モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

成年の主張。

2019-01-23 | 日本
フランスに住んでいると、どうしても議論することが必要となってくる。
フランスに来て1,2年の頃に、友人のフランス人の彼氏から「で、Sは〇〇についてどう思うの?」なんて政治について意見を聞かれた日には、全力で家に逃げ帰りたくなったものだが、長く暮らすうちにポツポツと自分の意見を言えるくらいにはなってきた。

フランス人は議論好きなので、「よし、議論になるぞ!」となると、ゴングが鳴り、臨戦態勢に入る。
それが相手のゴングだったり、自分のゴングだったり、どちらかのゴングが(頭の中で)鳴ると、お互い構えの態勢に入る。こちらが忙しい時に相手のゴングを鳴らしてしまった場合、面倒くさいことこの上ないのだが。



そんなこんなで、多少は議論慣れしてきた私なのだが、去年の春に日本に一時帰国していた。
そして、久しぶりに高校の友達2人に会ってきた。

高校の校則が厳しかった話から、高校3年生の時に私がよく服装検査で捕まっていた話になった。
それなりに真面目な生徒ではあったが、頭からつま先まで規定がある上、流行により日々変わる校則に反対であったし、額の狭さから、校則の眉上で前髪を切りそろえるなど狂気の沙汰でしかなかったので、(ほぼ)毎回再検査となっていたのだ。
「いやいや、ある程度の校則は我慢するけど、あれは許容範囲を超えていた。あの厳しさは度を超えていて、人権侵害だ」と私。

1人の友人が「そういえば、甥っ子もなんで校則を守らなきゃいけないか分からないって言ってた」と打ち明ける。
「それでね、社会に出たら色々守らなきゃいけない理不尽なことも多いから、社会に出る練習なんだよ。って教えたんだ」と。

そこで例のゴングが鳴ったの。私の頭の中で。
よし!議論が始まるぞ!と。



なので、「いやいや、でも…」って続けようとしたら、その友達が不思議そうに私の顔を見て、「校則は、社会に出たら色々守らなきゃいけない理不尽なことも多いから、社会に出る練習なんだって言ってるでしょ?」ときっぱり言われてしまった。私が正しいでしょ?と。

ここで、「あ、私は日本にいるんだ」と思い出し、「空気を読む」ことも多少はできるので、違う話題にして、穏便にその場を治めたの。その友達は「意見の合わなかった人とは二度と会わない」と宣言していたし、もう1人の友人がハラハラし始めていたのも感じ取っていたからね。

でも、その時に議論出来なかったフラストレーションが未だに残っているらしいので、ここで言いたかったことを叫んでおこうかなって思うの。

「理不尽なことを理不尽だと主張しなかったら、世の中、何も変わらないじゃん!!」



大学で議論をする練習をさせられて「一体、これに何の意味があるのだろう?」と思っていたけれど、自分と違う意見を聞く訓練をするためにも、議論の練習をするって大事なんだなと思った出来事。


←友達の言っていることが正しい正しくないじゃなくって、議論出来たら良かったなと。


☆モンペリエ情報☆

※Sのフランス人の友人(男性)がエシャンジュをする日本人を探しています。興味のある方は、右横のメッセージを送るからメッセージ下さい。※


モンペリエ日仏交流会 2月

こんにちは。Association Rikyuと申します。
この度、2月17日(日)に日仏交流会を行います。
フランス語の会話を上達させたい方、モンペリエに住むフランス人、日本人とお友達になりたい方、ご参加お待ちしております。
歌を歌うのがお好きな方、フランス語の発音を良くされたい方に、カラオケ部屋もあります。

日時 : 2019年2月17日(日)14時30分から17時30分まで
場所 : Le Faubourg, 15 rue du Faubourg de Nîmes, 34000 Montpellier
(トラム1号、2号、4号線Corum 駅の目の前です)
参加費:  会員無料 (飲み物や軽くつまめるものなど、何か一品お持ち下さい。)
非会員 2 €  (飲み物や軽くつまめるものなど、何か一品お持ち下さい。)

FB : https://www.facebook.com/rikyu.asso/
Site : http://rikyu-asso.webnode.fr/

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