この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#389 雪

2008年02月03日 | 随想
今日は雪が降っている。日曜日。しんと静かである。雪もいいものだ。
高速道路で閉鎖になったところも多いようである。それほどの雪でもないのだが、最近東京近辺で雪が降ることがないので、やや過剰反応なのかもしれない。
でも過剰反応はよい。安全第一なのだから。

すでに、このブログでも書いたかもしれない。米国の南部と北部のちがいのことである。

私は、米国の北部(中西部)のイリノイ州に住んだことがある。シカゴのある州である。冬は寒い。雪も多い。しかし雪が降っても、雪かき車がすぐ出て、雪をかき、凍結防止のために塩をまく。日常のできごとなので、住民も何の反応もない。

私は、米国の南部に住んだこともある。サウスカロライナ州である。冬でも雪は滅多に降らない。今の東京地区と同じくらいだろうか。

雪が降ると大変である。テレビでは学校の休校の報道、工場の開始時間延期の放送が次々とテレップで流れる。市役所には雪かき車など持っていないので、道路も雪が積もったままである。(インターステート 高速道路は別であるが。)

北部から来て南部に住んでいる人はこの光景を見て笑っている。雪が降ったくらいで休校とか工場が休みになるなんて信じられないという。南部というところは、一体どういうところか、と言わんばかりである。

静かに雪の降るのを見ているといろいろなことを考える。また、昔のことを思い出す。

仲良くしてくれた北部、南部の米国の人達は今も元気でいるだろう。

私が大学を受験したころは、試験日が3月3日から3日間だったような気がする。50年以上も前、私が受験したときは雪が降った。2年続けて雪が降った。

大学の近くの家の紅梅がきれいに咲いていたが、雪をかぶって寒そうだった。

その頃同じ年頃だった友人達はどうしているだろう。雪の降っている地方に住んでいる友人は同じような感慨をもってこの雪を見ているのだろうか。

友人の訃報をよく聞くようになった。年賀状の返事がないと思ったら、家族から、実は~と訃報を知らせてくれる返信を戴くこともときどきある。

みんな体に注意して長生きをしてほしいと思う。そして、若かったころの思い出話も含めまたいろいろと話をし合いたいと思う。

若い頃にあこがれていた女性にもいつまでも元気でいてほしいと願うのである。

そして、いつかまた思う存分に、昔話を語り合いたいものである。


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画像:筆者撮影




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