山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

更新ままならず。

2014-05-17 14:44:12 | 日記

ご無沙汰しております。

相変わらず元気に山に登っていますが、こちらのブログまで手が回らず申し訳ありません。

ヤマレコの方ではmizutamariというIDで随時山の記録を更新しております。

 

こちらのIDやパスワードなど忘れてしまって、ログインやっとできました。

「どうされたの?」ってコメントいただき、恐縮です。

ご心配いただき、ありがとうございます。

こちらのブログの更新を今後どうするか、よく考えたいと思います。

(記録が溜まりに溜まってどうしていいかわからない状態です。。。)トホホ

 

 


■雪の女王【燕岳】紺碧の空の下で雪山開幕♪(後篇)

2013-12-10 14:59:35 | 北アルプス

 

 ※後篇です。

 

燕山荘から北アルプスの女王、燕岳を見る。

 

天気はいいし、風は無いのだけどここは寒い。

すっかり雪景色の北アルプスの峰々。

 

さて、そろそろ女王に挨拶に行こう。

振返る。

「ああ、美しい♪」

 

雲はあの場所からは動けないらしいw

風は無し。
青く穏やかな空の下、雪の稜線を歩く。
気持ち良いことこの上なし♪

 

槍様、今日は穏やかで気持ちのいい日ですね。

 

名物イルカ岩と槍。

 

山頂までこんなに距離あったっけ?
なかなか近づけない。

 

シュカブラの季節♪

思ったより雪あります。

踏抜きもあり。
予想よりずっと時間がかかってる。

 

メガネ岩。

思いのほか体力を消耗(雪に慣れていないので)するので、ここからザックをデポして空身で行くことにする。

 

 裏銀座の山々の姿も堪能。

振返ると雲がどんどん上がってくるのが見える。

 

身軽になるとやはり楽♪

あー、解放感♪
最初から燕山荘にデポっておけばよかった。

 

あっという間に燕岳の山頂に到着。

隣は北燕岳。

 

雲で覆われているけど、鹿島槍ヶ岳かな?

双耳だけ見えてる。白い耳~♪(´∀`)

 

王座で記念撮影。

二回目の燕岳。

山頂からの眺め。

北燕岳の向こうには立山連峰、剣岳などが見える。

 

剣岳。

三角点タッチ。

先に登頂していた人たちは、私たちが来ると場所を譲ってくれて
少し下りたところで一服されている。
こういう心遣い、とてもありがたい。
私たちも5分ほどの滞在で燕山荘に戻る。

 

 

アシカのような、、、雷鳥のような岩。

日向は暖かいけど、日陰は本当に寒い。

燕山荘前で少しだけ休憩して、下山する。

泊まりだろう方たちが次々と登って来る。

雪道が細いので道を譲り合うのも大変だったりする。

基本「登りが優先」なのだけど、登りがつらかったり、待機する場所が無い場合は登りも下りも関係ないと思う。

 

槍様、またねー!

ガスに覆われる合戦小屋。

この時間になるとガスってきてます。

 

第三ベンチあたりまではアイゼン装着のまま下れました。
そこから先は雪があったり無かったりなので外しましたが、
木の階段等、残った中途半端な雪で滑りそうでとても厄介でした。
神経使ったぁ。。。(´Д`;)

でも今回も転びましたけどね。(´∀`;)
アイゼンの爪、木の根に引っかけて見事に前転び。
ふかふかの雪の上で助かりましたけどw

もっともっと雪が欲しいところ。。。

 

登山口まで戻りました。

 

登山口にあるトイレ。
この日は排水の流れが悪いとかで小のみ可能。
大は裏にある汲取り式を使ってくださいとのことでした。

※冬期も使用不可になるので裏の汲取り式のみになります。

第一Pまで歩きます。

ただいま~。。。久々のアイゼンで足が疲れました。。。

今回は残念ながら雷鳥には会えませんでした。
今年の春、立山で会ったっきりですー!!
悲しい。
もう今年は無理そうだな。。。(´・ω・`)

大天井岳のバッジもやはりありませんでした。
どうしよう?
また大天井岳登りに行かなくてはいけないの?


とにもかくにも素晴らしいお天気で迎えた雪山開幕。
今季もどうか無事に雪山を楽しめますようにと願うばかりです。

 

 メモ

中房温泉手前に無料駐車場あり。
今回はスタッドレス仕様車で行きました。中房温泉は11/23、燕山荘は11/24までの営業です。

また12/2 午後3時より宮城ゲート~中房温泉まで車両は冬季通行止になります。
以下、燕山荘のHPより抜粋。

※燕岳登山口までの山岳道路(中房線)約13キロ区間は、冬のあいだバス・タクシー含め全ての車両が通行できません。登山口までは、「宮城ゲート」より約4時間前後徒歩によるアプローチが必要になります。

なお、燕山荘は12/21~1/5は営業。⇒燕山荘HP参照http://www.enzanso.co.jp/sansou/ivent/toukieigyou.htm

 

登山ポストは登山口にあります。


トイレは、第一Pに簡易トイレ。登山口に水洗トイレがありますが、11/24以降は裏の汲取り式トイレ使用。
合戦小屋のトイレは冬期(雪に埋もれるので)は使用不可。
燕山荘の冬期トイレは未確認。


危険箇所は特にありませんが、第一ベンチ手前から積雪があること、雪の急登、短いトラバースもあったり、下りは滑りやすいことなどを考慮してください。

 


■雪の女王【燕岳】紺碧の空の下で雪山開幕♪(前篇)

2013-12-08 22:36:46 | 北アルプス

 

 ※これは2013年11月16日の記事です。

 

今年も雪山シーズン到来♪
というわけで、まずは登ったことのある燕岳へ登ることにした。
2012年5月以来。
あのときも雪があったっけ。

①今年最後(?)に雷鳥に会っておきたいな。
②燕山荘にこないだ登った大天井岳のバッジ売ってないかな?
この2つが気になっているのでしっかりと心に留めて登ります。

燕山荘のHPで確認すると、もう完全冬山装備で、とのこと。
半年ぶりにアイゼン(12本)も出動。
6本と迷ったんですけどね~。。。
安定感を買って12本で。

天気は、、、翌日曜日もまずまずでしたが、風の強さも考慮に入れると
土曜日がすっぽり風が弱い予報だったので即決。風の強さ、侮れないです。

車も今季初のスタッドレス仕様。
移動がどうしても夜中~朝方なので日陰の凍結が怖い。
中房温泉までの登りの道、途中かなり下る部分があったので
スタッドレスでも恐々と走ったほどでした。

4時頃中房温泉手前の駐車場着。
第1~3までありますが、一番近い第1空いてました。
仮眠します、、、が、寒い。
上半身は着込めばいいんですが、下半身が寒い。
やっぱりぬくぬくの寝袋要ります。
(帰宅後購入しました♪)

 

6時、駐車場を出発。
もう登山モードに入っているのであまり寒さは感じず。
気持ちいい空気を胸いっぱい吸いながら登山口へ歩きます。

懐かしい登山口。

去年の5月以来。

中房温泉。立ち寄り湯もできます。

トイレを済ませて出発。
この辺りは雪はまだ無し。
スタートから急登です。

10分も登ると雪が現れる。

塩が固まったような雪。

白いお山に朝日があたる。

登山口から30分で第一ベンチ。
ここのベンチ間は常念のより距離があります。

距離的には大したことないんだけど。。。

 

枝に積もった雪がキラキラして綺麗なのです。

 

暑くなってきたのでアウターはしばし用無し。

 

少し大ぶりの雪の塊が枝に付いたものは、まるで白い花のよう。

空も青く、雪の花が映える。綺麗だ~♪(´∀`)

 

ずっと上ばかり見て登ってた。
気づくと第二ベンチ。

雪も増えてきました。

 

この間登った大天井岳が白くなっているのが見える。

去年ここから同じ景色を見た時、「大天井岳歩いてみたい」と思ったのだけど、
登れたんだよなぁ。。。と思うと感慨深い。

第三ベンチ、富士見ベンチと登りつめて行く。

富士見ベンチからは富士山は見えず。
だんだんと視界が開けてくる。

40㎝超えの氷柱。

雪さらに深く。

目に入るのは、、、こないだ登った大天井岳。

合戦小屋。

夏はスイカが食べられる小屋で有名。

今年はもう休業に入ってます。

ここでアイゼンを装着することにする。

さー、先に進みます。

半年ぶりのアイゼン。。。
足がさすがに重い。
こんなに重かったっけ?
アイゼン歩行に使う筋肉ってまた別なの?
というぐらい足が重い。
アイゼンの重さをヒシヒシと感じながら黙々と登っていく。

 

槍だー♪

天を突くような槍ヶ岳。

こちらは真っ白な大天井岳。

去年の残雪期に来た時とルートが違う。。。
まだここ夏道なんだなぁ。
もっと積もると直登できるのに~。

 

 

稜線に出ました。

燕山荘と燕岳が見えてきた。

空が青い~っ。。。。

さ、行こう♪

白い枝もよく似合うが、海老の尻尾がつけばさらに美しい。

 

むむ、雲が。。。

雲上がって来たか。。。急がねば。

後ろを振返ると下はガスってました。

急げ~と思うのだけど、思うようには進まず。

すれ違うのが困難な場所も所々あり。(特に下山時)

 

だいぶ近づいてきたけど、まだ結構距離ある。

( ゜д゜)ハッ!
槍に雲が迫る。。。

急登。
足の後ろ側全体が突っ張る~。(´Д`)

 

そんなときに雷鳥の足跡❤に癒される。(´∀`)

やっと燕山荘の裏に着いた♪

 

槍様まだ見えてる♪

この時期はこっち通るんだ~。。。
冬道できてました。

燕山荘着~♪

 

山男の像と、、、その後ろに、、、

北アルプスの女王、燕岳(つばくろだけ)。

残雪期とはまた違う雪景色が広がってました。

 

長くなるので後篇に続く。。。

 

 


■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【後篇】

2013-10-17 08:51:42 | 北アルプス

■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【前篇】のつづきです。

 

うは~、、、見えてきた。。。

この辺りからみんなペース落ちてます。

キレイで見惚れてるのと、登りで疲れてきたのと。。。w

まだ着いてないけどすごいよぉ~♪

 

登りもしんどくなってきた。。。
あと少しなんだけど~。。。
紅葉に励まされながら登る。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋との分岐。
私たちはヒュッテ側へ。

 

ヒュッテまであと少し。

 

そして出発から4時間30分ちょっとで涸沢ヒュッテ到着♪

テラス席が空いてるのでゆっくり休憩しよう。

 

って、、、目の前、絶景ですーーー!!!(ノ≧∇≦)ノキャー

ここが、、、ずっと見たかった涸沢カール。。。

しかも雲一つない快晴で、、、見事な紅葉のピーク。。。
感動でもう言葉が出ません。。。・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・

目の前の絶景を見ながら休みます。
風もないので暑いぐらい。
ラーメンと、いつもは山では飲まないビールをちょっと飲みました♪

下山する頃にはしっかりアルコール飛んでますからね。
(生ビールは売切れでしたー)

 

憧れの涸沢♪

来て良かったね~♪

しばし、ご一緒にご堪能くださいw

あれが涸沢小屋。
まるで合成写真のようですw

 

ナナカマドの朱色が見事。

 

眺望満点の涸沢ヒュッテテラス席。

みなさんゆとりを持って座ってます。

休日だときっとこうはいかないと。。。

トイレも長蛇の列らしいです。

 

あのおじさまたちが言ってたように、、、9時半頃には着いちゃったな。。。
自分でもびっくりだ。
首も痛くないし。。。めちゃ元気。
来て良かった。。。ほんと良かった。。。
神さま仏さまありがとうございます。

 

帰りたくないんですが、、、1時間半ほど居たので、、、

そろそろ帰りましょう。。。
帰りも長いし。。。

下山時も見事な紅葉に見惚れながらゆっくり帰ります。。。

また登ってくる団体が多くてしばし待機も。

待機中に景色を眺めたり写真撮ったりなので、イライラもなし。

クラブツーリズムの団体が何組も登ってきてましたね~。

なかなか足が進まないw

今年も素晴らしい紅葉に出会えた♪(´∀`)

ナナカマドと屏風岩。

 

登りの時とはまた違うね~。

 

振返る。
満足じゃ。満足じゃ。。。

さよなら涸沢~♪
また会う日まで~♪(´∀`)

次来る時は、、、穂高ですかね。

 

赤と黄の微妙な感じの色大好き♪

 

本谷橋も人が多いので休憩なしでスルー。

紅葉場所であまりにゆっくり下り過ぎたのか、CTより時間かかってます。
この辺りから夢から醒めて現実に向き合うことになる。

横尾まで帰りつく。

精神的にちょっと落ちることが一つありました。
あとで書きますが。。。
そのダメージで疲れがどっと押し寄せてきます。

 

徳澤園。

ここでゆっくりしようと思ってましたが、人が多いのでやめました。

とにかく帰りましょう。

早く帰らないとバスターミナルも混雑しちゃうかも。

 

 

明神ヶ岳がおかえりって迎えてくれます。

明神館まで戻ってきました。

ただの林道歩きなのにヘトヘトになってきました。

あ、首は不思議とぜんぜん平気です。

 

頑張れ自分ー!

 

行きはよいよい、、、帰りはつらいw

 

清水橋です。

ああ、ここがあの清水橋。。。
キレイだぁ。。。
水面に黄葉が映ってます。
梅花藻もここで咲くのね。。。

 

 

やっとやっと河童橋まで戻りました。

観光客多いです。
河童橋から穂高を眺めます。
もう雲で頭が隠れちゃってるな。

 

少し歩いて上高地バスターミナル。

登りと同じ時間で下ってきてしまいました。
やっぱり、、、侮れないです。
かなり疲れました。

さて、ここからどうやって帰るか。。。
バスもありますが、私の頭の中ではタクシーでした。
でもタクシーのりばに行っても相乗り出来そうな人がいない。
うーん、、、やっぱバスか。。。

と、、、一か八か、、、バス切符売り場の前で
「沢渡まで、タクシー乗る人いませんか?」って声出してみました。
すると、
「はいっ!」と単独の男の人が挙手してくれる!
「あ、、、あと1人欲しいっ」と言うと、
その挙手してくれた男性がまさにバスの切符を買おうとお金を支払う直前のハイカーの肩を叩いてタクシーに誘ってくれたのです!
みんな全然知らない人たちばかりw

4人揃った~♪(´∀`)

ということで、めでたく1人1000円でタクシーに乗込みました。
お2人共、話を聞くと我々と同じ日帰り涸沢だったようです。
バスより早く安く帰れるよ~♪
とても疲れていたので、、、ありがたいタクシーでした。

無事駐車場着。
疲れてはいましたが、平日なので中央道の渋滞もなく横浜まで帰りつきました。

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

ついに憧れの涸沢に行けました。
しかも紅葉真っ盛りの素晴らしい時期に♪
やっぱりここの紅葉はスゴイ。別格。
その一言に尽きます。
往復30キロ以上あるんですね。。。(途中道間違えたので距離伸びました)
恥ずかしながら帰りにそのことに初めて気づきました。。。
CTにしか興味が無かったので、、、距離のこと全然頭になかった。。。
初めての日帰り30キロ超えになりました。(´∀`;)
どうりで、、、疲れるハズだ。

素晴らしい一日でした。
でも良いことばかりでは無かったんです。
実は、、、旦那さまが下山中にデジカメを落としてしまいました。
もう古くてサブで使ってたデジカメですが、せっかく撮った涸沢の思い出をなくしてしまいました。
私が別に2台(デジカメ&デジイチ)で撮影していたので、今回の記録は残せましたが、、、本人はとても落ち込んでいます。
一応、上高地のセンター等にも電話しましたが届いてないとのこと。
警察にも頃合いを見て一応問い合わせはしてみます。
カメラは戻らなくても、画像だけは、、、という思いです。


追記  10/10にカメラ無事見つかりました。
      拾ってくれた方が横尾山荘に届けてくれていました。
      電話を色々かけまくって確認して良かったです。
      拾って届けてくださった方、本当にありがとうございました。
      これで上高地の思い出は完璧素晴らしいものになりました♪

 

メモ  沢渡(さわんど)~上高地(平湯~上高地)はマイカー規制があり、マイカーでの上高地入りは年間通してできません。        

           関東方面からの場合、沢渡に有料駐車場(一日500円)多数あり。バスターミナルには市営第三駐車場が一番近いです。

           バスは上高地まで片道1200円、往復割引で2000円。

       タクシーもあり、上高地まで一台4000円。4人以上揃えられたらバスより安く行けます。

       今回私たちは往復タクシー利用。相乗りでうまくいけました。平日は上高地行のタクシーは少なめです。

       バスの時刻はこちらで要確認。⇒http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/

 

       危険箇所は、、、たまに落石注意箇所があるのでそれぐらいでしょうか。

       涸沢までは鎖場ロープ場など一切なし。

           トイレを確認したところは上高地バスターミナルと横尾と涸沢ヒュッテです。        

      明神館、徳澤園は未確認ですが、徳澤園は見かけた気がします。

          この日我々は予定していたよりずっと速く涸沢まで行けてしまいましたが、

          標準コースタイムは登りは6時間、下り5時強かかります。(健脚な方は別。)

          そして林道歩きはあるものの往復30㎞超えのコースです。

      バスやタクシー等の最終運行時間にも要注意。

      上高地に繋がる釜トンネルは午後7時以降通行止めになります。

          これらを踏まえて参考にしてください。        

          一般的には一泊二日以上のコースです。

 今回のルート&標高グラフ

総距離   約33km

  所要時間 約10時間40分(休憩含む)


■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【前篇】

2013-10-16 18:38:55 | 北アルプス

※これは2013年10月7日の山行記録です。

 

紅葉の季節到来♪
今年はどこに行こうか、色々と夢が膨らむ。
とりあえず今年は二箇所ほど目をつけているけれど、もう少し様子見中。

と、、、急にではあるが、その二箇所とは別にどうしても行きたくてたまらなくなったところがある。
それがあの涸沢
毎年指を咥えて色んな人たちの画像を見ているだけで我慢している場所。
あそこまで行くなら、やっぱり穂高とか登りたいよね。
それが念頭にあり、日帰り族の我が家としては今は到底無理な場所だった。
けれど‘見頃になりました’という言葉を目にしてしまうと
やっぱり今のうちにあそこの紅葉見たい!!
どーーしても見たい! 今年見たい!
穂高とか登らなくていいから、涸沢の紅葉だけ見に行きたい!
という気持ちが止まらなくなり、天気や時間など調べ始めた。

涸沢までなら頑張れば日帰りできるって前に聞いたことがある。
たしかにCTだけ見たら今の私たちなら全然行ける。
ただし上高地はマイカー規制があるので途中から時間制約のあるバスかタクシーを利用しなくてはならない。
土日はかなりの人出になるだろうから平日に行こうと思うが、行動時間がさらに限られてしまうことも考慮。
沢渡から自転車で上高地入りした人の記事も読んだけれど、釜トンネルの登りが半端なさそうだし、怖い。。。無理。
バスだと時間が遅いから、とりあえず往きはタクシーを使おう。
高いけどそれは仕方がない。
帰りは、、、最終バス(路線バス)が18時。
それ以降だとタクシーだけど釜トンネル閉鎖が19時になるのでそれまでには帰らないと。。。

色々調べて悩んで、決行日は最初火曜日にしたが、水曜日に台風が近づいてくるということで念には念を入れて月曜日に変更。
予報では天気は晴れ。よし。
だけどね。。。私は土曜から首の痛みに悩まされます。

 

以下しばらく首の痛みの話。

  ストレートネック。

  正常な頸椎は緩やかなカーブを描いて頭を支えているのだけど、

  レントゲンを見ると私の首は普通よりまっすぐらしい。

  まっすぐな頸椎はものすごく首に負担がかかるのです。

  過去にそういう診断を受けたことがあるので、今回もそうなのかなと。

  翌日曜日の朝には首が痛くて起き上がるのも一苦労。

  いつもなら180度以上は回る首が痛くて160度ぐらいしか回せない。

  上下動かすのも痛みが走る。

  このままひどくなって腕が上がらなくなったりするのは怖いので、とにかく身体を動かそう。

  痛みを我慢しながらゆっくりと首や肩、腕、肩甲骨のストレッチ。

  山に行きたいが為に必死にもがいてみた。。。

  とりあえず上には向ける。下も痛みはあるけど足元は見れる。

  痛くて寝てるよりは動いた方が絶対いい。

  という自分に都合のいい理由をつけて日曜日の夜、首に爆弾を抱えながらも山に向かった。

 

たまにヒットする痛みに「痛い、、、痛い」と言いながらの運転。

午前1時過ぎに沢渡バスターミナルのすぐ手前にある市営第三駐車場に着く。

月曜とあってやっぱり駐車場は空いてるけど、皆一台空けて駐車している感じ。

駐車場に着いて仮眠しようと横になっても痛くて眠れなかった。

3時半過ぎた頃、タクシーらしき車が数台ターミナルに入っていくのが見えた。

眠れないし、トイレ行くついでに初めてのターミナルの様子見てこよう。

トイレで化粧などして車に戻る際にタクシーの運ちゃんたちがいたので色々訊いてみると、

今からでもタクシー出れるけど5時まで釜トンネルの前で待たなきゃならないよって。

釜トンネルまで少し距離があるのでその時間も考えて準備してきます~と言って車に戻る。

準備してターミナルへ行くとタクシーのりばにちょうど3人の登山の格好した男性たち。「タクシーで行かれます?」と

お互い期待していたように声を掛け合い、そのまま5人でタクシー相乗りになりました♪

上高地まで4000円なので1人800円♪

バスよりずっと安くずっと早く行けます♪ (詳細は後篇最後のメモ参照)

釜トンネルも5時5分前には解錠され、一気に上高地まで!!

5時ちょっと過ぎには上高地に着いてしまいましたw

平日なのにね。びっくり。

予定よりずっと早い~♪嬉しい~♪(´∀`)

 

まだ暗い上高地ターミナル。まだ暗いのでヘッドランプ要りますよ。

行ってきまーす。

長い林道歩きの始まりです。(暗いのでしばらく写真は撮ってません。)

すぐにあの有名な河童橋。

ここまできて、なぜか橋を渡ってしまいましたww

頭の中に「皆橋を渡って行くイメージ」あったようで、、、だめです。 道間違えました。。。

すぐ気づいて戻ります。

あんなに痛かった首が全然痛くない。

不思議でならない。

快調に歩けます。

途中で会ったおじさま3人組に「涸沢?その速さなら9時半には着くね。」

と言われました。

「いやー、無理ですw 登りになるとペース落ちますから~。。。」

CT(標準コースタイム)からすると11時に着く予定なんですけどね。。。

 

明神館。

最初の通過ポイント。

だいぶ明るくなってきました。

予定より速く歩けてる。

上高地初めてなので全てが新鮮で快調!!(´∀`)

 

朝焼けの明神岳が美しい。

ああ、これが明神岳か。。。

連想するのはどうしても雪崩遭難。。。

だけどすごく綺麗な山だ。。。

冬はもっと荘厳なんだろう。

山登る人たちが魅せられる訳がわかるような気がします。

明神岳の朝焼けは 神降地(上高地)の語源らしいですよ~。

パワーいただき♪^^

しばらくずっとこの明神岳を横に見ながらの歩きになる。

 

まだまだ続くよ林道は。。。

今日の行程、半分は林道歩きです。

見る角度が変わった明神。

それにしても快調に歩ける。
長い林道歩きだけど、初めての上高地ということもあってアドレナリン出まくりなのかしら??と。。。
林道の黄葉も進んできていて、楽しみながら歩く。

 

出発から1時間20分ほどで徳澤園着。

かなりいいペースだ。
さすが上高地。ここにもお洒落な建物がある。
素敵だな~♪(´∀`)
帰りに寄ってみようかな。

 

色づいてますね♪

これも明神。

 

この時間はほとんど日陰歩き。

横尾までは長~い平らな道。
気持ちよく歩けます。

横尾に着きました。

出発から2時間で横尾着。
ここがあの横尾かー。。。。

立派な山荘もある。

ここから蝶へも槍へも行ける。

ここでトイレ&シャリ休憩。

 

屏風岩かな。

大きな橋がある。
横尾大橋。

横尾までは林道歩きでしたが、ここからは登山道と書かれてました。

 

次は本谷橋にgo~!

 

屏風岩。

クライミングの話でよく耳にする山です。

 

やっと登山道らしくなってきました。

登山道はだんだんと登りになる。
岩が敷き詰められた道。
雨だと下り滑りそうだね。

 

ぐるっと屏風岩を回り込む感じで登山道は伸びている。

方向感覚が狂いそうw

 

ん?あれは?

北穂高が見えてきました♪

 

日陰の石畳のような道が続く。

黄葉が進む。

 

出発から3時間で本谷橋に着く。

 

この辺りもまだこれからの色付きだろうけど綺麗だー♪

北穂(北穂高岳)が見える―♪

ここで休憩している人たちがたくさんいた。

調子良くて3時間で来れた。。。

首の痛みはどこへ?

 

下山してくる人たちも結構いる。

昨日上で泊まった人たち。

ここからもしっかり登りが続く。

でもここから先は通過ポイントはもうなし。

憧れの涸沢にまっしぐら~♪

 

南岳かな? (カシミールで確認するも難しい。。。)

 

見えてくるお山たちが色づいてるのを木々の合間から見る。

登山道は日陰なのでより一層眩しく見える。

 

ここも陽が当たって綺麗だー♪

いよいよ近づいてきたのかな?

下りてくる人たちが盛んに写真を撮ってる。

 

急登ではないけど、長い登りが続きます。(写真は登ってきた道を見下ろして。)

 

何のお山か存じませんが、、、キレイ♪

これ見ながら頑張る!

 

やがて紅葉黄葉のトンネルのような登山道になる。

光があたって最高にキレイ♪

登る人も下りてくる人もみんな見惚れて足が止まってる。

涸沢カールの紅葉だけが目当てだったので、それまでの登山道がこんなにキレイなんて嬉しい。

 

これから色付きを待つナナカマド。

黄葉のトンネルを抜けると、、、見えてきた。。。

奥穂と涸沢岳が見えてきた。

 

涸沢カールはまだ見えない。

まだまだ登って行かなきゃだけど、、、この辺りの紅葉でかなりお腹が膨れてくるw

 

というわけで、まだ先長くなるので続きは後篇へ。(´∀`)ノ