バス会社の面白いところは、高齢化社会が業界および利用者が伴に他の業界より進行しており、むしろそれを上手に楽しんでいるきらいがあります。
例えば、45歳からバス運転士に転職したとしても、会社の中の平均年齢が55歳位のため、20年前の常識で云う25歳位の感覚で仕事が始められることです。
会社の平均年齢が他の業種よりも高いため、10年勤務しても平均年齢に到達するぐらいで、何ら無理なくキャリア形成が可能です。
そのため、新卒から約20年間不遇を過ごしたロストジェネレーションなどの世代には、最もおすすめできる業界でもあります。
バス会社は、バス運転士だけで成り立っているわけではなく、運行管理者や内勤のサポート部署の人員などのすべてで運営されています。
未経験で40歳以上の方の場合、最初は運転士として採用される場合が、圧倒的に多いです。
しかし、運行管理者の資格を取得し、内勤の経験を生かしたい、または、経験を新たに積みたいと思った場合、2、3年運転士勤務をすれば比較的簡単に希望が通りやすいです。
但し、大手バス会社の場合は、経理業務や本社の管理部門で働く場合は、新卒で総合職入社の方が優先されがちです。
さて、高齢化しているのはバス業界だけではありません。バスの利用者も伴に高齢化していることが、面白いところです。
昼間の便などは、ほぼほぼ乗客が高齢者の方であることは、しばしばあります。
本当に、男女ともアラフィフ、アラフォー、アラサーなどは、全員若い人です。
多少過去に漂流した経験のある40代など、全く問題のない業界でもあります。