演奏会に向けて練習しなければ、とは思うものの、平日はほとんど仕事で時間がとれない。「秋の曲」と「さらし風手事(さらしふうてごと)」は、どちらも手強い。
なんとなく蒸し暑くなってきた最近は、弾き始めるとかなり汗が出る。かつて華道、茶道とならんで女性の行儀見習いのひとつのように言われてたけど、10分を超える曲は相当体力を使うし、いろんな意味で根性がいる楽器で、はっきり言えば体育会系でないとやっていけない(  ̄▽ ̄)
爪を入れている箱は亡師匠の形見。落ち着いた色目だけど、あまり好みのものではない。
実は、この口前カバーも地味好みな私のために選んでいただいたけど、少し男前過ぎる気がしている。そろそろ別のものに変えてもいいかもしれない。こればっかりは必ず好みのものが見つかるとは限らないけど、弾くときに目に入るものなので、今まではできるだけ暖色系は避けてきた。
若い頃と違って、今は練習量よりも質になってきた。体調や体力を整えて、クリアな精神で望めばなんとなく曲が馴染んでくるときがくる。最近はあせらず無心になることが大切に思える。