もんのすごい吹雪です。寝ている間は別として、今季最悪かも。
用があって出かけたら、トラックがスリップして完全に道路をふさいでいるし、吹雪はますますひどくなるしで
用を果たさず帰ってきました。
さっき少し雪がおさまった時に、窓にへばりついていた雪の結晶。
さて昨日、コパルを磨いてみました。
上は、原石の1つで大きさ4cmほど。たいていは、こんなふうに表面が汚れています。内部は見えません。
これを、汚れを落とし形を整える→ツルツルにする→ぴかぴかにする、という手順で作業を進めます。
600番の耐水紙やすりで、水をつけながら原石の表面を削り、汚れを落とします。比較のため右の方だけ ↑
やってみました。右だけ表面が平らになっているのがわかるでしょうか。
コパルは熱に弱いので、紙やすりでただこすると摩擦熱でひびが入ったりします。水で冷やしながらこすります。
次に、耐水紙やすりの2000番で、同じように水をつけながらこすります ↑ 。600番の時は削るという感じで
平らになっただけでしたが、2000番でこするとツルツルになるのが指先の感触でわかります。
ツルツルになったところを、今度は研磨剤(貴金属・樹脂用)でさらに磨きます ↑ 。
先ほどから磨いている右の方が、ぴかぴかになっているのがわかるでしょうか。
指先の感触もさらになめらかになりました。
ぴかぴかになった部分から原石内部を見てみましたが、これには虫は入っていないようです。
ちょっと残念ですが、しかたありません。
でもこの原石は形がきれいなので、いずれ全体を磨きたいと思います。
知人に「中に何か入っている」と譲ってもらったコパル。
元の大きさの2/3くらいまで削りました。これで2cmくらいです。中にはなんと、ハチとハエがいました!
ハチは1cm弱。胴がくびれているという特徴がはっきりわかります。
ハエは、ショウジョウバエみたいな小さいもので、ハチのお尻のあたりにいるのですが、もう少し削らないと
見えづらそうです。でも、これ以上削ったらコパルが割れそうなので、これでやめました。
虫以外に気泡がいくつか見えますね。太古の空気も入っているんだな~。
このハチやハエは、どんな空気を吸っていたのかな~?
恐竜や三葉虫みたいな骨・殻系の化石も楽しいけれど、こういう生前の姿がはっきりわかる化石も
いろいろな想像ができてまた楽しいですね~。
出来たものを見るのは、中々に興味深いですけれど、
地味な研磨作業を黙々とやっているmoriさんには頭が下がります。
研磨剤はピカールみたいなものでしょうか?
これだけ作業して何も入ってないとガッカリしそうです。
その分、入っていた時の喜びも大きいんでしょうけど、
私なら一個で挫折かな(^^;。
そーでしょー、地道に黙々と磨いている感じでしょー。
これがまた、ハマルんです。
磨いていると、味覚糖の純露みたいにおいしそ~な色合いと、よだれが出そ~な光沢感にだんだんなってきて
いや、ここの部分のくもりが気になる、おっとこんなところに小さなひびが!これは何とかせねば!
みたいなかんじで、あっという間に1時間ですよ。
コパルは通販で買えますので、スズさんもぜひどうぞ!
研磨剤は臭くないピカールです。