何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証

私は2015年12月28日、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎を突然喪いました。このブログは彼の生きた証です。

祥一郎………お前の居場所だよ………

2016年01月22日 | 日記
祥一郎………


きょうは特に寒いよ。

一人の部屋が、おっちゃんを凍えさすよ。

昨日は心療内科にもらった安定剤と睡眠剤でやり過ごしたけど、歩いていてフラフラするよ。
仕事の時は飲めないね。


お前はよく眠れているかい?

部屋では意味もなくテレビをつけて、しーんとした音が聞こえないようにしてる。

寝る時は居間も寝室も、常夜灯をつけているよ。暗闇に喰い殺されそうになりそうで、怖いから。

お前と二人なら、まっ暗闇でも全然平気だったのにね。

祥一郎、今お前とメールのやりとりのあった人に順番にお知らせしているよ。

何人か驚いて電話してきてくれたよ。


こうして少しでもお前の亡くなったことを知らせるのが、今のおっちゃんの努めだ。


きっとお前のことを好きだった人は他にも居る筈だからね。

祥一郎………


おっちゃんのしらないお前のプライベートを少しでもわかって、それに関わった人に引き継いでいくよ。


そしてお前の供養を少しでもしてもらうんだ。


でも、でも、忘れないで。


お前と一番強く強く結ばれていたのは、おっちゃんだったってことを。




祥一郎、仏壇を置いたよ。

寒いし、箪笥の上じゃ申し訳ないものね。

小さい、ささやかな、そんなに高級じゃないものだけど、赦してね。

ここがお前のひとつの居場所だよ。

でもうちにきたらどこに居たっていいんだよ。好きなところで好きなことをするんだよ。

あの頃のように。

そしておっちゃんをまたからかっておくれ。ちょっかいかけておくれ。

祥一郎…………おっちゃんはウサギみたいに寂しくて死なないかな。

壊れて行く自分・・・祥一郎のために・・・

2016年01月17日 | 日記
祥一郎………
今帰ったよ。

きょうは職場でつい涙が出てしまったよ。
誰も居ない喫煙所だけどね。


見つからないようにティッシュで涙をぬぐって、休憩をおわりにしたよ。
相変らず同僚や上司が、腫れものに触るように接してくるよ。でも、申し訳ないけどそれに笑顔で返すことはまだできないよ。


祥一郎………
道行く赤の他人を見て、「なんでこの人が生きているのに、祥一郎は死ななければならなかったの?なんでお前じゃなくて、あそこを歩いているあの人が死ななかったの?」
なんて思ってしまう。


私は段々、あまりの悲しみに邪悪に壊れていくんじゃないかな。
職場でも、そりの合わない職員を見ては、「なんでコイツが生きてるのに、祥一郎は……」
なんて思ってる。


怖いね。
巨大な悲しみは、人を悪魔にするんだろうか。


祥一郎。
きょうの夕食は、二人でときおり買って食べた、西友の安くて不味い弁当だよ。
相変らず不味い。

でも、お前が居たら少しは美味しかったのかもしれないね。


祥一郎………
明日は休みだけど、雑用で終わりそうだよ。

洗濯、支払い、掃除、ちょっとした買い物で終わるだろうね。
ひとりでそれをやることになるんだね。

休みの度のお前との晩さんのメニューを、もう考えることもない………
祥一郎………寂しいよ……孤独感に殺されそうだよ。

いっそ殺されたいよ………


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祥一郎の夢

2016年01月17日 | 日記
………やっと夢にでてきてくれたね、祥一郎。

おぼろげな夢。

狭い部屋でお前と二人暮らしている。

でも、おっちゃんの都合で、お前と暮らせなくなるというシチュエーション。
お前は友人と御飯を食べに行ってしまい、おっちゃんはそれが悔しくて、ひとりで御飯を食べに街を彷徨っている。
仲良さそうなゲイのカップルを眺め、やっぱり寂しくなって部屋に帰る。
何をどう考えても、どんな困難が有っても、祥一郎お前との生活を終わらせることは出来ない、今更そんなことは寂しくてできないと思い、お前に告げる。
「一緒に暮らせなくなるなんて、嘘だよーーー。」とおっちゃんはおどけて言う。


そこで目が覚めた。

残酷な現実に気付く。

お前は、一緒に暮らそうにももうおっちゃんの傍に居ないことを。
この世、世界中の何処を探しても、お前はもう居ないことを。

夢の中でお前は一言も発しなかったように思う。
でも顔は笑顔だったように思う。


起きたら、お前の骨が入った器が、いつもと違う場所にあった。
ん?昨日帰宅してから線香を上げ、器を抱きしめた覚えはあるけど、元の場所に戻さなかったのかな。それとも………

隣の部屋入ると、お前の遺影がちょっと違う場所にあったような気がした。

夕べ、お前は来てくれたのかい?
それとも気のせいかな………


祥一郎、お前は何を言いたかったの?

それとも気まぐれにおっちゃんの様子を見にきたの?

それとも、おちゃんの願望が見せたただの夢かな?
目の前のお前の遺影を眺める。

「うん、行ったよ。様子を見に。」って言ってるような気がした。


祥一郎、今度いつ来てくれるの?
お願いだからもっと頻繁にきておくれ………お願いだから………

祥一郎………お前の日常を…戻したい………

2016年01月15日 | 日記
祥一郎………


今朝も寒いよ。


今強く思う。

お願いだからお前が倒れる一日前に戻りたいと。

そしておっちゃんができる全てのことをしてあげたいと。

タイムマシンがあればと、今ほど強く願うことはない。


お前の居ない日常がまだ受け入れられないよ。


朝お茶を入れる姿
窓を開けて空気を入れる姿
洗濯をはじめる姿
パソコンで遊んでいるお前の背中
おっちゃんの歌に合わせて踊るお前の姿
寝室で体操している姿
風呂でゆっくりしている姿
御飯を炊き、ラーメンを作って食べている姿
いびきをかいて寝ている姿


なんでそれが今無いの?


祥一郎……祥一郎……お前との何気ない生活が、今何で無いの?

なんでお前は死ななければならなかったの?

あんまりだよ………あんまりだよ……こんなのあんまりだよ………




祥一郎……あの日常に戻りたいよ……戻りたいよ………

祥一郎……もう食べてくれないんだね………

2016年01月12日 | 日記
祥一郎、おっちゃんのきょうの夕食はまた牛丼だよ。

もう料理する気はまったく無くなっちゃったよ。お前が食べてくれないからね。


ついこの前まで、私が休みの日には二人の献立を考えるのが楽しみだったのに。

お前が好きだったのもの。

カキフライ、肉巻き、煮込みラーメン、オムレツ、きんぴらごぼう、大根の炒め煮、
いなりずしも好きだったね。

冬にはおでんもよく作ったね。何日もあるからお前がおかずに困らなかったし。

マーボー豆腐や、からあげもよく作って食べたよね。

あと、ロールキャベツ、そうそう忘れちゃいけない、おっちゃん特製のハンバーグ。

きょう何にする?って聞いたらよく「ハンバーグ。」って言ってたね。

中華丼も好きだったね。よくウズラの卵を取り合いしたっけね。


祥一郎、きょう冷蔵庫を開けたら、お前が食べかけたアイスクリームがあったよ。

あんなによく食べるお前だったのに、最後の方は半分も食べられなかったんだね。


祥一郎……おっちゃんはもう料理は封印しようと思う。
ひとりで作って食べても、砂を食べてるような味しかしないと思うから。

お前が居たから、料理するのも楽しかったんだよ。

なんでも文句言いながらよく食べてくれたよね。文句言いながらでもちょっと残して翌日のおかずにしてたよね。



もうあんな日は戻らない……戻らないんだね
祥一郎……逢いたいよ……寂しいよ……寒いよ……ものすごく悲しいよ……
おっちゃんの作った料理、食べておくれよ……お願いだよ……祥一郎……