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気がついたら、あやしい広島弁で書いとったけん。ネコとかスローライフとか部屋の片づけとかの日記ですけん。

イサナじゃけん

2011-04-28 05:00:40 | スローライフですけん
 さいきん津波のニュース見ながら、ムカシ女川に旅行にいったときのコトを思いだしたけん。

石巻とか気仙沼とか有名な漁港も遠くないのに、な~んであんな小さな漁港にいったんかのうとフシギに思うとったけど、思いだしたけん!。

ジツはクジラを食べにいったんだったけん……。

まだインターネットとか普及しとらんコロ、旅行誌かなにかで塩クジラいうのがあるの知ってこりゃ食べにいかんとのうと遠出したワケじゃけん。

捕鯨いうんはいまデリケートなモンダイになっとるけど、わし基本的に伝統文化として継承すべきと思うとるけん。

いや、南氷洋まで調査捕鯨にいくコトは反対じゃけん!。

船団を率いて大砲みたいなんでモリを撃つちうのは伝統でも文化でもないけん……。

寄鯨とよばれた沿岸捕鯨こそが、残しておくべきものじゃけん。

勇魚(いさな)ともよばれたクジラは、その名の通りあらっぽいどう猛な「サカナ」じゃけん、漁も命がけだったけん。

それでも貧しい漁村に富みをもたらすモノだったはずじゃけん。

わだつみいうて海には海の神様がおって、いろんなものをおくってくれるワケじゃけん。

豊漁も、不漁も、ときには津波なんかももたらす神様じゃけん……。

クジラを捕るんは信仰でもあり、宗教観にかかわるコトじゃけん、よそのクニにひとたちにいろいろいわれとうないのう……。

いまガレキの街になってしもうた女川を見ると、ついそんなコトを思いだしてしもうたけん……。


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2 コメント

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寂しいけん ()
2011-04-28 07:48:50
盛んな頃を知っとる街がガレキになっとるんは寂しいのぅ。


昔、まだ鯨を自由にとりよった頃は家の食卓にも学校給食にもしょっちゅう出てきたけん。
私はまだ小さな子供だったけん鯨はすじが固く食べにくい思い出があるけん。
大人になって食べたらちごうたかもしれん。
今はあまり売ってないしたまにあっても高いけん買う気せんのぅ。

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クジラ料理 (みみぞう@)
2011-04-28 08:44:28
 わしも立田揚げが給食にでとった世代じゃけん。
戦後日本人の食生活をささえてくれた、ありがたいどうぶつじゃけん!。
いまは食べる機会も少ないけれど、たまに食べてみるとのう、けっしておいしいモノじゃあないけん。

食べずにすむなら食べんでもいいもんじゃけん……。
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