モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

オリンピックももう終わって1週間以上経つけれど・・・

2012-08-21 | モンペリエ
ネスカフェのCMをきっかけに熊川哲也がテレビに露出するようになった頃、わたしが観ていたあるバラエティ番組にゲスト出演していたのだけれど、久本雅美が「バレエをしていて、日本人で得したことはありますか?」という質問をした。その質問に彼が「いいえ、全くありませんね」と言い切ったのがとても印象に残っている。

その時は、「嘘でもいいから何か言えばいいのに・・・」と思ったのだが、フランスで暮らしていると、基本的に小柄といわれるフランス人でもやはり日本人との体格の違いは明瞭で、骨格からして違うし、日本人の方が断然華奢。フランス人に比べると頭も大きいし、手足も短くて、胴長短足。特に美しさを競うバレエという場所で生きてきた熊川哲也が言いきったのも納得出来てしまう。

今回オリンピックを観ていて思ったのは、やっぱり日本人が金メダルを取るのって大変なことなのだ。ということ。
日本人から見れば水泳の北島選手はがっちりした体形で、体も大きく見えるけれど、北島選手が登場した時に、解説者は「見て下さい。前大会での金メダリストです。他の選手と比べて体も小さくて華奢ですが、すごいんですよ」と言っていた。確かに他の選手と比べると背も低いし、華奢に見える。

他のいろいろな競技も観ていて思ったが、やっぱり体格で見劣りのする日本人が金メダルを目指すとなると、他の選手以上に努力する以外ないのだろう。


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最終的に金メダルは7個と控えめだったが、日本人として誇りに思えるそんな2週間だった。



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