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最中日記

肩こりのドラム、最中のブログ

サーチ&デストロイ

2008年03月03日 | 日常のこと
昨日、ライブが終わって帰宅したのは深夜。

僕は自転車をマンション指定の駐輪所ではなく、
便利なので自分の部屋に近いところに止めているのですが、
あれ?
僕の自転車がない。
同じとこに他にも3台ほど止めてあるのですが、
それはあるのに、僕のだけがない。

盗まれた?

そ、そんなのってありですか?
いくら駐輪所ではないとはいえ、マンションの敷地内ですよ。

もしかしたら管理の人に移動させられたのかと思って聞いてみたけど、
一切知らないとのこと。
妻が近所を探してくれたけど、それでもどこにも見つからない。

京都でひとり暮らしを始めてから今に至るまで、
苦楽をともにし、8年も乗り続けてきた自転車と
こんな形でお別れが来るとは思ってもいませんでした。

悲しみの後に湧き出てくるのは怒り。

犯人め、ど許せぬ!見つけたらただじゃおかん!
なんと言うひどいことをするのだ。人間の諸行とは思えぬ…。
絶対見つけてやる!

犯人のあまりの非道ぶりに、
一度はそう思って、怒り心頭に達しかかったのですが、
ふと、冷静になり、こういう風に考えるようにもなりました。

もう、長い間乗ってガタがきた自転車が、
自らの死期を悟り、
僕に気を遣って自らいなくなったのでは…と。

無機物が意思を持つなんて馬鹿げた話ですが、
もしかしたらそんなこともあるかもしれない。

飼い猫が死ぬ間際に家からいなくなるように、
象が象の墓場でひっそりと隠れて死ぬように。
自転車だっていなくなることだってあるかもしれない。

…いや、そうに違いない。

そ、そうだったのか…。
今までありがとう、我が相棒よ…!

…などと思っていたところ、妻が、
「最後に自転車に乗ったのはいつ?」と聞いてきた。

…あれはたしか、昨日の午前中に近くのショッピングセンターへ…。
妻が別件で先に出ていたので、そこで待ち合わせしていたのだ。
そして、一緒に買い物をして、帰宅したはず。

…。

あ!
自転車で行って、うっかり歩いて帰って来たんだった!

* * *

その後、自転車を迎えに行ったのでありました。
ごめんネ!