もぐらたたき!

CDのレビューとかなんとか

Nursery Cryme/Genesis

2014-12-31 18:18:32 | レビュー

<List>
1. The Musical Box
2. For Absent Friends
3. The Return of the Giant Hogweed
4. Seven Stones
5. Harold the Barrel
6. Harlequin
7. The Fountain of Salmacis

<Member>
Tony Banks(Organ, Mellotron, Piano, Guitar)
Phil Collins(Drums, Vocal)
Peter Gabriel(Vocals, Flute)
Steve Hackett(Guitar)
Mike Rutherford(Bass, Guitar)

1971 年リリースの3rdアルバム。結局プログレッシブ・ロックバンドの中でPink FloydかGenesisが一番成功したのではないでしょうか。新しく2人のメンバーが加入しました。Phil CollinsとSteve Hackettです。私も初めて知った時は驚きましたがお茶の間でポップな曲を歌っていたあのPhil Collinsじゃないですか。しかしながら彼のドラムはプログレッシブ・ロックバンドのドラマーの中でもとっても上手い方です。ドラムスだけに耳を傾け てみて下さい。目立たないけど細かいフレーズが詰まっています。天は二物を与えるんですね。それとギターリストのSteve Hackettは分散和音を多用します。クラシックギターにも影響を強く受けているし、何と言ってもEdward Van Halenより先にライトハンド奏法を実施した人です。"The Return of the Giant Hogweed"の冒頭がそれにあたります。まぁ、Edward Van Halenの方が今でいう所のライトハンド奏法らしいライトハンド奏法を確立した訳ですが。この2人が加入したことによって、バンドの演奏力は格段に安定 し、安心してPeter Gabrielが被り物を始めます。このアルバムは静寂と騒々しさの落差が素晴らしいダイナミズムを生んでいます。"The Musical Box"、"The Return of the Giant Hogweed"、"The Fountain of Salmacis"にはへヴィーなパートもあります。まさに怪奇骨董音楽箱。



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