食べ歩きとハイキングの旅

酒どころ&ワイナリー、美味しいものを求めて日々散策しております。

デイサービスに行きたがらない姑、キーワードとなるのは・・・?

2024年02月10日 | 

97歳の姑は、半年前に腰が痛いという事から、圧迫骨折していることがわかりました。

しばらくして、太ももが痛いと言い出しましたが、脊柱管狭窄症も併発しているらしいです。

 

このままでは、寝たきりになってしまう!!

お風呂に入るのも怖い!!

 

何とかしたいと、介護認定を受けてデイサービスに通う事に致しました。

最初の頃は、喜んで通いました。

車椅子でも入浴できるお風呂であったり、大好きなカラオケも出来たりしますから。

 

デイサービスでは季節の行事が満載です。

お花畑にも、紅葉の公園にも、年が明ければ初詣にも連れて行ってくれますし。

 

しかし、次第になかなか行きたがらないようになりました。

前日に確認すると、「行こうと思ってますよ!!」

しかし、当日になると、「今日は休むよ」

理由を聞いても、「気分が乗らないから」

それでは困りますので、当日は私が朝から説得をしなくてはなりません。

 

冬になると寒くなり、ますます気乗りしません。

しかしまあ、さすがにデイサービスのスタッフの方はうまいです。

「必ず来るって、私と約束しましょ」

「みんなが○○さんと会えるのを、楽しみに待っているんですよ」

その言葉で、

「私を必要としているのかい?じゃあ、行くよ」

と行く気になったり。

 

自分が必要とされている・・・という言葉に、心が動いたのでしょうか。

 

しかし、次にはそうはいきません。

毎回、あれやこれやの作戦です。

 

本日の作戦です。

夫が電話をして、

「今日は、ちゃんと行ったら、一緒にお酒を飲もうね。

刺身を用意するから」

とお酒を飲む約束をしたのです。

 

「息子が酒を用意するのなら、申し訳ない、行かなくちゃ!!」

用意するのは私なんですけど・・・。

 

97歳の、何もやる気のなくなった姑が、酒でその気になったか!!

楽しみが動機となるなら、大好きな日本酒とお刺身を用意致しますよ。

こちらは、少し前に大好きなお酒と共にお食事をしたときの様子ですが、

しっかり食べて、しっかりと飲んでいますので、まだまだ大丈夫そうです。

 

それにしても、です。

日本の認知症医療の第一人者で、認知症の知能検査の考案者として広く知られている、

長谷川和夫先生が、最後には認知症になられたそうです。

この様な認知症ケアのご著書があったり、

「これから言う三つの言葉を言ってみてください。桜、猫、電車」

「100から7を順番に引いてください」

などの質問から成る、診断に使われる認知機能検査を考案された方です。

 

長谷川先生が医者として認知症の患者を診ていた時は、

デイサービスに参加することを患者や家族に積極的にすすめていました。

 

しかし、イザ自分が認知症となり、デイサービスに通うことになると、

完全に行くのを嫌がっていたそうです。

最後には、デイサービスを完全に拒否されました。

後には、この様なご著書となりました。

考案する立場から、受ける立場になると、やはり世界が違うんですね~。

 

これから先、「鼻水」の季節となります。

花粉症ではないと主張していますので、黄砂やPM2.5等も影響しているかもしれません。

 

また、新たな危険因子が増えて、戦いは継続します・・・。

 

コメント
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