ちゃうちゃう

病院の昼休みが終わると食堂は少し暇になる

見計らって母が食事を取る　その時にお客さんと和やかな会話が生まれる



私がまだ小学生のときの話…




その頃ゴールデンの時間帯に　プロレスが放送されていた

やらせっぽい試合だが分かっていても皆、力入れて見ていた


お客　「昨日のプロレス見たぁ」

　　　　　　母はそんなにプロレスは好きでは無いが商売人であるため合わす

母　　「うんうん　ジャイアンツ馬場　　アントニオエノキ面白かったな」


お客　「…」　 　

聞き間違いかという顔をしている


母　　「馬場の動き遅いよなぁ　エノキは…」

　　　　　

父が突っ込んだぁーーーー




「あほかーお前　ジャイアンツは野球　ジャイアント　大きいちゅうこっちゃ　
あれはジャアント馬場ちゅうんじゃ　
ほれに　えのきでなしに　い・の・き」

周りにいたお客数名　母　私　バカ受け


お客　「聞き間違いかと…」


父　　「こいつ　いつもこうなんよ　適当にしゃべって困るはほんまに」



母　　「分かりゃいい　分かりゃ」


ぜんぜん　反省の無い　母であった


　　
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