この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#15 「ハイネ詩集」、「ヘッセ詩集」(思い出)

2005年02月07日 | ドイツ文学
何の変哲もない文庫本のこの詩集は私が死んだとたんに、ただのごみとなって捨てられてしまうのだろう。しかしこのヘッセ詩集とハイネ詩集は私にとっては宝物なのだ。運命(Schicksal)私たちは、子どもたちのするように、怒って、わきまえもなく別れ、愚かなはにかみにとらえられて互いに避けあった。悔いて待つうちに幾年も過ぎた。私たちの青春の園に通ずる道はもうない。(ヘルマン・ヘッセ)(高橋健二訳)学生時代に . . . 本文を読む