モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

アダムとイヴな世界へ。

2017-11-22 | フランス
フランスには、naturiste(ナチュリスト)と言って、ヌーディストが存在する。
夏になると、フランスにある海岸のあちらこちらで、ヌーディスト用にヌーディストビーチも開かれ、モンペリエ近郊にもそんなビーチがあるらしい。

だいぶ前に、ヌーディストのルポルタージュを見たことがあって、ある若い男性が、ヌーディストになろうと、ヌーディストキャンプに参加するというものだった。
彼はまだ初心者なので、3日目まではパレオで過ごし、4日目から完全にヌーディストになるというもので、4日目彼は「やっぱり無理だ」と涙するのだが、それを見た全フランス人が「なら脱がなきゃいいじゃない!!」と心の中でつっこんだであろうことは想像に難くない。
その後、彼は無事にアダムとイヴの世界に合流し、立派な(?)ヌーディストとしてキャンプに参加したらしい。

なぜそんな話をしているかと言うと、最近、ニュースを見ているとその手の話が流れてくるから。

先日は、パリの12区で、普通のジムをヌーディスト用に、週何回か開放しているというニュースが流れていた。(動画はコチラ
見てみると、ちゃんとバスタオルを器具の上に敷いていて一安心。

そして、今日は、ヌーディストレストランがパリの12区にオープンしたとかで、話題になっていた。(動画はコチラ
予約制で、店に入るとロッカーがあって、そこで服を脱ぎ、室内に入ることになっているらしい。
サービスの2人以外は、服を着るのは禁止。
オーナーへのインタビューもあったのだが、顔を見て彼らがアラブ系(イスラム圏では人に肌を見せるのを良しとしない)かと思い、驚いた。
このご時世、こんな店を開けば、彼らの身も危ういだろう。
しかも、この人たちも意外にヌーディストなのだろうかと首をひねっていたら、新聞の記事を見ると、どうやらヌーディストではないらしい。
名前をよく見るとユダヤ系で、ユダヤ人は風呂に入る習慣があるので、それほど抵抗もないのかもしれない。
おそらく、ヌーディストレストランは話題にもなるし、需要もあると踏んだのだろう。


モンペリエ Tour des Pins(トゥールデパン)モンペリエに中世からある一番古い塔の一つ。

フランスには約260万人のヌーディストがいるそうなので(記事はコチラ)、日本で隠れヌーディストをされている方は、来てみるといいかもしれない。


←参考までに、フランスの人口は6690万人。約4%がヌーディストの計算。

ヌーディストレストラン
O'naturel
火~土 19:30~23:00 (ディナーのみ)
住所 9 rue de Gravelle 75012 PARIS

Tour des Pins(トゥールデパン)に関するノストラダムスの予言。
塔のてっぺんから2本の木が生え、モンペリエ医大で教鞭をとっていたノストラダムスが「これらの木が死ぬ時、モンペリエはなくなる」と予言した。
それらの木が死んでも、モンペリエはなくならなかったが、それらの木が死んだ後、すぐに別の木を植え直したという。