7月23日ご近所に住むラブラドールレトリバー『マック』が亡くなりました。
享年8歳8ヵ月でした。
今日はこのマックの素晴らしい奇跡のお話です。
平成10年10月30日1匹の子犬が誕生しました
数ヶ月してその子犬は、あるショップで売られる事となりました。
ショップに来ていた一人の女性。。。
彼女がその子を見掛けた時、子犬ははうずくまってお尻を見せて眠っていました。
どうしても顔が見たくて気になっていたところ、店員さんが彼女の腕に抱かせてくれたのです。
他の犬には無いオーラを既に感じました。
そして、これが奇跡の始まりだったのかも知れません。
ちょっと元気なさげでしたけど、目を覚ました子犬の眼差しはそれは愛くるしいものでした。
即座に連れて帰る事を決めてしまって、家族に怒られるのではないかと心配でしたが、子犬の優しさあふれる眼差しで、文句の出る余地を与えませんでした。
子犬は男の子。『マック』という名前が付きました。愛称は『マーちゃん』です。
家族が始めてマーちゃんと寝ている時の事です。
マーちゃんは寝ているのに手足を激しく動かして止まらなかったのです。
何かおかしいと思い獣医さんに連れて行きお話ししたところ「元気のいい証拠!」と言ってくれたのですが、注射の時に連れて行った時に同じような動きを見せたので、先生に言ったところ異常である事が判り即検査となりました。
子犬はジステンパーに掛かっていました
そして、引きつけは病気のせいでなっているものでした。。。
。。。ジステンパーになったワンコの生存率は極めて低いのです。
獣医さんからは、病状や今後起こるであろう後遺症の説明をされた後、この子を育てるかお店に返すかと言って迫ってきました。そして。。。
『取り替えるなら、証明書を書きます』と言われました。
・・・『取替える』=売れない子犬は殺処分を意味します。
家族はマーちゃんを手放すなんて事出来る筈も有りませんでした。
この子を抱いた瞬間からもう家族の一員になっていましたから、行き先が知れてる彼を返せる道理がありません。
たとえ明日死ぬかもしれぬ宿命だったとしても、手放すことなど考えもつきませんでした。
それが、この家族とマーちゃんの赤い糸だったのかも知れません。
その家族は病気を承知で子犬を家族に迎える決心をしました。
マーちゃんは病気の為定期健診と薬は欠かせませんでした。
時々、後遺症のてんかん様発作、薬のせいか?膀胱炎になったりもしましたが、見た目はとっても元気で、それでいて全く手の掛からない良い子に成長して行きました。
いつも仲良し♪お友達のはっちゃんです
でも、獣医さんは言います
『ジステンパーが完治する子は1%。しかし、その中でも多くの子は後脚に麻痺が残ってしまう…完治した子の平均寿命5~6歳。他の子みたいに長生きはできないよ!』・・・と。
それでも、家族もマーちゃんも日々を大切に奇跡を信じ過ごしたのです。
そして、マーちゃんは6歳の誕生日を迎えました。記録更新です!
家族の愛が奇跡を生みました。
マーちゃんには他にも奇跡が有りました。
偶々在る大企業の病理のプロジェクトチームが発足されて検体を探していたのと時期を同じくしての病気発覚だった為、検体提供としてチームに加わったのでした。
その為、高額な最先端医療も受ける事が出来たのでした。
元気なマーちゃん。。。時には家族をハラハラさせた事も。。。
ある日、お友達と遊んでいてつぶれたゴムボールを飲み込んでしまったんです!
ゴムボールは胃液を含みお腹の中でパンパンに膨らんでしまいました。
その為開腹手術をする事になったのです。
そんなマーちゃんも今年で8歳を迎えました
ジステンバーになったワンちゃんが麻痺も無いまま8歳を迎える・・・これは1%にも満たない確率です!
幼犬の頃、殺処分をされてもおかしくない状況だったマーちゃんが、病気をも乗り越え、素晴らしい医療技術ともめぐり合い、6歳という余命宣告をも過ぎ去る事が出来たのは『家族の愛の奇跡』・・・それ以外の何ものでもないでしょう。。。
お散歩で会う度優しく接してくれるマーちゃん。。。
幼少時代のきなこが脱走し大騒ぎをした事もマーちゃんは知っているんですよ
いつも穏やかなマーちゃん。。。
でも、きなままは初めてマーちゃんが本気で怒った所を見ました。
それは亡くなるチョッと前の在る日のお山で。。。
お友達とみんなでいる時に偶々他のワンちゃんがマーちゃんのお姉さんにぶつかって、
お姉さんが尻餅をついてしまったんです。
その途端、マーちゃんの顔色が変わり『ウ~!ワンワン!!』と怒ったのです。
その声は誰が聞いても分かる位『ボクの家族に何するんだ!』って言ってました。
思わず熱いものがこみ上げてきました。。。
私がマーちゃんの訃報を聞いたのは亡くなった数日後の事でした。
いつも御近所のシェルティーの『はっちゃん』と一緒にお散歩しているのに、
この日ははっちゃんだけでした。
「あれ?今日は一人?」ときなままが声を掛けると
「ん~。。。マーちゃんお空に逝っちゃったの。。。」とはっちゃんママ。
状況を呑み込むのに少し時間が必要でした。
だって、何の兆候も無かったんですもの。。。泣けって言われても涙も出ません。
マーちゃんの死因は肺水腫でした。
嘔吐か何かの原因で呼吸困難になり、肺に水が溜まってしまったそうです。
それはあっという間の出来事だったそうです。
ご家族は『ジステンバー』で亡くなったのなら諦めもつく。。。でも、何で他の事で逝ってしまうの?!・・・と悔やまれてならないと仰います。
でも、私は思います。
マーちゃんはジステンバーに勝ったのだと。
マーちゃんはジステンバーなんかで死んでたまるもんか!って思ったんだと思います。
もっともっと生きてこの奇跡の記録を更新し続けて欲しかったけど。。。
沢山の人に沢山の優しさをくれたマーちゃん。。。
あなたの検体のお陰でもっともっと良い薬が出来て行き、新たな奇跡が生まれる事を願って止みません。
ありがとね。。。マーちゃん。
今は虹の橋にいるのかな?
* このお話を語り継いで下さる方。。。いらっしゃいましたらどうか御自由にお持ち下さい。
マーちゃんの奇跡のお話は沢山の方に知って頂きたいときなままは思っております。
その為、カテゴリーも『奇跡の犬・マック』として別カテに致しましたのでいつでもマーちゃんに会いに来て下さいね
享年8歳8ヵ月でした。
今日はこのマックの素晴らしい奇跡のお話です。
平成10年10月30日1匹の子犬が誕生しました
数ヶ月してその子犬は、あるショップで売られる事となりました。
ショップに来ていた一人の女性。。。
彼女がその子を見掛けた時、子犬ははうずくまってお尻を見せて眠っていました。
どうしても顔が見たくて気になっていたところ、店員さんが彼女の腕に抱かせてくれたのです。
他の犬には無いオーラを既に感じました。
そして、これが奇跡の始まりだったのかも知れません。
ちょっと元気なさげでしたけど、目を覚ました子犬の眼差しはそれは愛くるしいものでした。
即座に連れて帰る事を決めてしまって、家族に怒られるのではないかと心配でしたが、子犬の優しさあふれる眼差しで、文句の出る余地を与えませんでした。
子犬は男の子。『マック』という名前が付きました。愛称は『マーちゃん』です。
家族が始めてマーちゃんと寝ている時の事です。
マーちゃんは寝ているのに手足を激しく動かして止まらなかったのです。
何かおかしいと思い獣医さんに連れて行きお話ししたところ「元気のいい証拠!」と言ってくれたのですが、注射の時に連れて行った時に同じような動きを見せたので、先生に言ったところ異常である事が判り即検査となりました。
子犬はジステンパーに掛かっていました
そして、引きつけは病気のせいでなっているものでした。。。
。。。ジステンパーになったワンコの生存率は極めて低いのです。
獣医さんからは、病状や今後起こるであろう後遺症の説明をされた後、この子を育てるかお店に返すかと言って迫ってきました。そして。。。
『取り替えるなら、証明書を書きます』と言われました。
・・・『取替える』=売れない子犬は殺処分を意味します。
家族はマーちゃんを手放すなんて事出来る筈も有りませんでした。
この子を抱いた瞬間からもう家族の一員になっていましたから、行き先が知れてる彼を返せる道理がありません。
たとえ明日死ぬかもしれぬ宿命だったとしても、手放すことなど考えもつきませんでした。
それが、この家族とマーちゃんの赤い糸だったのかも知れません。
その家族は病気を承知で子犬を家族に迎える決心をしました。
マーちゃんは病気の為定期健診と薬は欠かせませんでした。
時々、後遺症のてんかん様発作、薬のせいか?膀胱炎になったりもしましたが、見た目はとっても元気で、それでいて全く手の掛からない良い子に成長して行きました。
いつも仲良し♪お友達のはっちゃんです
でも、獣医さんは言います
『ジステンパーが完治する子は1%。しかし、その中でも多くの子は後脚に麻痺が残ってしまう…完治した子の平均寿命5~6歳。他の子みたいに長生きはできないよ!』・・・と。
それでも、家族もマーちゃんも日々を大切に奇跡を信じ過ごしたのです。
そして、マーちゃんは6歳の誕生日を迎えました。記録更新です!
家族の愛が奇跡を生みました。
マーちゃんには他にも奇跡が有りました。
偶々在る大企業の病理のプロジェクトチームが発足されて検体を探していたのと時期を同じくしての病気発覚だった為、検体提供としてチームに加わったのでした。
その為、高額な最先端医療も受ける事が出来たのでした。
元気なマーちゃん。。。時には家族をハラハラさせた事も。。。
ある日、お友達と遊んでいてつぶれたゴムボールを飲み込んでしまったんです!
ゴムボールは胃液を含みお腹の中でパンパンに膨らんでしまいました。
その為開腹手術をする事になったのです。
そんなマーちゃんも今年で8歳を迎えました
ジステンバーになったワンちゃんが麻痺も無いまま8歳を迎える・・・これは1%にも満たない確率です!
幼犬の頃、殺処分をされてもおかしくない状況だったマーちゃんが、病気をも乗り越え、素晴らしい医療技術ともめぐり合い、6歳という余命宣告をも過ぎ去る事が出来たのは『家族の愛の奇跡』・・・それ以外の何ものでもないでしょう。。。
お散歩で会う度優しく接してくれるマーちゃん。。。
幼少時代のきなこが脱走し大騒ぎをした事もマーちゃんは知っているんですよ
いつも穏やかなマーちゃん。。。
でも、きなままは初めてマーちゃんが本気で怒った所を見ました。
それは亡くなるチョッと前の在る日のお山で。。。
お友達とみんなでいる時に偶々他のワンちゃんがマーちゃんのお姉さんにぶつかって、
お姉さんが尻餅をついてしまったんです。
その途端、マーちゃんの顔色が変わり『ウ~!ワンワン!!』と怒ったのです。
その声は誰が聞いても分かる位『ボクの家族に何するんだ!』って言ってました。
思わず熱いものがこみ上げてきました。。。
私がマーちゃんの訃報を聞いたのは亡くなった数日後の事でした。
いつも御近所のシェルティーの『はっちゃん』と一緒にお散歩しているのに、
この日ははっちゃんだけでした。
「あれ?今日は一人?」ときなままが声を掛けると
「ん~。。。マーちゃんお空に逝っちゃったの。。。」とはっちゃんママ。
状況を呑み込むのに少し時間が必要でした。
だって、何の兆候も無かったんですもの。。。泣けって言われても涙も出ません。
マーちゃんの死因は肺水腫でした。
嘔吐か何かの原因で呼吸困難になり、肺に水が溜まってしまったそうです。
それはあっという間の出来事だったそうです。
ご家族は『ジステンバー』で亡くなったのなら諦めもつく。。。でも、何で他の事で逝ってしまうの?!・・・と悔やまれてならないと仰います。
でも、私は思います。
マーちゃんはジステンバーに勝ったのだと。
マーちゃんはジステンバーなんかで死んでたまるもんか!って思ったんだと思います。
もっともっと生きてこの奇跡の記録を更新し続けて欲しかったけど。。。
沢山の人に沢山の優しさをくれたマーちゃん。。。
あなたの検体のお陰でもっともっと良い薬が出来て行き、新たな奇跡が生まれる事を願って止みません。
ありがとね。。。マーちゃん。
今は虹の橋にいるのかな?
* このお話を語り継いで下さる方。。。いらっしゃいましたらどうか御自由にお持ち下さい。
マーちゃんの奇跡のお話は沢山の方に知って頂きたいときなままは思っております。
その為、カテゴリーも『奇跡の犬・マック』として別カテに致しましたのでいつでもマーちゃんに会いに来て下さいね