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気がついたら、あやしい広島弁で書いとったけん。ネコとかスローライフとか部屋の片づけとかの日記ですけん。

解説するけんPart6

2013-06-10 02:00:26 | スローライフですけん
 木下順二の「夕鶴」には、千羽織ちうツルの羽根を織込んだ布が登場するけん。

そんなもんがホントにあるんかっちうとのう……、

あったけん……。

それも、ダレもがよう知るあの有名人が愛用しとったけん……。

そもそもトリの羽根を使うたといえば、現代でいえばダウンジャケットや羽毛ぶとんじゃけん。

そのメリットは、軽うてあったかいちうコト……。

そして水鳥の羽根は、適度に油分をふくんどって水を弾いて汚れにくいけん!。

そこでこれを布に織込む技術がちう国で考え出されて、うまれたんが鶴氅(かくしょう)じゃけん。

コレを着とったんが三国志の有名な軍師、諸葛孔明でのう、トレードマークの白い羽織こそがそれじゃけん!。

そして、鶴氅裒(かくしょうほう)ちうハナシが唐の時代に書かれて、それが「鶴女房」「鶴の恩返し」の原典になったともいわれとるけん……。

あ~……、紀記神話から、とうとう三国志にまで及んでしもうたか……。

奥が深いけん……。