いや~ここ2週間ほど、ずっと忙しくて(遊びじゃなくて仕事の方です!)
しかも土日も2週連続4日間まるまる、○○場にカンヅメ。 いや参るわ~。
って訳で、またもや目国内岳続きの登場です。
頂上からの絶景を堪能したあと、整列した山達に見送られて下山開始。
羊蹄山の裾野のカーブが、ゆるやかできれいですね。
オクエゾサイシン
オオカメノキ (背景はムラサキヤシオ)
たっぷり残る残雪
あ、サンカヨウだ! 今年あまり見ていなかったから、嬉しい♪
ベニバナイチゴ
エゾイチゲ
前目国内岳への登り返し。
けっこうまた登るのね。
足がもつれたわ~~。(汗)
アカミノエンレイソウになりそうなエンレイソウ。
花が若いので、まだ緑色っぽいゴゼンタチバナ。
そしてやっぱりシメのお花は、フギレオオバキスミレ ♪
今回は、めずらしく花の写真なし!
高所恐怖症のわたくしが必死に撮った頂上付近の写真です。(笑)
花を楽しみながら登っていくと、頂上の様子が次第にはっきり見えてきました。
頂上は岩場なのねー。(右側に登山者さんが見えます。)
いよいよ核心部です!
それにしても、なんですかー、この不安定に積み重なった岩場。↑
これ明らかに、左の岩が全体のつっかい棒的なはたらきをしていると思うんですけど。
あのつっかい棒が崩れたら、目国内岳は一気に低くなるってことだな。
それにしても、あ~やだやだ、こんな不安定な岩場を登るんかい?
(上部中央に、米粒みたいな登山者さんがいます!)
↑ 岩1個1個がデカすぎて、カメラに収まらぬ。
ここは、この隙間を通れ、ということらしい。
ここを通っている最中に地震が起きたら、上の岩が落ちてきてぺちゃんこになるだろーなあ。
さっさと通り抜けたいが、なにしろ岩に足をひっかける所がなくて
なかなか前に進めないのである。
やっとこさ隙間を通り抜けると、また出た!
不安定に積み重なる岩。
これ、人が置いたケルンじゃないですよ。
上の岩が2mくらい、下の岩が4mくらい。(?)
よく見ると、下の4mの岩は、右からよしかかる岩を支えているのですが
上の2mの岩の重みがなかったら、それは不可能ではないか?
ひじょーに微妙なバランスを保って、岩達は鎮座しているのでした。
頂上です! (ほんとの頂上は、私の後ろの岩のてっぺんかも?)
私の前にここで記念撮影をした人は、カモシカの如くぴょんぴょんとここを飛び上がったのですが
私はくらくらと目まいを感じながら、後ろ向きにずりずりとお尻を持ち上げるだけで精一杯。
しかし、証拠写真はとらねばならぬ。
右奥、積丹半島 ↑ 海がきれいだなあ~。
羊蹄山方面へ一列に並ぶ山容
渡島半島方向。
左奥の雲がかかっている所が、太平洋上。
右奥の雲がかかっている所が、日本海上。
つまりこの頂上って、両方の海をいっぺんに見られる展望台なんですね~。
左奥は狩場山 右は寿都湾
左から 洞爺湖中の島、有珠山、昆布岳
頂上直下には沼がいくつか見えました。
近くには、パンケメクンナイというかわいい名前の高層湿原があるそうです。
この辺りには湿原になる条件がそろっているのでしょうね。
森を写し込んだきれいな沼も見えました。
いや~目国内岳へ行ってから、もう1週間たってしまいました。
次の山へ行きたいところですが
今週も来週もまったく身動きとれず・・・の状態なんですわー。
しかたないので、目国内の続きです。
あ、しかたないなんて言ったら、山や花達に怒られますね!
山頂近くの、残雪が溶けて間もないようなところでは
かわいらしいシラネアオイ達が迎えてくれました ♪
こちらのシラネちゃんは、2まーい、3まーい、4まーい、なのだ。
ゴゼンタチバナに、ミヤマカラスアゲハ 春型 雄 でしょうか。
右の羽がちょうど垂直になって写っていないのが残念!
でも、きれいな模様ですね~。クジャクみたい。
青空と ムラサキヤシオツツジ。
これも山頂近くで満開でした。
ぽつぽつと ミツバオウレン。
後側のピンク色は、ムラサキヤシオの散った花びらです。
宙に浮かぶ狩場山
青空に透ける チシマザクラの花と若葉。
目国内岳は、フギレオオバキスミレの群落があることと
ニセコ山系の山々がきれいに並んで見えるということで
前から行ってみたい所の1つでした。
天気も上々、それでは登りましょー!
登り初めてすぐに、フギレオオバキスミレの群落が現れました!
黄色いすみれがいっぱいです~♪
葉が大きくてぎざぎざに切れ込んでいます。だから「フギレ~」という名なんですね。
花がちょうど見頃でうれしいな♪
ちょん、とつまんだみたいな唇弁がかわいい♪
色も鮮やか、お日様に映えます。
今度は、ツマトリソウ。
きれいに重なった花びらが、これまたかわいい♪
この山は、下の方は笹が濃くてササノコ採りの人もいっぱい。
でも、ササが濃すぎて花があまりなく展望もきかないので、どんどん登ります。
ほどなくー
遠望
わ~い!とてもきれいな景色です!
羊蹄山がニセコアンヌプリの向こうに顔を出しました。右は昆布岳かな。
雲の向こうに、うっすらと駒ヶ岳
海をはさんで函館方面まで見えるなんて、すごいなあ。
遠望がきくと同時に、花も増えてきましたよ~。
ゴゼンタチバナ あちこちで満開
海も青~い!
左に岩内岳 対岸は積丹半島 雪を戴いているのは積丹岳
ちょっとしたポコに到着。前目国内岳です。
ここで一休み。
ここから少し高度を落とし、また一登りで向こうの目国内岳へ。
チシマフウロが涼やか
カラマツソウも咲き出しています
ツマトリソウの群落です。
この花って、ぽつん、ぽつんと、単独で生えていることが多いと思っていましたが
ここでは群落をつくるくらいたくさんあるんですね。
花びらは7枚が基本のようですが、8枚の個体が混じっています。
藪をのぞくと、ベニバナイチゴ。
うつむいて咲いていました。
前目国内岳から目国内岳の間は、白い花園♪セリ科の花ロード。
るんるん気分で歩いていくと、頂上もどんどん近づいてきました!
カタクリ&エゾエンゴサクの花畑で・・・
ひょうきん顔の アトリ
花を見てたら、視界のすみでぴょんこぴょんこ動くものあり!
あ! エゾリーだ!
木の新芽をもぐもぐしてます。かわいい~♪
木から降りはじめたので、期待してじっと待っていたら・・・
期待通り、花畑に入ってくれました!
一瞬立ち止まったところをねらったけど
すぐに駆け出して、しかも足が速すぎて間に合わず!
ま、エゾリスは本来、花畑には用が無いのです。
蜜を吸うわけじゃありませんしね。
飛んでくる猛禽類に見つからないように、駆け抜けるのでしょう。
エゾエンゴサクとエゾリスで有名な某公園は
エゾリスが花畑の中に長居するように
カメラマンがヒマワリの種を投げ入れるんだとか。
道内のあちこちから、カタクリ便りが聞こえてくるようになりましたね。
今年も、カタクリとエゾエンゴサクを見たくなって、行ってきました!
車を走らせながら、去年、同じ所へ行ったときは
完全にカタクリの終了後でちょっとがっかりしたっけ・・・などと思い出す。
目的地に近づくと、意外と雪が多く残っていて、逆にまだ何も咲いてないかも・・・と心配になる。
・・・・・・この、ドキドキ感がいいんですよね~~。(勝手にしろって?)
ちなみに、マスコミなどではよく「カタクリとエンゴサクの競演」って言ってるけど、
競い合うように咲いている、というよりは、
調和してひとつのハーモニーを奏でるように咲いている、と私は思うので、「協演」です。
さて、着きましたよ~。
似たような写真が続きますが、見てやってくださいまし。
何回か行った中で、一番きれいでした。
誰もいなくて、景色をゆったり独り占め♪
ニセコの帰り、羊蹄山の裾野に広がるジャガイモ畑に寄ってみました。
羊蹄山の端っこ ↓
畑が広大すぎて、写真に全然収まっていないんだけれど、
とにかく広~い! のです。
白い花のジャガイモ畑の向こうに、ピンクの花のジャガイモ畑、そのまた向こうに麦畑。
花がぽこぽこと、緑の畑からわき出ているみたい。
「ずーっと向こうまで」って感じが、写真だと今ひとつわからないなあ。
白 ・ 桃 ・ 白
こちらは、麦畑。緑がつやつやしています。
これは何かな?これからぐんぐんと成長していくんでしょうね!