何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証

私は2015年12月28日、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎を突然喪いました。このブログは彼の生きた証です。

お餅だよ………祥一郎・・・・

2016年02月29日 | 死別体験
祥一郎、お前の好きだったお餅を供えるよ。お食べ。

去年年末に、お前が食べるだろうと思って買っておいたんだ。
お前餅好きだったものね。

いつも海苔を巻いて、安倍川にして食べてたね。
醤油たっぷりつけて。

お前は千葉育ちだから、醤油が好きなのかい?てよくおっちゃんはからかったものだった。
なんでもかんでもけっこう濃い味にして食べてた。

身体に悪いよって言っても聞かなかったよね。


でももう、好きなだけ好きなように食べていいんだよ………


祥一郎………寂しいよ………

祥一郎……一緒に食べたかったよ………

祥一郎 ………もうお前とおせち料理や雑煮を、ああでもないこうでもないと言って食べることも無いんだね。


祥一郎………お前が居なくなってもう2か月が過ぎた………
2月ももう終わりだ………


この2か月はおっちゃんの人生、これまでの、そしてこれからの、死ぬまでの人生の中できっと一番悲しく辛く、後悔し、涙を流し、身体が引きちぎれるような2カ月になるのだろうね。


来年の今頃………おっちゃんはどうしているだろう。

まだこの世に居るのなら、お前の死を克服しているのだろうか……

とてもそんな気がしないよ………



祥一郎………きょうも一人、お前の遺影を抱いて寂しさと寒さに怯えながら、お前の使っていた布団に包まって眠るんだ。


お前の使っていたまくらの匂いを嗅ぎながら、夢にでもお前が出て来てくれないかなと期待して眠るんだ。


いつも隣に寝ていたお前の姿を探しながら…………

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助けられなくてごめんね・・・・・・・祥一郎

2016年02月29日 | 死別体験
祥一郎………

昨夜はお前の京都のメル友と長々とお話ししたよ。

お前の残した香水を送って、形見分けをした人だよ。とても喜んでくれていた。

お前だと思って大事にしてくれるって。


お前とは逢ったことが無いけれど、長いお付き合いだったみたいだね。お前の携帯やフリーメールにやり取りが沢山残っていた。


その人はね、お前も知っているように霊感が有るらしくて、祥一郎、お前はおっちゃんの傍に居て、心配しているって。おっちゃんが泣いている姿を見て心配そうな顔をしているのが見えるって。

そしてその人とのお話しの内容によっては、笑っている姿が見えるって。

その話を聞いて、おっちゃんは嬉しかったよ。

本当に傍にいてくれているって信じることにするんだ。


願わくば、おっちゃんにもお前の存在が感じられるように少しばかりの霊感があればいいのにと、こんなに強く思う事は無いよ。

霊感の無いおっちゃんの為に、わかりやすい相図を送って欲しいよ、祥一郎。


祥一郎………今朝もこの日記を書きながら泣いてしまったよ。

ひょっとしたら涙が溢れる時は、お前がなにか話しかけてくれてるのかな。肩に手をおいてくれてるのかな。

そうであればいいのに。


ああ、お前に最後に触れた手の感触が蘇ってくるよ。

冷たくなったお前の頬や手足………少し見開いた眼……少し胸毛の生えた胸………

そして、火葬する前のお前のとても冷たくなった顔………

お前の肉体をもう一度抱きしめたい………もっとあの時強く強く抱きしめれば良かった。


もうお前に触れることはできない。


もっともっともっと残念なのはあの時、心細そうな声で

「おっちゃん……手、握って………」

といったときに、お前の手も身体も強く強く強く強く抱きしめて、

「大丈夫だよ、大丈夫。おっちゃんがなんとかするから、何があってもお前を助けるから。心配するんじゃない。おっちゃんの力の限りお前を守るから。泣くんじゃない、泣くんじゃないよ。お前にはおっちゃんがついてるんだから。」

ってなんで言ってやれなかったのか。


ああ、あの時…………

祥一郎の友

2016年02月29日 | ひとりぽっち
祥一郎。

きょうたいし君が来てくれたよ。

ずっとお前の携帯の着信アドレス一覧から連絡していたけど、韓国に行っていて見れなかったんだって。
きょう空港から直接かけつけてくれたよ。


お前の亡くなる前日まで、ラインでやりとりしてたようだね。たいし君その後もラインを送ったけど、返ってこないから体調わるいのかなと思っていたそうだよ。

色々な話をしたよ。


お前がたいし君と焼き肉パーティーしたこと、たまにうちに招待して食事していたこと、色々たいし君の相談に乗ってあげてたこと。

おっちゃんのこと、「もうおっちゃんには出会いは無いだろうから、僕が傍に居てあげないと寂しがるから。」とも言っていたそうだね。

その通りだよ。

色々おっちゃんの知らないことも聞いたけど、今となってはそれを確認する術は無い。

おっちゃんに隠していた事もあったのかな。心配かけまいとして。

だとしたらもっと心配かけて欲しかったよ。そうすればお前はまだ生きていた可能性だってあったかもしれない。



ちょっとお酒も一緒に飲んで、一緒に泣いてくれてたよ。

おっちゃん言ったんだ。これから私とも友達になってくださいって。部屋にも遊びにきてくださいって。
祥一郎、お前の生きていた証、親しい友人との縁をおっちゃんが引き継ぎたいんだ。


帰りに、祥一郎お前と行った駅前のランチハウスでたいし君と御飯を食べたよ。お前の好きだった海老フライとハンバーグカツのセット。

もうお前と行くことも無いと思うと、とてもとてもとても悲しかったけど………


来月も来てくれるよ。

そしてお前の好きだったものを作って、一緒に食べてお前の楽しい思い出を語り合うんだ。


祥一郎………今朝も泣いてしまったよ。

6時には仕事に行かなければならないけど、どうか何事も無いよう見守っておくれ。

どう生きたらいいの?・・・・・・祥一郎・・・・・

2016年02月29日 | 日記
私はもう齢55。


祥一郎を亡くし、後の余命はあとどれほどのものなのだろう。。


そしてその命をどのように使用し過ごしていったらいいのか。


人は誰かに何かに寄り添ってしか生きられないとしたら、私は何をどうやってそれを見つけたらいい
のだろう。


おそらくこれからも、少ないながらもそれなりの短い出会いは有るかもしれない。

しかし祥一郎の代わりが見つかる可能性など皆無に等しい。いやそもそも祥一郎の代わりなど有るわけもないのだ。


ではたったひとりで何のために生きる?


生きる為に生きる?この世は修行であって死んだ後光の世界へ行く為?


与えられた寿命をまっとうするのがこの世の摂理だから?単に生存本能に従って?


少なくとも誰かの、何かの温かみがまったくないまま生きるのだとしたら、それは人間として生きることになるのだろうか。


今から何かを必死になって見つける?


私にそれができるのだろうか。見つけるだけの気力体力が残っているのだろうか。





祥一郎………私はお前無しで、何に寄り添い、どこへ行けばいいのだろう……

寒いよ・・・・祥一郎・・・・・・・・・

2016年02月29日 | 日記
祥一郎………


きょうは特に寒いよ。

一人の部屋が、おっちゃんを凍えさすよ。

昨日は心療内科にもらった安定剤と睡眠剤でやり過ごしたけど、歩いていてフラフラするよ。
仕事の時は飲めないね。


お前はよく眠れているかい?

部屋では意味もなくテレビをつけて、しーんとした音が聞こえないようにしてる。

寝る時は居間も寝室も、常夜灯をつけているよ。暗闇に喰い殺されそうになりそうで、怖いから。

お前と二人なら、まっ暗闇でも全然平気だったのにね。

祥一郎、今お前とメールのやりとりのあった人に順番にお知らせしているよ。

何人か驚いて電話してきてくれたよ。


こうして少しでもお前の亡くなったことを知らせるのが、今のおっちゃんの努めだ。


きっとお前のことを好きだった人は他にも居る筈だからね。

祥一郎………


おっちゃんのしらないお前のプライベートを少しでもわかって、それに関わった人に引き継いでいくよ。


そしてお前の供養を少しでもしてもらうんだ。


でも、でも、忘れないで。


お前と一番強く強く結ばれていたのは、おっちゃんだったってことを。




祥一郎、仏壇を置いたよ。

寒いし、箪笥の上じゃ申し訳ないものね。

小さい、ささやかな、そんなに高級じゃないものだけど、赦してね。

ここがお前のひとつの居場所だよ。

でもうちにきたらどこに居たっていいんだよ。好きなところで好きなことをするんだよ。

あの頃のように。

そしておっちゃんをまたからかっておくれ。ちょっかいかけておくれ。

祥一郎…………おっちゃんはウサギみたいに寂しくて死なないかな。