経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

効率を上げる。

2008-01-08 07:29:02 | ひとりごと
日常の仕事の上で、「なんだか時間ばかり過ぎてしまう。」
「今日も忙しかったんだけれど、なぜか、まとまった仕事を成し遂げていない。」
「(いつも)バタバタしておりまして・・・。」

こんな言葉はよく聞かれる。
そんな時
「優先順位を決めて効率的に仕事を進めよう!」などというノウハウ本は多い。

ところが果たしてタイトルどおり効率的に進んでいるでしょうか?
効率的は二つの側面で捉える必要があります。

一つ目は内部マネジメントと二つ目はお客様の視点です。

一つ目は徹底的に効率化してもいいのですが二つ目のお客様に関しては効率化するとお客様に迷惑や負担がかかります。

内部のマネジメントを効率化しようとして定型的な業務をまとめることはとても効果がありますが、非定型業務をまとめようとすると前述のように「忙しいばかりでちっとも片付かない」状態になります。

優先順位を決めるのではなく、目の前の仕事を“すぐにこなす”ことが非定型業務(=日常的な営業活動)には有効です。

お客様に関して効率を進めようとすると本末転唐フ事が起こります。それは例えばクレームがあった時に、そのお客様が遠くに住んでいた場合に謝罪に行くための効率を上げるために「何かのついで」で行くようなことはありえないはずですね。
むしろお客様に対しては「手間をかける(=非効率的)」ことが「効果」があります。

スマートに効率を追求するのではなくむしろ自分自身のビジネススキルの「能力」を上げることが一番の近道です。
効率のコトバに潜んでいる自分の怠け心を見つめてみると本質が見えてきます。
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