冷間始動時のコツ(R1200系編)

2010年02月16日 | サービスセンターより愛をこめて…

皆さん、こんにちは!グッドウッド市川サービスセンター、メカの前川です

大変ご無沙汰しております。皆様のお陰で整備の仕事は、1月でも大変に

忙しく感謝の毎日であります しかし、今回の冬は、だいぶ寒いですね~。

こんなに寒くても、乗りたいと思わせるBMWはスゴイな~と関心します

(もちろん、オーナーもスゴイ!と思います

そんなお客様から最近になってよくある、お問い合わせに、

「寒い朝だけエンジンが、かかりにくいんだよね~。」と、時々耳にいたします。

じつは、ちょっとしたコツ(冬季限定)で、すぐにエンジンはかかるんですよ

通常、ONからスターターボタンを押すだけで簡単に始動します。

(※バッテリー良好が大前提ですよ。)

Pap_0098 キュルキュル、ボボッ・・・。

Pap_0100 シ~ン。あれれ?

そんな時は、これです  これで、かかります(冬季限定)

Pap_0099 ちょっぴりスロットル開けます。

(※本当に、チョビ開けです!スロットルが重たくなり始めてから、矢印の間隔

くらいです。逆にガバッと開けると失火等が原因で思わぬエンジントラブルに

なる可能性がありますので、それ以上は厳禁です。)

キュルキュル、ブルルン~!かかったー

一度、かかれば再始動時は必要ありません。

しかし、それにも増して気温が0℃を下回る時は、

さらにこれをやって下さい

Pap_0097 クラッチを切って始動

なぜ、クラッチを切るかと言いますと、スターター時はクランクシャフトが

回転しますが、重量のあるクラッチ板まで一緒に回されます。

このクラッチの重さはバッテリーにも大きな負担となり、極寒時には

スターターの回転不足になりかねません(始動しにくい状態)

クラッチを切ることで切られた重量分だけ回転が軽くなり、

エンジンが、かかり易くなります。

この方法は、皆さまがお持ちの「ライダーズ マニュアル」にも記載

されております。(4 走行 ・ 始動についてのページ)

マニュアル本の厚みがあるので、全部お読みになるのは大変ですが、

再度ご確認して頂き、有効活用しつつ安全に運転して頂ければと、

願っております。まだまだ寒い日が続きますがツーリング楽しんで下さいね

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