内マイクで注意をしたところ、思いもよらない返答が英語でかえってきました。
「彼女は、日本語できない。○○語で話せ!」
ニュアンス的には、「お前、サービス業だろ?!○○語で対応してみろよ!」の方が近いと思います。
それを聞いたときは、内心憤慨しましたが、終点まで直ぐだったため、無言でやり過ごすこととしました。
外国の方も様々ですが、やはり同じアジア系の方が一番難しいですね。