狂気の夜明けじゃけん

　このねん末ねん始のどたばたに、世の中が大きく変わろうとしとるけん。

ニッポンの軍事費が増えるばかりか、その財源に復興費が使われるとか。

確かにのう、この極東地域は不穏な状況にあるけん。

ミサイルを撃ち続ける北朝鮮、海洋進出を続けるちう国。

ウクライナを侵攻しとるロシアも脅威に違いないけん。

んじゃが、わしは別の脅威を感じとるけん。

わしらが必要以上に力を持つコトに懸念するのじゃ……。



地域の安定や民主主義の保持といった正義の遂行を理解せんワケじゃあないけん。

モンダイは、その力を手にしたわしらが過ちを繰り返すコトなのじゃ。

周辺国の感情的な批判を、絶対に支持しないのは同じじゃ。

じゃが、わしにはネトウヨにも相容れないのじゃ。

排他的なひとがひとりでもおる限り、わしら自身が火種となるキケンをはらんどるけん。

大きう変わったといえば、原発のモンダイもそうじゃな。



わし自身はフクシマの事故の後、感情的な原発への反発には同意できんかったのじゃ。

既存の施設を安全に稼働させながら、再生可能エネルギーにシフトさせるべきじゃ。

このブログでも何度かゆーとるんじゃが、核を手離すのは現実的じゃあないけん。

んでも、いまさら原発を増やすのに賛成しとるワケじゃあないのじゃ。

わしらが望まんコトが、わしらの知らんトコロで進んどるのがイチバンの脅威じゃけん。

タモリのいう「新しい戦前」を、わしはそう解釈しとるけん……。

この正月、そんなコトをずーっと考えとる……。