英語の諺にこんなものがあります。May God defend me from my friends, I can defend myself from enemies.「友から私を守りたまえ。敵なら自分で守れますから」……。
利害関係がはっきりした他人よりも、友人が扱いにくいということがありますね。友人との”しがらみ”で、言いたいことも言えない、つい不本意な同意や行動を余儀なくされる……といったケースがあります。
ニューヨーク生活では、言葉の障壁からニューヨーカーと意見や考え方が違っても「まぁ、いいか(面倒くさいや)」と妥協することもありました。それでも人間同士ですから感情がぶつかることもあって、英語で口ゲンカができれば英語力も一人前だと、私もがんばった(?)こともありましたね。
●just in case
寝入りばなに友だちのメアリーからあなたあてに突然の電話 …… I have to wake up early tomorrow morning. Will you give me a morning call at six, just in case?「明日朝、早起きしなきゃいけないの。念のため6時に目覚ましコールしてくれない?」。
頼まれたあなた、寝ぼけながら OK, but just in case, will you call me just before six?「いいわよ。でも念のため、6時ちょっと前に電話してね……」。
just in case は「万一の念のため」で、前回の just to be sure は「事実確認の念のため」の違いですね。
●How dare you ...?
でも、寝入りばなを襲われたあなたは、How dare you ....? Why do I have to wake up before six?「よっく言うよ! なんで私が6時前に起きなきゃならないの?」って怒るかも。How dare you ...? は、How dare you say such a thing? で「よくそんなことが言えるわね」。
How dare! だけなら「よくまぁ!(絶句)」という感じ。dare は「あえて……する」で、発音はデア(my dear ... のほうはディア)。
●go too far
「親しき仲にも礼儀あり」。英語では The courtesies matter, even between friends. と固い表現になりますが(matter は動詞で「重要だ」)、“自己チュー”をたしなめるときは、You go too far. 「あなた、やりすぎよ」がぴったり。You went too far. だと「やってくれたわね」……リベンジがありそう。
●I can't stand it anymore!
だんだん険悪な雰囲気に……「もうっ、こんなのイヤ!」は、I can't stand it anymore! です。この場合の it は「こんな状態、関係、環境、生活」。stand は立ってこらえることから「我慢する」になります。
●dos and don'ts
「やっていいこと、悪いこと」つまり「べしとべからず」をまとめたマニュアルを Dos and Don'ts(do、don't の複数形)と言います。Mind your dos and don'ts!「やっていいこと悪いこと、あるでしょ!」。
●It can't be helped.
やさしいあなたのことですから、妥協してみましょうか。It can't be helped. は文字どおりだと“救いようのない”ですが、そこまで深刻でなくても、あきらめっぽいことであれば、It can't be helped.「しようがない」「ま、いっか」とまで譲る表現になります。OK, I'll call you at six, tomorrow morning.
●I'm counting on you.
Really? I'm really counting on you. Then, go to bed. Good night! ... (click!) 「ホント? 頼りにしてる。もう寝て。おやすみ!」……メアリー、ガチャン(click!)と電話を切る。
これじゃ思わず shrug(肩をすくめるしぐさ)しちゃいます。count は「数える、数に入れる」で、count on「頼りにする」。
はは……妥協も必要でしょうが、この友人関係、長くは続かないでしょうねぇ。




利害関係がはっきりした他人よりも、友人が扱いにくいということがありますね。友人との”しがらみ”で、言いたいことも言えない、つい不本意な同意や行動を余儀なくされる……といったケースがあります。
ニューヨーク生活では、言葉の障壁からニューヨーカーと意見や考え方が違っても「まぁ、いいか(面倒くさいや)」と妥協することもありました。それでも人間同士ですから感情がぶつかることもあって、英語で口ゲンカができれば英語力も一人前だと、私もがんばった(?)こともありましたね。
●just in case
寝入りばなに友だちのメアリーからあなたあてに突然の電話 …… I have to wake up early tomorrow morning. Will you give me a morning call at six, just in case?「明日朝、早起きしなきゃいけないの。念のため6時に目覚ましコールしてくれない?」。
頼まれたあなた、寝ぼけながら OK, but just in case, will you call me just before six?「いいわよ。でも念のため、6時ちょっと前に電話してね……」。
just in case は「万一の念のため」で、前回の just to be sure は「事実確認の念のため」の違いですね。
●How dare you ...?
でも、寝入りばなを襲われたあなたは、How dare you ....? Why do I have to wake up before six?「よっく言うよ! なんで私が6時前に起きなきゃならないの?」って怒るかも。How dare you ...? は、How dare you say such a thing? で「よくそんなことが言えるわね」。
How dare! だけなら「よくまぁ!(絶句)」という感じ。dare は「あえて……する」で、発音はデア(my dear ... のほうはディア)。
●go too far
「親しき仲にも礼儀あり」。英語では The courtesies matter, even between friends. と固い表現になりますが(matter は動詞で「重要だ」)、“自己チュー”をたしなめるときは、You go too far. 「あなた、やりすぎよ」がぴったり。You went too far. だと「やってくれたわね」……リベンジがありそう。
●I can't stand it anymore!
だんだん険悪な雰囲気に……「もうっ、こんなのイヤ!」は、I can't stand it anymore! です。この場合の it は「こんな状態、関係、環境、生活」。stand は立ってこらえることから「我慢する」になります。
●dos and don'ts
「やっていいこと、悪いこと」つまり「べしとべからず」をまとめたマニュアルを Dos and Don'ts(do、don't の複数形)と言います。Mind your dos and don'ts!「やっていいこと悪いこと、あるでしょ!」。
●It can't be helped.
やさしいあなたのことですから、妥協してみましょうか。It can't be helped. は文字どおりだと“救いようのない”ですが、そこまで深刻でなくても、あきらめっぽいことであれば、It can't be helped.「しようがない」「ま、いっか」とまで譲る表現になります。OK, I'll call you at six, tomorrow morning.
●I'm counting on you.
Really? I'm really counting on you. Then, go to bed. Good night! ... (click!) 「ホント? 頼りにしてる。もう寝て。おやすみ!」……メアリー、ガチャン(click!)と電話を切る。
これじゃ思わず shrug(肩をすくめるしぐさ)しちゃいます。count は「数える、数に入れる」で、count on「頼りにする」。
はは……妥協も必要でしょうが、この友人関係、長くは続かないでしょうねぇ。



