以前のストレスフルな職場で、胃と腸にポリープが出来ていた。気持ちと時間に余裕が出来てやっと切除の機会を得た。
前日から消化の良い食事制限で準備も万端。時間を潰すための本、500ミリリットルの水とお茶、その他手続き書類と財布をカバンに入れた。前日夜、下剤を飲んだので医院までタクシーを呼ぶが、3件目でやっと予約出来た。弱気な自分はこういう時に不吉だと感じてしまう😔タクシーの運転手は不案内だけど、人が良くて安心する。
9時到着の医院で、少し無愛想なナースに設備や、手順の説明を受ける。こちらの医院は全身麻酔で、胃と腸の内視鏡検査を1度にやるのだが、そのこと自体が初めてなので何もかもが不安。個室にはテレビやリクライニングの椅子、そして1リットルの下剤。お味はグレープフルーツと梨を合わせたような。これを一時間で手持ちの水と飲み干すとのこと。その間にだんだん水っぽくなる💩を目視し、飲み干す頃には黄色い完全に水化したものを確認して貰い、あとは午後からの内視鏡検査を待つのみ。
この作業はあまりツライものでは無く、一時間で10回以上の排出で予定通り。本は一冊読了し、2回ほどうたた寝もした。
隣室から呼び出されていく気配がして、そろそろ自分の番が近づいてきたのを感じて、室内でできる限りの準備体操をする。そのうちに、お尻部分の割れた紙ズボン(黒)に履き替えの指示があり、別室で点滴を受ける。この時ついでに採血されたが、今までの人生で1番痛かった(ナースがヘタ)😢点滴中、先生が通過際に私の爪先あたりを軽く叩いて「次だからね~」と声掛けしてくれたのが、とても安心できた。
部屋を移って、ついに!様々な器具のある検査(手術)室に初めて入る。4人ほどナースがそれぞれ何か準備をする中、先生が入室して私の脇に立つと消灯(ここらへんがめちゃ怖かった)。先生が麻酔の入った管のようなものを開けながら「眠くなるからね」と言ったところまでしか記憶が無い…早っ!
麻酔が効きすぎて、たぶんその日の患者の中では最後に医院を出た私(他の個室は全部開いてた)😔帰宅後も寝っぱなし。翌日もクラクラ。無愛想だと思っていたナースが心配してまだ寝ていってもいいよと声掛けしてくれた。(以前、回復せず先生が家まで送った人もいたそうだ)目覚めた後、先生から胃と腸のポリープ切除の経過を聞く。(先生が、みんなあんまり覚えてないんだよね、と。)薬局にヨロヨロと転ばないように寄り、タクシーで帰宅。この辺の記憶はおぼろ。
ちなみに、気持ちをアゲるためにと林真理子と三谷幸喜の本を持ち込んだのは、正解👌
長い間の何かツライ重しをスッキリできた翌日の今日は、おだやかで晴れやかな1日を過ごせた。
考えてみれば、麻酔ってスゴいと言うか恐ろしい。麻酔後、1秒ほどで意識を失い、目覚めたら両脇支えられて移動していた…こんな大変な仕事をしている先生やスタッフの皆さんは素晴らしいやら、ありがたいやら🙇この体験はしばらく忘れ難い。