もてぷよ

2007-04-25 05:08:20 | Weblog
 きのうは会社で健康診断があったのだが。

 なんか今年からメタボリックのナニで腹回りを計測
するとかで、思いっきり巻尺巻かれました。しかしそ
れにしても96cmってどーよ。

 このだぶついた腹の肉からはできることなら目をそ
らして生きていきたいと希望するものであるが、この
強烈な存在感から完全に逃れることはほぼ不可能だ。
人間として、このぜい肉くらいのふっとい存在感があ
れば少しは出世するのだろうが、ぜい肉はぜい肉で
あり、本体は本体である。本体はいろんな意味におい
て存在感がない。まあ、身分相応といやそうなんだが。

 夕刊紙などを見るとメタボリックの記事もやたらに多く、
気にしてるオッサンも多いのであろうなと。「チビ、デブ、
ハゲは女にモテない」というのは男のこころの中では確
固たる定説であり、「女性の痩身信仰」とタメがはれるく
らい崩しにくい観念である。

 冷静に考えてみれば上記の三大欠点よりマズイ短所
というのはいくらでもあり、口臭体臭ケチ暴力など、どう
考えても「深刻度は高い」と思うのだが、普通のハゲデ
ブというのはそこまでポジティヴにはなれず、隙間だらけ
の頭髪と出腹を気にしつつ、「どうすりゃいいんだ」と半泣
きで立ち尽くすのみだ。いまのわたしですね。

 もっとも、デブについては最近「もてぷよ」などという言
葉があるという。一部女性誌が提唱している、「男性にモ
テるややふくよかな女性」の概念らしい。例としては松坂
慶子などがあげられており、「ああ、たしかにぷよだな」と
いう感じである。また男性ではあるがインパルスの堤下と
か。たしかにぷよでモテている。ウキーーーッである。

 女性の「痩身信仰」というのはたしかに「精神的に病ん
でねぇ?」と思うくらい強固なものがあり、「いや、ぷよで
もモテる女はたくさんいるから」という事実を世に広めると
いうのは意義のあることかもしれない。ただ同時に、「限
度を越えて紡錘体形」の女性の勘違いが、さらに加速す
る危険性をも秘めており、その意味においては両刃の剣
なのだろうな。

 脂ハゲ自身は、「ハゲとデブの兼任体制」であるから、デ
ブの正当化がされたとしても立ち位置にあまり変化はない。
ここはひとつ「モテハゲ」の概念の啓蒙を。モト冬樹とかモテ
そうだもんなあ。どっかの雑誌が花火あげてくれないかしら
ん。