沢山の人と関わって出会ったり、別れたり、約束をしたり、それが叶わなかったり、裏切ったり裏切られたりして結果今のあたしがいる。それはもはや、誰が悪いわけでも誰を憎む訳でもなく只の結果論であって、あたしが全て選んだことだ。底なしの血の沼に勝手に落ちたあたし。でもさ、今夜もまとわりつく血の沼の中であたしは思う。あたしと関わった人、あたしのいない世界を選んだ人、その記憶の欠片にも、もうあたしはいないのだろうか?あたしは夢を見る、懐かしいあなたの。あたしはふと考えるあなたの今を。あたしはフラッシュバックの様に思い出すあなたの言葉を、笑顔を、記憶って何だろう?あたしだけ過去を振り返っているのだろうか?あたしを思い出す人はいるのだろうか?新しい生活、家族の中であたしは思い出にすらなっていないのだろうか?いや、記憶を共有したからといって何になるのだろう?目を閉じる。あたしは今を生きていないのだろうか?ギリギリ胃が痛む。これから、は長いのに投げ出したくて仕方ない。投げ出せないくせに。好きな人や物が多すぎて、見放されてしまいそうだ。虚勢を張る気はないのだけれど、とりわけ怖いことなどない。by椎名林檎。月と負け犬より。てゆーか負け犬にさえなれてない。野良犬の誇りもない。なんなんだ、これは。いっそ、記憶喪失になってしまえばいい。