くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

ユズリハとヒメユズリハ

2019-01-04 | 日記
いい天気だけれど寒い。職場に行く途中の海岸沿いの大きな公園には常緑樹としては主にマテバシイ、タブノキ、ツバキ、サザンカなどが植栽されている。その中にユズリハ、ヒメユズリハも混在しているのに気が付いた。

ユズリハ ユズリハ科ユズリハ属



この公園のユズリハはみな10m以上の高木だから下草を掻き分けながらひこ生えの枝を探して写真を撮った。


葉は大きくて葉柄は赤い。


冬芽が特徴的。冬芽の頂芽は卵形で芽麟に包まれており外側の芽麟は開く。葉腋には小さな球形の花芽がつく。


葉裏。


ヒメユズリハ ユズリハ科ユズリハ属



ユズリハのそばにヒメユズリハが生えていた。見た目はとても似ている。




冬芽の頂芽は狭卵形で葉柄が変化した多数の芽鱗につつまれる。ちょうど指をすぼめたような形をしている。


上を見上げると枝にはたくさんの果実をつけていた。ユズリハの果実は熟すと垂れ下がるらしいが、ヒメユズリハの果実は写真のように果序は垂れ下がらない。ユズリハもヒメユズリハも雌雄別株。




果実を潰してみると核果で6-7mmの大きさの核がある。


葉裏。

葉の比較

葉表。左がユズリハ、右がヒメユズリハ。ユズリハの葉脈は10対以上に対して、ヒメユズリハの葉脈数は10対以下。ヒメユズリハの方が細っそりしている。


左がユズリハ、右がヒメユズリハ。


葉裏。左がユズリハ、右がヒメユズリハ。


左がユズリハ、右がヒメユズリハ。ユズリハは裏面網状脈が不明瞭なのに対して、ヒメユズリハは裏面網状脈が明瞭。これが最も見分けやすいポイント。

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