自由へのボートクじゃけん

　ココんトコわしをイラッとさせとるのがのう、特定の本を狙うたあの犯罪じゃけん！。

だいたいアンネ・フランクにどんな恨みがあるんか知らんけどのう、図書館の本を破るなんてあまりにミジメすぎてのう、ニュースを目にするたびにウンザリするけん……。

ダレなんじゃ、ナチスなんか？。

あれでなにかが満たされるんなら、ただの変質者じゃけん……。

とにかくのう、コレは自由を冒涜する事件じゃけん！。

出版に対する挑戦じゃけん！。

言論の自由を否定する行為じゃけん！！！。

と～、わしの怒りもバクハツ寸前。

権力や暴力に対する武器であるはずのペンを否定してしまえば、弱者が立ち向かうスベがないけん！。

じゃけん、こんなヤカラははよう捕まえてガス室にでも送らんと気がすまんけん！。

わっ、ちょっといい過ぎたけん……。