みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 春も夏も秋も冬も

2016-08-04 20:52:11 | 日記
日本は四季があるからすばらしいというけれど、あたしらもう何年も季節感がない。夏バテくらいだ。今日会社の側でお祭りがあった。りんご飴の赤、わたあめの白、浴衣姿の若い子達のまぶしさ。ああ、春は花見をして、夏はお祭りや海。秋はトレッキングや紅葉を見て、冬はスノボ。当たり前に季節を感じ、季節の行事もしてみたい。一人は、淋しい。お祭りから逃げるように走って帰る。家族連れが、持っている金魚すくいの金魚がゆらゆら揺れて苦しくなった。あたしは袋の中の金魚みたいだ。何処にも行けない、何処かに行きたい。春は花を愛でて、夏は花火を、秋は紅葉を、冬は真っ白な雪を。膝を抱え、閉じ籠るあたしを何処かに連れてって。春も夏も秋も冬も。泣くのは疲れた。何処にも行けない、自分の足は動かないの?四季を感じたい。浴衣なんてもう何年着ていないかな?笑って、笑って、四季を良かったと思いたい。お祭り行きたい。鮮やかなりんご飴欲しいなあ。震える肩に夜が落ちる。