信じられへん 母 パート5

母は　綺麗好きである
　
食堂で出すご飯は　家で洗って　食堂まで運ぶ

その時　母はマスクをかけて作業をする

マスクがたまたま無いときは　洗う間

息もして無いようだ　　　　　　　（苦しいないんかい）

「お客さんに出すのだから　あたりまえ」と母


しかし

最近は洗濯の時も　マスクをかけている　　なぁ～ぜぇーーー



子供の頃　洗濯物の下を通り頭が着こうものなら洗い直す　

私は知っているから通らない

近所の子が遊びに来ると　通らないように見張っている

通りそうになると　『あかん　あかん　向こうで遊びい～』　　優しく注意する

が　心の中は　怒り狂っている



どうやら　綺麗好きがさらにパワーアップし　洗濯物にも

息・唾　が掛ら無いように　マスクをしていたのである　　信じれん



近くにある母の家に寄った時　　母が洗濯物を干そうとしていると

私はついつい　からかいたくなる　　子供の時怒られた仕返しである

　「ほらァ～　ほう～ら」

と触る真似を　　母の顔は笑っているが

やはり心は　怒り狂っているようだ


くわばら　くわばら


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信じられへん 母 パート４

私が小学校へ入って　初めての家庭訪問の日
 

療養所で　両親は食堂をしていた

先生　看護婦さん　看護学生　職員さん　 病人の付き添いの人　

そこにやってくるセールスの人 　さまざまな人が　食べに来ていた

担任の先生には　事前に食堂の方に来てもらうようになっていた

そして　

担任はやってきた　彼女は身体も小さく　声も小さい

私はおとなしかったので　気配を感じたが　照れくささもあり

テレビの方に　向いたままだった

風呂敷包み　を持った　担任は 「あの～　　麻植です」

その日　忙しかった両親は　完全に忘れていた

お客さんだと　思った母は　 「どーぞ　どーぞ」　と水を持って行った

そして　すぐさま他のお客の用事に…

先生も　忙しそうなので　多分遠慮がちだったのだろう

でも　次の生徒も居るので　　

 「あの～　」

注文かと思った　母は担任の傍へ

「麻植ですぅ」　

大きな風呂敷包み　が母の目に飛び込んだ　あ～あセールスか

「染め物の見本もってきたん」と　母

私は　ますます　後ろが　向けなくなった

「いえいえ　担任の～　麻植です」

「うわぁー　セールスかと」

大笑いの後　和やかに　話は進んでいった

 

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怖かったー

私は面倒くさがりである　が 半分健康志向で

味噌汁もだしの素など使わず　　いりこでだしを取る
　
いつもならそのまま　バサッと放り込むのだが

昨日の昼　　いりこの頭と腹を除きだし取りをした

う～ん　　ええやないかー
　　
いつもより生臭くない　今日の味噌汁はうまいでー


夕方味噌汁の具を切り　そやそや鍋に火を点けて　っと


ぎえぇーーーーーー

だしを　飲んでいる

触覚を動かし　確かに飲んでいる


えぇーー

何回見ても　ビクともせず　飲んでいる　


私は奴ほど怖いものは無い　家族は大騒ぎし必ず旦那を呼ぶ

が　今は誰も居ない　

隣の奥さんは　奴に肘をやられ　腕が２倍に腫れていた


傍に置いた油の鍋から　だしの鍋まで　身体を渡し　身を乗り出して

頭をだしに突っ込んで　　　　飲んでいる


そうや　奴は確か熱に弱い　

私は戦うことに決め　　　鍋の火を点けた　

奴はだしの中へ　　ジャ～ンプ



だしがー　　急いで奴を退けようと　（まだ使うきかぁーー）

箸を入れたとたん　奴はぐるぐると巻きついてきた

ギエぇーーーー　

しかし　熱には弱かった　再度だしの中へ

一生懸命頭と腹と……　　取ったのにー　　（まだ言いいよんかい！）


奴はだしの中で　うねりながら　最後を迎えた

私の勝利である　　２０ｃｍほどあった身体は　半分に煮えていた

奴の名前は　

トビズむかで　　


皆さんもおきおつけあそばせ　


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独り言

まだまだ　ブログに不慣れな私　夕方に起こった出来事 必死こいて書いたのに　

消えてもたー　あーあーもう寝る

 

うそぉ～！！

近所にある布団屋　　今は結構大きくなり５店舗

さらにインターネット販売もやっている

チラシには今にも倒れそうな骸骨のような社長の顔を載せている

まあ　このチラシがスゴイ

なんとびっくりを連発していて


そして　内容は…　



不揃いスリッパ片一方だけ　１０円　


倉庫に眠っていた　カビの生えた　布団　格安




売るかぁ～　　買うかぁ～　ほんまに～

なんとびっくり　である




と言いながら　チョイチョイに　なぜか　買いに行ってしまう

人間の心理をついた　手の込んだ作戦かも　　




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信じられへん 母 パート３

父は調理師である　家のご飯もよく作っていた

母は料理が下手なわけでは無いが　作る機会が少なかった

ある日　父は　ロースターで肉を焼いていた

まな板の上には　次に焼く肉が用意されていた

ロースターは時間が掛かる為　父は用事をしに行った

父　「おーい　肉裏返してくれー　」

母　「返したー」　　　　そして用事に

父は焼けてたであろう　肉を見に　ロースターからは　煙が

行くのが遅かったのか…　　

父の怒った声　「おまえーー　返したんかーー　」

母の得意そうな声　「返したよー」

さらに父　「どこに返しとんじゃーー　黒こげでないかーー」

そう　母は　まな板の上の肉を裏返したのである

あほかぁーーーーー

母は　おかしいと思ながら　味がよくしみ込むんやな　と納得したらしい

アホカァー



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信じられへん 母 パート２

妹が小学生の頃　　

自営業で融通がつくにもかかわらず　

母は参観日に行った事が無い

学校行事は父の仕事であった

同級生の間では　母は死んでいないと思われていた

その母が妹が高校になってからは（妹は頭が良く汽車で進学校に通っていた）

進学説明会だ　なんだ　と　自ら行くようになった

説明会予定時刻より何時間も前から　嬉しそうに出かけて行く

ショッピング　イエイエ

なんと　母は　駅を降りたところにある　

焼き鳥屋で一杯やる為に　出かけていたのである

少し酔いを醒ましてから　高校まで歩いて行く

一応会には参加するのだが　

ほろ酔い気分の　母　先生の話を子守唄に

深い眠りにつくのであった



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信じられへん母 パート１

まだ私がヨチヨチ歩き始めた頃

母は料理をしていた　その傍で遊んでいた私

フライパンの油に火が着き　びっくりした母は

ギヤァーーーーーーーー

父が台所に駆けつけると　

燃え盛るフライパンの前で　　　　　私が立っていた


父は慌てて　私を遠ざけ　炎を消した

母の姿が無い

そう　彼女は　裏口から外へ　逃げていた

私を置いて…


　　

家族の紹介 №１

私の出会った　おもろい人達 家族編　

一番初めに会った母　本人は普通と思っているが　おもろい　

私はこの当時珍しい　出来ちゃった婚で生まれた(≡^∇^≡)　　

本人曰く　「今とは違う　純粋だった」　そうな　

確かに病気でいつ死ぬかも判らない　父　　と大恋愛　皆の反対を押し切って結婚した　）

私を生む途中　もうやめる～　Y(＞_＜、)Y　とのたまい　周りは困ったらしい

この母　数々のエピソードがある後々紹介します

二番目に会った父
結核をわずらい　若いときに大手術　　背中には５０センチぐらいの傷跡が　

小さいころ　傷のことを私が聞くと　　父は　刀傷と説明　もしかしたら…………　

父は侍かやくざだと思っていた

結婚してもすぐ死ぬよ　と　言われていた父　７４歳未だに健在である　

お笑い　バラエティー番組が好きな父　笑いは病を治すと言うデーターは本物かも

三番目に会った妹

１３歳離れている　今彼女は子育て真っ最中　この彼女　頭良いし　しっかりしているが　この人も面白い

エリートの旦那と結婚　この彼も　頭が良い　が　ほんまに頭ええんかー　と言うような事をやって

妹にけちょんけちょんである

後々紹介します　　　そして私には４人の子供と旦那が一匹それもまた後々

追記

残念ながら２０１１年5月１６日父が他界しました

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